リンクジョーカー/Link Joker [編集]
概要 [編集]
「虚無」の化身にして異界から現れた侵略者の集団。
《リンクジョーカー》FVプレゼントキャンペーンで初出し(実質的な初出は侵略の星輝兵となる)、ブースターパック「黒輪縛鎖」から本格的な強化が行われている。
「呪縛」によって相手のリアガードを封じて無力化・妨害することを得意としている。
フィールドにいるユニットを裏向きの特殊な状態にする「呪縛」や「デリート」、相手のトリガー効果の変更、効果によってゲームに勝利する能力等、その他のクランには存在しない独自の能力を多く有しており、「反転」と「常識の逸脱」をテーマにしており、特異なクランとして存在感を放っている。
属するカードは他星の歪められた存在や、それらのデータを元にした人工生命体などで構成されている。
また、“リンクジョーカーが関与している存在”という意味ではクレイ現住の存在を歪めた反転体「Я」が存在するが、基本的にこれらはリンクジョーカーには属していない(設定上は「Я」ではない《星輝兵 “Я” クレイドル》、逆に設定上のみ「Я」である《星輝兵 ブラスター・ジョーカー》が属している)。
背景設定上では、侵略者“リンクジョーカー”の先兵《星輝兵》、遊星ブラントに住まう異形の存在《根絶者》、創世神「メサイア」の「調和と再生」の意思によって再生された新世代の“リンクジョーカー”、これら3つの勢力が存在する。
- 「聖竜紀」時代の背景ストーリーでは、「星輝大戦」を引き起こして、クレイを二度にわたって大規模侵攻を繰り返すものの、いずれも失敗に終わり、クレイの大地に溶けた個体が、慈悲を見せた創世神「メサイア」よって、正式なクレイの生命体として蘇生された。
- メサイアに再生された「新聖紀」時代の新世代のリンクジョーカーは、生きるためのエネルギーになる精霊が足りずひっそりと暮らしていた故に、他クランの極一部の者しか存在は知られていなかった。
- 「天輪聖紀」におけるブラントゲートの特殊部隊「柩機」やファイア・レガリスの研究者「エバ」は、惑星クレイの生命として受け入れられた彼らの末裔であり、この時代以後では普通に受け入れられている模様。
- 属するカードは、〈エイリアン〉や〈メサイア〉に属するものを除き、赤黒い色をした、輪または球体のような物体が描かれているのが多々見られる。
- 属するカードは〈エイリアン〉、〈ヒューマン〉、〈メサイア〉に属するものを除く全てが概ね機械的かつ無機質な外見で、白を基調とした黒い外殻に赤黒いラインが走るデザインが共通している。
- カード名のネーミングは科学(特に元素や宇宙関係、論理)や不吉な単語が大半を占める。
- このクラン固有の種族は全て「電脳」を意味する英単語「cyber」を冠した専用種になっている。
- 設定上、惑星ブラントに飲み込まれた存在とされる「根絶者」に属するものは一律で〈エイリアン〉となっている。
- 「リングジョーカー」は誤用である。もっとも演出において赤と黒のオーラとリングが強調され、呪縛時にユニットを縦横に囲むなど印象的に使われているその特徴から誤認する人も多い。
- アニメにおいては自身の名を冠した「リンクジョーカー編」において、リンクジョーカーの力を与えられ“リバース”した「リバースファイター」と呼ばれるファイターが使用。このリバースファイターに敗北したファイターもまた、自分の力を抑えられなくなりリバースしてしまう。
- ただし、リバースファイターとなった者は平時に使用しているクランのデッキに「Я」を含むカードを加えているというケースが多く、実際にリンクジョーカークランデッキを使用していたのは、リンクジョーカーの化身となった立凪タクト、ファーストリバースファイターとなった櫂トシキ、加えて立凪スイコの3人だけである。
- リバースファイターの外見的な特徴として、額に影が差し、瞳が変化(暴走状態ではハイライトが消失、自意識を残している場合は赤い光が追加)。それに加えて切り札の使用時等に目元に血涙のような紋様が現れる。紋様はリバースファイターによって細部でデザインが異なっている場合もある。また、リンクジョーカーの力を強く所持している場合、ファイト開始と同時に周囲が宇宙空間のような景色に上書きされる。
- 「レギオンメイト編」では、かつて宮地学園カードファイト部の一員として戦ってきた立凪コーリン、聖域に封印されている先導アイチ、そしてカトルナイツの一人であるラウル・セラが使用。セラは当初所持していることを隠していた。
なお、レギオンメイト編ではリバースファイターという概念は存在せず、これに敗れても“リバース”はしない。
- 漫画版や2018年版アニメ、ならびに劇場版「カードファイト!! ヴァンガード ネオンメサイア」では伊吹コウジが「根絶者」を使用している。
虚無(ヴォイド) [編集]
背景設定上においては、クレイ誕生以前から宇宙に存在する、無限のエネルギーと全ての可能性を内包し、生まれた「世界」を飲み込み常に「無(虚無)」に還す概念である。
その傾向は、一度還そうとするだけでなく、何度でも世界が滅ぶまで繰り返すことから、惑星クレイのユニット達が恐れる脅威として登場している(その言葉とは裏腹に、いまの世界を生み出すもとになったのも「虚無」が存在しているおかげである)。
リンクジョーカーやギーゼなどの邪悪な化身を介して世界に調和を脅かそうとする力も備えており、眷属なる敵の勢力並びに破壊者の側の力として、しばしば挙げられているが、ただ一つの可能性で安定する力(いわゆる、調和)に対して、常に多様な可能性にある状態に戻そうとする力であって、「虚無」自身が完全なる「悪」ではないと《封焔の巫女 バヴサーガラ》の「ユニットストーリー」(今回の一口用語メモ)で明かされており、極めて特殊な立場にある存在とも言える。
《並列する根絶者 ゲヰール》のフレーバーテキストに「虚無に、終焉など無い」という表記が見られることから、惑星クレイが存在する限りその概念ともいえるものは存在し続けると言える(そのためリンクジョーカーやギーゼなどを退くだけでは倒せない≒負の思念があるため世界が滅ぶまで何度でも繰り返されると解釈できる)。
- アニメにおける「虚無」
2011年版アニメではキャラクター(および、リンクジョーカーの別名義)としても登場しているが、背景ストーリーにおける存在とは設定がやや異なっている。
- 「アジアサーキット編」では蒼龍レオンを唆し、アクアフォースを復活させる代わりにロイヤルパラディン、シャドウパラディン、かげろうの3クランを封印させていた。この時はアイチによって退けられたが、続く「リンクジョーカー編」では立凪タクトの肉体をハッキングして乗っ取り、リバースファイターを増やして「ゲート」を開き星輝兵のユニットを地球に呼び込もうと目論んだ。
- 手始めにタクトを乗っ取り櫂トシキを撃破、力への渇望に付け込んでリバースさせる。その後宮地学園のコンピューター室に干渉、長代マキをリバースさせることで密かに宮地学園内のファイターをリバースさせ、アイチの知らないところで次々と手駒を増やしていた。最終的にはレオンの協力を受けた本物のタクトを破りその力を奪ったが、アイチに敗れタクトの道連れにされる形で消滅した。
- しかし「レギオンメイト編」では、「リンクジョーカー編」でアイチに敗北した際、アイチの体に「シード」を宿していたことが発覚している。これにより、仮にアイチがファイトで敗れた場合はその相手に移り、その相手が敗れればさらに……という流れでより強いファイターに宿り続け、最終的にファイターを乗っ取り復活する布石を打っていた。
- アイチはこれを防ぐため、月の宮を作り上げて自らを封印することを決意したが、最終的にはアイチの体内からはじき出されたシードが《ブラスター・ブレード・探索者》により分断され、「寛容と覚悟を持った未来のファイター」に宿ることになった[1]。
- これによりシードはファイターを乗っ取る能力を失い、宿主が同じ「寛容と覚悟を持ったファイター」と戦えばさらに分裂してそのファイターにも宿り、将来的には全てのファイターがシードを宿すことでクレイとの共存に成功し、新たなクランとして迎えられるだろうことが語られている。
- タクトを乗っ取った「本人の意志を抑えつけ、ユニットが乗っ取る」という方法が後の『G NEXT』以降における使徒によるディフライドの構造に近いことや、アクアフォースを復活させた理由が語られていないことから、この「虚無」の正体は《破壊の竜神 ギーゼ》の意志、ないしはその使徒ではないかと考えられる。
- 漫画版(2018年版アニメ)では、「虚無」という存在そのものは一切言及されておらず(一応リンクジョーカー自体は存在している)、また関連性は特に触れられていないが、遊星ブラントの化身として立凪タクトの肉体を乗っ取った「ディスティニーコンダクター」や、PSYクオリアを感染させることで、ユニット達にファイターを経由して自陣に引き込む「PSYクオリアゾンビ」(「リンクジョーカー編」におけるリバースに該当)が登場している。
この世界では背景ストーリーでの「星輝大戦」が起きていない為か、「メサイア・スクランブル」が何の説明も無く始まった(遊星ブラントによるクレイへの直接な侵略攻撃が始まった)流れになっている。
- 世界観が異なる為か、「overDress」を始まりに据えたDシリーズのアニメでは、「虚無」についての言及がない。
種類別(overDressシリーズ) [編集]
Gユニット [編集]
―パワー15000+ / シールドなし / クリティカル1
グレード3 [編集]
―パワー13000 / シールドなし / クリティカル1
グレード2 [編集]
―パワー10000 / シールド5000 / クリティカル1
グレード1 [編集]
―パワー8000 / シールド5000 / クリティカル1
―パワー6000 / シールド0 / クリティカル1
グレード0 [編集]
―パワー6000 / シールド5000 / クリティカル1
種類別(新シリーズ) [編集]
グレード4 [編集]
―パワー30000 / シールドなし / クリティカル1
―パワー14000 / シールドなし / クリティカル1
グレード3 [編集]
―パワー13000 / シールドなし / クリティカル1
―パワー10000 / シールドなし / クリティカル1
―パワー0 / シールドなし / クリティカル1
グレード2 [編集]
―パワー10000 / シールド10000 / クリティカル1
―パワー10000 / シールド5000 / クリティカル1
―パワー9000 / シールド5000 / クリティカル1
―パワー8000 / シールド5000 / クリティカル1
―パワー7000 / シールド15000 / クリティカル1
グレード1 [編集]
―パワー8000 / シールド10000 / クリティカル1
―パワー7000 / シールド10000 / クリティカル1
―パワー7000 / シールド0 / クリティカル1
―パワー6000 / シールド10000 / クリティカル1
―パワー5000 / シールド10000 / クリティカル1
グレード0 [編集]
―パワー6000 / シールド10000 / クリティカル1
クリティカルトリガー [編集]
―パワー5000 / シールド30000 / クリティカル1 / パワー+10000
―パワー5000 / シールド15000 / クリティカル1 / パワー+10000
ドロートリガー [編集]
―パワー5000 / シールド5000 / クリティカル1 / パワー+10000
―パワー5000 / シールド0 / クリティカル1 / パワー+10000
ヒールトリガー [編集]
―パワー10000 / シールド15000 / クリティカル1 / パワー+10000
―パワー5000 / シールド20000 / クリティカル1 / パワー+10000
種類別(旧シリーズ) [編集]
Gユニット [編集]
―パワー15000+ / シールドなし / クリティカル1
―パワーなし / シールド15000 / クリティカルなし
グレード3 [編集]
―パワー11000 / シールドなし / クリティカル1
―パワー10000 / シールドなし / クリティカル1
グレード2 [編集]
―パワー10000 / シールド5000 / クリティカル1
―パワー9000 / シールド5000 / クリティカル1
―パワー8000 / シールド5000 / クリティカル1
―パワー7000 / シールド5000 / クリティカル1
グレード1 [編集]
―パワー8000 / シールド5000 / クリティカル1
―パワー7000 / シールド5000 / クリティカル1
―パワー6000 / シールド5000 / クリティカル1
―パワー6000 / シールド0 / クリティカル1
―パワー5000 / シールド5000 / クリティカル1
グレード0 [編集]
―パワー6000 / シールド10000 / クリティカル1
―パワー5000 / シールド10000 / クリティカル1
―パワー4000 / シールド10000 / クリティカル1
クリティカルトリガー [編集]
―パワー5000 / シールド10000 / クリティカル1 / パワー+5000
―パワー4000 / シールド15000 / クリティカル1 / パワー+10000
―パワー4000 / シールド10000 / クリティカル1 / パワー+5000
ドロートリガー [編集]
―パワー5000 / シールド5000 / クリティカル1 / パワー+5000
―パワー4000 / シールド5000 / クリティカル1 / パワー+5000
スタンドトリガー [編集]
―パワー5000 / シールド10000 / クリティカル1 / パワー+5000
―パワー4000 / シールド10000 / クリティカル1 / パワー+5000
ヒールトリガー [編集]
―パワー5000 / シールド10000 / クリティカル1 / パワー+5000
―パワー4000 / シールド10000 / クリティカル1 / パワー+5000
関連リンク [編集]