立凪タクト [編集]
立凪タクト(たつなぎ たくと)は「カードファイト!!ヴァンガード」の登場人物。アニメでの声優は高垣彩陽。
概要 [編集]
ヴァンガードと深い関わりを持つ立凪財閥の総帥で、神秘的な雰囲気を纏った少年。
兄の立凪ノームより強力な能力を持ち、立凪財閥の総帥として君臨している。
本来、惑星クレイと地球の繋がりを静観する立場にある立凪家の掟を破り、自ら問題を対処しようとする。
ウルトラレアの3人とは仲が良いようだが、実は記憶を消したうえで脅迫及び誘拐に近い行為を行っているなどえげつない面もある。
一方で、当初は駒として呼び出したが、後に情が移ったらしい描写もされている。
経歴 [編集]
アニメ初期では雀ヶ森レンの回想にて一瞬だけその後と変わらぬ姿で登場。ただし、台詞は一切なく、何故その場にいたかも不明である。
「アジアサーキット編」から本格的な登場となり、VFサーキットの主催を務める。ファイトが終わった瞬間クランを消失させる、PSYクオリアの発現を導くなど超常的な現象を起こし暗躍していたが、それらは全て「VFサーキットを通じて先導者に相応しいファイターを集め、惑星クレイをヴォイドの侵略から救い、三英雄を解放する」という目的のためだった。
PSYクオリアの力を失っていたアイチとレンの力を再び戻し、クリストファー・ロウのPSYクオリアを覚醒、PSYクオリアを持っている蒼龍レオンを招き、この4人の在籍するチームを惑星クレイに転送した。
しかし、蒼龍レオン率いるチームドレットノート?はヴォイドの協力者であり、裏切られて一時的に力を失ってしまう。
更にクリストファー・ロウは力に溺れ暴走して敵対したので、残るチームQ4とチームNAL4に2つの世界の命運を託すこととなる。
彼自身の意識も惑星クレイから干渉を受けていたと思われ、彼の額にあった《灼熱の獅子 ブロンドエイゼル》と同じ形の印は「アジアサーキット編」終了時には消失している。
「リンクジョーカー編」では立凪財閥の総帥という立場からウルトラレアを後援し、彼女らを学校に通わせるなどしていたが、リンクジョーカーの再度の侵略によって己の意識を奪われて精神のみを惑星クレイに幽閉され、その肉体はリンクジョーカーの尖兵と化してしまう。その後、クレイからの呼びかけに応えた蒼龍レオンによって救出され、レオンと共に自らも戦いに臨んだが、敗北し吸収されてしまった。先導アイチがリンクジョーカーを倒した後、リンクジョーカーを道連れに消滅した。
劇場版「ネオンメサイア」では、経緯は不明ながら復活しており、根絶者の本拠地「遊星ブラント」を回避するために《ハーモニクス・メサイア》を目覚めさせようとトーナメントを開いている。
その後《ブラスター・ブレード》を復活させるために先導アイチと50回近くファイトした。
漫画/2018年版アニメ(高校生編)においても、旧アニメ初期相当のエピソードが終わるとPSYクオリア使いを監視する目的を持つコンサートマスターという役職でウルトラレアと共に登場している。
雀ヶ森レンからは「異質」と評されており、他人を道具扱いする性格ゆえかレンや伊吹コウジからは嫌われている。
伊吹の正体を暴く為に対戦するがデリートの前に呆気なく敗れ、ディスティニーコンダクターに体を乗っ取られている。本人はライドの逆の原理で憑依していると述べており、アニメ「ヴァンガードG」の後半におけるディフライドに相当するものと思われる。
伊吹と目的が共通しているらしく、共闘する姿勢だが向こうからは興味を持たれていない。
遊星ブラントの化身ともいえるディスティニーコンダクターとなってからはレンに「異様」と評されており、ウルトラレアを用いてPSYクオリアゾンビを増やし、先導アイチや戸倉ミサキ、雀ヶ森レンも手中に収めているが、伊吹によるアイチのデリートで、アイチらは支配下から脱している。
アイチとのファイトに敗北することで、「ディスティニーコンダクター」から解放された。
「カードファイト!!ヴァンガードG」シリーズでは一切登場しておらず、タクト自身がどうなったのかは不明。「G NEXT」では、既に立凪財閥の総帥から退いており、後任を兄である立凪ノームが務めている。
同様に2018年版の「続・高校生編」でも当財閥総帥の後任にノームが務めた一方で、タクト自身は滅多に姿を現さなかった。
「外伝イフ-if-」では、伊吹達よりも先に最初に「if(もしもの)」世界を発見し、コーリンと共にifの世界に赴いて原因を探っていたが、そのままサンクチュアリに囚われてしまい、殆どの力を失う。なおこの時、マスク・ザ・ダーク(雀ヶ森レン)は失踪した彼の捜索を行うためにノームが送り込んでいたことが判明している。
人間関係 [編集]
- ウルトラレア
- 自身の手駒として使うために集め、記憶を操作している。
- 伊吹コウジ
- 漫画版及び2018年版アニメにて共闘を持ち掛けるも断られている。
- 旧アニメ版では直接的な関わりは薄い。
デッキ構成 [編集]
主な使用カード [編集]
戦績 [編集]
アニメ「リンクジョーカー編」 [編集]
アニメ「リンクジョーカー編」通算成績:3戦2勝1敗
劇場版「ネオンメサイア」 [編集]
劇場版「ネオンメサイア」通算成績:1戦0勝1敗
話数 | 対戦相手 | 勝敗 | 備考 |
メサイアスクランブル |
| 先導アイチ | 敗北 | 50戦以上勝利の後敗北 |
漫画版 [編集]
漫画版通算成績:3戦1勝2敗
話数 | 対戦相手 | 勝敗 | 備考 |
7巻 |
---|
立凪邸 室内 |
#036 | 伊吹コウジ | 次巻に続く | |
8巻 |
---|
立凪邸 室内 |
#037 | 伊吹コウジ | 敗北 | |
11巻 |
---|
立凪邸 庭園 |
#059-#060 | 雀ヶ森レン | 勝利 | 立凪タクト「ディスティニーコンダクター」 |
12巻 |
---|
立凪邸 庭園 |
#067-#073 | 先導アイチ | 敗北 | 立凪タクト「ディスティニーコンダクター」 |
関連リンク [編集]