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ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト) |
リンクジョーカー - エイリアン パワー6000 / シールド0 / ☆1 |
【永】:守護者(守護者はデッキに4枚までしか入れることができない) 【自】:[あなたの手札から1枚選び、捨てる] このユニットが手札から(G)に登場した時、コストを払ってよい。払ったら、あなたのアタックされているヴァンガードを1枚まで選び、そのバトル中、そのユニットは、ヒットされない。さらに、あなたのドロップゾーンに「染み渡る根絶者 ヱンダー」があり、相手のヴァンガードがデリートされているなら、そのターンの終了時、相手のヴァンガードをすべてデリートする。(デリートされたユニットは裏向きになり、パワーが0でテキストを失う。持ち主の次のターンの終わりに表に戻る) |
《真空に咲く花 コスモリース》と同じ誘発条件やコスト、効果を持ち、さらに要件を満たすことで追加効果を発揮できる守護者である。
要件を満たした場合の追加効果はターンの終了時に相手のヴァンガードをデリートする時限誘発となっている。
ターンの終了時にデリートを行う時限誘発は次のターンでデリートを行う手間やリソースの消費を削減できるため強力である。
下準備として、2枚目以降をドロップゾーンに置いた上で相手のヴァンガードをデリート状態にしておく必要があり、《真空に咲く花 コスモリース》と比べると汎用性は大きく下がっている。
ターンの終了時の時限誘発で相手のヴァンガードのデリートを行うと、次のターンの開始時には既に相手のヴァンガードがデリートされている状態になる。
基本的に相手のヴァンガードをデリートする効果を含む能力はコストはいずれもカード1枚以上の消費を要求され、さらにそのコストはエスペシャルカウンターブラスト等で厳しく制限されているものが多い。
それを手札2枚の消費でヴァンガードへのヒットを防ぐついでにターンの終了時に時限誘発によるデリートを行え、次のターンに《星雲竜 サイクリック・ドラゴン》や《星雲竜 マキシマムシール・ドラゴン》等のデリートする効果を含まない能力を持つGユニットを超越しやすくなるというのは《真空に咲く花 コスモリース》の追加効果を超えるアドバンテージである。
しかし、デリートは相手のノーマルライドやノーマル超越によって突破されてしまうため、「相手のヴァンガードがデリートされているなら」という要件を満たすこと自体が厳しい。
結局は《ライトエレメンタル サニー》と同等の性能しか発揮できないという結果になりやすい。
ノーマルライドは《威圧する根絶者 ヲクシズ》、ノーマル超越は《禁ずる根絶者 ザクヱラド》でそれぞれある程度は阻害できるが、最終的に能力を活かせるかは相手の手札に大きく依存する。
また誘発条件と要件の都合から、デリート状態のヴァンガード、あるいはそれほど要求シールド値の高くないリアガードのアタックを守護者を含む手札2枚を消費してあえて防がなくてはならないのも気になる点である。
一応、このカードがドロップゾーンにあるだけでも、相手がヴァンガードがデリートされている状況でのユニットのアタックを牽制することができ、デリートの持つノーマルライドまたはノーマル超越の強要性の向上に繋がる。
【根絶者】における守護者としては同じ「根絶者」でリアガードも効果の目標にできる《拒絶する根絶者 ヱビル》、デリートを起点に「根絶者」のユニットのパワーを増やせる《撥ね退ける根絶者 ヰガルガ》、追加効果で効果で多用するダメージゾーンのカードを表にできる《真空に咲く花 コスモリース》も有力な候補となるため、このカードを採用するかはよく検討したい。
宇宙を彷徨い、その軌道上の存在を呑み込む遊星「ブラント」。
この凶星に寄生する異形の存在《根絶者》の中でも、「ヱンダー」は遥か過去よりブラントを根城としてきた個体。
ブラントの軌道上に存在するあらゆるものを巻き込み、消去してきた根絶者である。
彼らの食糧は「苦痛」という概念。
ブラントに呑み込まれた哀れな犠牲者は、根絶者によって永遠とも思える苦痛を味わい、それが無くなった頃には消滅してしまう。
生あるすべてを否定し、貪食する――凶き星に住まう悪夢の住人たちは、今も万物を飲み込み、宇宙を脅かし続けている。
かつて、惑星クレイに接近した遊星「ブラント」に住まう、異形の存在《根絶者》の一種。他者の腕力・魔力・異能などあらゆる力を一時的に消去する恐るべき能力「デリート」。この「ヱンダー」は他の根絶者によってかけられた「デリート」の効果時間を倍化するという、非常におぞましい能力を備えている。両肩から生えた伸縮自在の突起物で毒素を注入し、力を失う恐怖を継続して味あわせる――醜悪なるその姿を見てしまった者は、絶え間ない喪失感と、終わらない絶望に苛まれ、失意のままこの世を去ることになるだろう。