超越/Stride [編集]
【超越とは?】
クレイで発生している異常事態「時空混線」の影響で、
過去の英雄や、未だ見ぬ未来の戦士達が現代のクレイに召喚される現象の事を、総じて「超越(ストライド)」という。
自身が求める強さへの具体的かつ強いイメージを持つ者と、そのイメージと同様の波長を持つ戦士、この二人の波長が一瞬でも一致した場合、
一時的ではあるが、混線した時空から強大な力を持つ戦士が召喚される。
ほとんどの場合は無意識化で発動させてしまうだけの事故のような現象だが、
「超越」を自在に使いこなす謎の集団が出没しているという話もあり、事態はより混迷を極めていく。
【超越とは?】
惑星クレイの各所で報告されている「超越」現象。
これに非常に似た技術を自在に操るのが“ギアクロニクル”と名乗る武装集団である。
彼らの中には、何もない空間に門のような力場を作りだす能力を持つ個体が存在しており、研究者の間ではこの力場の事を「ゲート」と呼称している。
現象は「ゲート」を通してこの世界に存在しない存在を喚び出すものと考えられる。
現時点で、ドラゴンエンパイアで起きた「超越」の現場に姿を見せた巨大なドラゴンを始め、各国で目撃情報が報告されている。
引き続き騎士団と連携し、“ギアクロニクル”の情報収集、および「超越」現象の調査・分析を進行する。
――オラクルシンクタンク上層部への報告書より抜粋
【浸透する「超越」と、増加する使い手】
各国の代表者がそれぞれ「超越」の制御を成功させた事で、“ギアクロニクル”の目的は次のフェイズへと進んだ。それは、超越の使い手の拡張、さらなる選定。強大な力を持つ戦士には、それぞれ超越を発動させる資質がある。しかし、資質を磨かぬ間に危機に見舞われるような事があれば、それは痛ましい「暴走」という事故を引き起こす。それを未然に防ぐ為、「クロノジェット・ドラゴン」による伝令が、各国に留意する使者に飛んだのである。多い国では10人以上、超越の制御に成功する使い手が現れたという報告もある。次のフェイズへと移行するのは、使い手が一定に達した時。そして、それはそう遠くない未来に実現されるだろう。
概要 [編集]
Gゾーンから裏のGユニットをヴァンガードサークルに置く特定行動。
総合ルール上での定義に先んじて、2014年10月10日に特設ページが開設された。
キーワード能力「超越スキル」か「究極超越スキル」が記載されているGユニットのみが行える特定行動であり、それに従って行う「ノーマル超越」か、《エアーエレメント シブリーズ》等の能力を使用することによって、超越を行うことができる。
また、フィールド外の領域からヴァンガードサークルに置いているため、「登場」扱いとなる。
超越が行われた場合、それまでヴァンガードサークルに存在していたユニットはハーツ化され「ハーツ状態」という特殊な状態になり、Gユニットの下にハーツカードとして置かれる。
超越したGユニットはGユニット自身とハーツカード1枚の2つのカード名を別々に持ち、Gユニットの元々のパワーに加えてハーツカードの元々のパワーに等しいパワーが加算される。
ヴァンガードのパワーが変動していたり、デリートされていたりしても、加算されるパワーはハーツカードに記載されている元々のパワーのみとなる。
エンドフェイズにおいてハーツカードはGユニットの配置状態のみを引き継ぎ、それ以外はGユニットが超越する前と同じ状態でハーツ状態でないヴァンガードになり、ヴァンガードサークルに置かれているGユニットは表向きでGゾーンに置かれる。
さらに、『究極超越スキル』を持つカードがヴァンガードサークルからGゾーンに表で置かれた場合、そのカードを含む、Gゾーンのカードすべてを表で除外する。
超越は「ヴァンガードサークルへの登場」として扱われるがライドではなく、ブレイクライドなどの「ユニットがユニットにライドした時に誘発する自動能力」を誘発させることはできない。
また、ハーツカードはユニットとして扱われないがヴァンガードサークルに置かれたカードとして扱うので、ターンの終了時に再びヴァンガードになるのは登場としては扱われない。
Gユニットがヴァンガードサークルに置かれている際にスペリオルライド等で他のユニットがヴァンガードサークルに置かれた場合、Gユニットは表向きでGゾーンに置かれ、ハーツカードはすべてソウルに置かれる。
双闘しているヴァンガードがいる際に超越した場合、ヴァンガードは2枚ともハーツカードになるが、どちらか1枚のみを選んでそのカード名とパワーを得る。
「双闘している」という情報はGユニットには継承されないが、Gユニットが戻った後は2枚が「双闘している」状態のままヴァンガードになる。
この時、「双闘した」扱いにはならない。
超越したGユニットは、超越した時にヴァンガードサークルに置かれていたユニットのスタンド・レスト状態のみを引き継ぎ、他の状態は引き継がない。
細かい処理の手順は以下の通り。
- Gゾーンに裏で置かれているGユニットの「超越スキル」または「究極超越スキル」に記載されたタイミングで、そのカードと記載されているコストを満たすカードすべてを公開し、コストを払うと同時にそのカードを表でヴァンガードサークルに既に置かれているユニットと表向きの同じ配置状態で登場させる。
- 『Gユニットがヴァンガードサークルに登場した時か他のユニットが超越した時に誘発する自動能力』の誘発条件が満たされる。
- 登場したGユニット以外のヴァンガードサークルに置かれているユニットをすべてハーツ化し、表向きスタンド状態でGユニットの下に重ねる。
- Gユニットでないハーツカードを1枚選び、そのカードに記載されているカード名とパワーをGユニットに加える。
- 『自身がハーツ状態になることで誘発する自動能力』の誘発条件が満たされる。
- 誘発待機状態になっている能力全てを好きな順番で1つずつプレイし、その後はメインフェイズに移行する。
- Gユニットの下に重ねられているハーツカードをGユニットと同じ配置状態でハーツ状態でないユニットにする。Gユニットがライドされている場合は、ハーツカードをユニットにする代わりにハーツ状態でないカードとしてソウルに置く。
- ヴァンガードサークルからGユニットを表でGゾーンに置く。
- 誘発待機状態になっている能力全てを好きな順番で1つずつプレイし、その後は『ターンの終了時に誘発する自動能力』のチェックタイミングに移行する。
- 2022/11/10施工の総合ルール Ver.4.15より、一部ファイターズルール等で超越禁止に関する以下のルールが新たに追記されている。
- 超越が禁止されているゲームにおいても、ゲームの準備においてGデッキを準備し、 ゲーム前の手順でGデッキをGゾーンに置く。
- 超越が禁止されているゲーム中は、なんらかの効果により超越できる状態になっていない限り、Gゾーンは存在しないものとして扱う。Gゾーン内のカードは参照されず、 カードをGゾーンから移動することはできず、Gゾーンのカードが持つ能力はすべて無効となる。
- 超越が禁止されているゲーム中、エンドフェ イズやその他なんらかの理由でGゾーン以外のカードをGゾーンに移動するルールまたは効果がある場合、そのカードは通常のルール に従ってGゾーンに移動させる。
- ルールにより超越が禁止されている場合であっても、なんらかの効果により超越できる状態である場合、通常の超越のルールに従って超越を行なうことが可能となる。
- この特定行動に関連する誘発条件「あなたのターン中、あなたのGユニットが超越した時」を含む自動能力には「ストライドスキル」や「ストライドボーナス」等といったいくつかの俗称が存在している。
- これらの俗称は「ヴァンガード開発部からの一言!!」では「ストライドスキル」または「ストライドボーナス」、主にアニメ「カードファイト!! ヴァンガードG」や「週刊ヴァンガードコラム」では「ストライドスキル」、月刊ブシロードでは「ストライドボーナス」というた具合に媒体によって用いられるものが異なっており、カードゲーマーvol.19では「ストライダー」が用いられていることがある。ただし、これらの総合ルール上ではこの呼称は一切用いられていないため、あくまで俗称の一つに過ぎないことに留意しておきたい。
- 追加時期の関係からか、フォーマットが異なる新シリーズで追加されたVスタンダード用のカードに該当能力を持つものは存在していない。
設定としての超越 [編集]
設定上では、「時空混線」の影響で過去・未来・別次元から強大な力を持つ存在を「超越者」として召喚する現象または技術であるとされている。
- 派生する技術として、「強化禁呪」との融合によりあり得るはずのない可能性の未来の存在を召喚し、さらなる力を与える「禁呪超越」、自身の未来の可能性をその身に降ろす「超越共鳴」、幾つもの未来の自身を強引にその身に閉じ込める邪法「超越隷属」、異時空同時存在の2つの無限の可能性を重ね合わせる「融合超越」、超越共鳴発動時に発生する「現在の自分に未来の魔力を上書きする」という魔法式を書き換え竜刻変化の補強にあてることで疑似的な完全竜化を行う「竜刻超越」、「竜刻超越共鳴」、自身の未来の可能性を無理矢理ひとつに絞り込む最悪の外法「超越蠱毒」、自身の最強の未来の可能性同士を掛け合わせる「超越氾濫」といった技術が確認されている。
関連カード (overDressシリーズ) [編集]
―Gゾーンから裏のこのカードを(V)に【超越】する
―あなたのターン中、あなたのGユニットが【超越】した時
関連カード (旧シリーズ) [編集]
―Gゾーンから裏のこのカードを(V)に【超越】する
-効果で、Gゾーンからこのカードを(V)に【超越】する
―効果で、Gゾーンから裏のこのカードを(V)に【超越】する
―効果で、Gゾーンから裏のこのカードを(V)に【レスト】で【超越】する
―効果で、Gゾーンから裏の指定カードを(V)に【超越】する
―効果で、Gゾーンから裏の指定カードを(V)に【スタンド】で【超越】する
―効果で、Gゾーンから表の指定カードを(V)に【スタンド】で【超越】する
―あなたのGユニットが【超越】した時
―あなたのターン中、あなたのGユニットが【超越】した時
―あなたの指定のカードが【超越】した時
―あなたのターン中、あなたの指定のカードが【超越】した時
―あなたの指定のユニットが指定のユニットから【超越】して、(V)に登場した時
―そのターン中、あなたは【超越】できない
-次のライドフェイズに相手は【超越】できない
FAQ [編集]
- Q1089 (2014-11-20)
Q. 「解放者 ホーリーシャイン・ドラゴン」に超越したターンの終了時、「解放者 ホーリーシャイン・ドラゴン」の能力は誘発しますか?
A. はい、誘発します。超越したGユニットがGゾーンに置かれた後、「ターンの終了時」の能力が誘発します。
- Q1090 (2014-11-20)
Q. 「孤高の解放者 ガンスロッド」にGユニットが超越しました。「孤高の解放者 ガンスロッド」の【ブレイクライド】能力は誘発しますか?
A. いいえ、誘発しません。「孤高の解放者 ガンスロッド」の【ブレイクライド】能力は「ライドした時」に誘発しますが、超越はライドではありません。
- Q1091 (2014-11-20)
Q. 【ブレイクライド】でパワーが増えたユニットに超越した時、増えたパワーをGユニットに足すことができますか?
A. いいえ、できません。足されるパワーはカードに書かれている元々のパワーです。
- Q1092 (2014-11-20)
Q. 「無双剣鬼 サイクロマトゥース」の効果で【レスト】状態のヴァンガードに超越しました。Gユニットは【スタンド】状態になりますか?
A. いいえ、【レスト】状態で置かれます。超越するユニットの配置は、元いたユニットの状態と同じ状態で置かれます。
- Q1129 (2014-12-19)
Q. グレード3のヴァンガードと異なるクランのGユニットに超越することはできますか?
A. はい、可能です。ただし、参加するイベントのデッキ構築条件が「クランファイト」の場合、Gゾーンのカードもクランを統一する必要があります。
- Q1130 (2014-12-19)
Q. グレード2からグレード3のユニットにライドしたターンに、超越することはできますか?
A. はい、可能です。お互いのヴァンガードがグレード3以上であれば、超越することができます。
関連リンク [編集]