デリート/Delete [編集]

 ヴァンガードを裏にし、デリート状態にする特定行動

(デリートされたユニットは裏向きになり、パワーが0でテキストを失う。持ち主のターンの終わりに表に戻る)
ヴァンガードがデリートされると、ヴァンガードのカードは裏向きになり、パワーと能力テキストを失ってしまう。
つまり、デリートされてしまうと、パワー0、能力なしで戦うことになってしまうのだ。
デリートされたヴァンガードは、別のユニットにライドした時か、自分のターンの終了時に表に戻る。
パワーと能力以外の情報は、デリート前のカードのものを参照するので、グレード3のユニットがデリートされた場合は、グレード3以上のユニットにライドできるぞ。
また、デリートされたユニットはパワー0だが、アタックしたり、ブーストされたりはできる。クリティカルやツインドライブ!!なども失われないぞ。
ヒットさせるのは難しいが、あきらめずにファイトだ。

 デリートされて裏向きとなったヴァンガードは「デリート状態」となり、「元々のパワー0、能力なし」のユニットとして扱われる。
 それ以外の情報、つまりカード名グレードクランスキルアイコン種族クリティカルといった情報は元々のものを参照し、ライドされたり、アタックしたり、ブーストされたり等も行える(スタンドレスト状態の情報も保持している)。
 双闘状態のヴァンガードがデリートされても、双闘しているという情報は失われない。

 同じくフィールドにいるユニットを裏向きにする特定行動である呪縛とは、テキストとパワー以外の情報は基本的に表向きと同一となるという点で異なっている。

 デリート状態のユニットターンファイターエンドフェイズ開始直後(呪縛カード解呪や、ハーツカードの非ハーツ化と同じタイミング)に表向きにされ、元々のパワーとテキストを取り戻し、元通りの状態となる。
 解呪や非ハーツ化と同様、これは登場としては扱われない。

 他のカードがデリート状態のユニットライドする場合、ライドするユニットはデリート状態を引き継がずにヴァンガードサークルに表向きで置かれ、デリート状態でライドされたユニットは表向きでソウルに置かれる。
 ただし、ライドする時点ではまだデリート状態なので、ブレイクライドのような「ライドされる側のユニット自動能力」は誘発しない。

 デリート状態のユニットがいるヴァンガードサークルGユニット超越する場合、超越するGユニットはデリート状態を引き継がずにヴァンガードサークルに表向きで置かれ、ハーツ化されたカードは配置上、表向きスタンド状態となる。
 ノーマル超越が多くのデッキにおいて簡単に行える行動で、かつ多くの場合において戦術上有効な動きである以上、デリートしても相手ターンではほぼ損失なしでデリートを解除されてしまうことになりやすい。
 一応、超越した時点での元々のヴァンガードはデリート状態なので、《星輝兵 カオスブレイカー・クライシス》《星輝兵 カオスブレイカー・クローズ》のような「Gユニット超越した時に誘発する自動能力」の誘発を不可能にすることはできる。

 デリート状態のユニットが失うのはあくまでそのカード自身に元々記載されているパワー能力であり、デリート状態のユニットに新たにパワー能力を与えることはできる。

 ヴァンガードが2ターンもの間「パワー0、能力なし」の状態となるため、デリートされた側は相手からのヴァンガードへのアタックではシールドの大量消費を余儀なくされ、ヴァンガードによるアタックも何らかのパワー増加効果ブーストを駆使しなければヒットが狙えなくなり、ヴァンガードのテキストに書かれている能力が使えなくなるためそれを起点とする戦術の大きな妨げとなる。

  • 凶星の根絶者初出の特定行動で、2014年8月22日に、公式サイトに設けられた特設ページにて詳細が発表された。
    • 元々は漫画版「カードファイト!! ヴァンガード」初出のギミックだが、漫画版におけるデリートは(厳密なルール的描写はないが)「ヴァンガードを(設定上、ファーストヴァンガードに憑依する前の)か弱い霊体に戻す」という、TCGにおけるデリートの仕様とは少々異なる演出だった。また、「ソウルが全てドロップゾーンに置かれる」という機能もあった。
    • 一方、劇場版「ネオンメサイア」においてはヴァンガードとなっているユニットの魂のようなものを握り潰す、ユニットを分解するかのような演出が取られている。
    • また、漫画版・劇場版「ネオンメサイア」のいずれにおいてもこのギミックを用いて勝利した際には「デリート・エンド」という台詞が用いられている。これによって各クランの「先導者」が敗北した場合、分身となるユニットが使用不能となり、そのクランのカードは全て、他人の所有するものも含めて白紙化するという恐るべき作用があった。

関連カード(新シリーズ) [編集]

―効果で、相手のヴァンガードをデリートする

―相手のヴァンガードがデリートされた時

―相手のヴァンガードがデリートされているなら

関連カード(旧シリーズ) [編集]

―効果で、相手のヴァンガードをデリートする

―相手のヴァンガードがデリートされた時

―相手のヴァンガードがデリートされているなら

FAQ [編集]

Q.デリートされたヴァンガードは、何ができないのですか?
A.テキストに書いてある能力の発動ができなくなります。
それ以外のこと、例えば、別のユニットにライドしたり、アタックしたり、ブーストされたりすることはできます。
デリートされたユニットが持っていた「ツインドライブ!!」も失われません。
Q.双闘しているヴァンガードがデリートされました。どうなりますか?
A.2枚のカードを裏向きにして並べてください。&br;両方のカードのパワーが0になり、テキストが失われます。
ただし「双闘している」という情報は失われません。自分のターンの終了時に両方のカードが双闘している状態で表に戻ります。
ライドした場合は、両方のカードがソウルに置かれ、表に戻ります。
Q.デリートされたユニットを、パワー6000のユニットでブーストし、パワー11000の相手ユニットにアタックしました。
ドライブチェックのトリガーで、パワーを+5000した場合、アタックはヒットしますか?
A.はい。デリートは、カードに書いてあるパワーが0になる能力なので、ブーストや能力によるパワーの増減は、通常通り解決します。
また、クリティカルは変化しませんので、アタックがヴァンガードにヒットすれば、ダメージを与えられます。
Q.「マジェスティ・ロードブラスター」がデリートされた時、リアガードの「忠義の騎士 べディヴィア」の能力は有効ですか?
A.はい。デリートされたヴァンガードのカード名、グレード、クラン、国家などの情報は、元のカードのものを参照します。
Q.グレード3のユニットがデリートされました。ライドフェイズにグレード2のユニットにライドして、表に戻すことはできますか?
A.いいえ、できません。デリートされたヴァンガードのカード名、グレード、クラン、国家などの情報は、
元のカードのものを参照するため、グレード3以上のユニットしかノーマルライドできません。
Q.デリートされたヴァンガードの下にあるソウルはどうなりますか?
A.デリートされても、ソウルは移動しません。ソウルブラストや枚数の参照は、通常通り行えます。
Q.ブレイクライド能力を持つユニットがデリートされました。ライドして表になったら、ブレイクライド能力は有効ですか?
A.いいえ。ライドされた時にはテキストを失っている状態なので、能力が誘発しません。
Q.リアガードがデリートされることはありますか?
A.デリートする対象はヴァンガードに限られているため、リアガードはデリートされません。
Q.デリートされた裏向きのカードを見ることはできますか?
A.はい、双方のファイターが確認することができます。相手のカードを触るときには、丁寧に扱いましょう。
Q.デリートされたヴァンガードが『拘束』の能力を持っていた場合、アタックはできますか?
A.はい。テキストに書いてある能力が失われるため、『拘束』や『盟主』なども失われます。
Q.デリートが解除された時、そのユニットの「登場した時」の能力は使えますか?
A.いいえ。デリートが解除された時は、「登場した時」にはあたりません。

関連リンク [編集]