根絶者(デリーター)/Deletor [編集]

 カード名に「根絶者」を含むカード群

【根絶者(デリーター)】
宇宙を彷徨い、その軌道上の存在を呑み込む星「ブラント」。はるか昔、その遊星は”リンクジョーカー”本隊の軌道上に現れた。億を越える大軍がこの星に呑み込まれ、消滅したかに思われたが、中にはブラントの環境に順応し、生き残った者達がいた。彼らは長い時をかけて身体を星に馴染ませ、ブラントに寄生する禍々しき姿の生命体との共存に成功。”リンクジョーカー”は彼らを《根絶者(デリーター)》と称し、再び宇宙に放ったのである。今や完全に星の環境を掌握した彼らは、ブラントと共に今も銀河中を蹂躙し続けているという。

 属するカードリンクジョーカーエイリアンで統一され、最たる特徴として相手ヴァンガードを「デリート」する能力相手ドロップゾーンカードを「裏でバインド(バニッシュデリート)」する能力を有する。

  • 外見上の共通点である黒輪や白と黒を貴重としたカラーリングが見られず、その他のリンクジョーカーとは全く異なった有機的な外見となっている。漫画に登場したカードの外見も踏まえると、このカード群に属するカードは「人間の髑髏」が外見の共通点となっているようだ。
    • また、ほとんどのカード名に「ヰ」や「ヱ」、「ヲ」といった、本作品内はおろかそれ以外の名詞としてもあまり使われないかなり異色な文字が使われている。
      • 「ヰ」と「ヱ」は五十音順「ワ行」の「い(wi)」と「え(we)」に当たる歴史的仮名遣における片仮名(平仮名だと「ゐ」と「ゑ」)で、「ヲ」についても「ワ行」である。現代ではほとんど見かけることがない、ある意味「根絶」された文字である。
      • このことから、これら「根絶者」のカードは五十音順の「ワ行」の文字が入った命名がなされているといえる。ただし、漫画版を初出とする先導者と根絶者収録のカードにはこれらの文字が使われないものも存在し、五十音順で「ワ行」の命名がなされていないカードには(一部を除き)「ア行」の文字を使った命名が見られる。
      • なお、現代では「ヰ」と「ヱ」と「ヲ」の発音が「イ」と「エ」と「オ」と区別せずに発音することが多く、劇場版「ネオンメサイア」において使用者である伊吹コウジが、例えば「ヲ」の部分を「を(wo)」ではなく「お(o)」と発音したりするなどしている。
  • このゲームのカード名でよく見られる「○○の(文字列)」という形式がごく少数にしか用いられず、ほとんどが「○○する」といった動詞になっている。
  • 背景ストーリーでは、「聖竜紀」時代の「星輝大戦」の終結直前に、ブラントの接近と共に襲来し、惑星クレイの破壊を図ろうとするも、《ハーモニクス・メサイア》の覚醒によってその殆どが駆逐され、撤退に追い込まれた。
    • その後も、末期に入って生き延びていた残党が再びこれを消し去ろうとしたが、《クロノジェット・ドラゴン》十二支刻獣に守られていたメサイア《ネオンメサイア》として覚醒したことで、その残党も消滅させられ失敗に終わった。そのブラントも長い年月を経て正式なクレイの衛星に取り組まれることになり、現在に至っている。
      • 「新聖紀」以降の舞台には殆ど登場していないが、根絶者自体は完全に絶滅しておらず、その後も新たな生命体を喰らいながら、宇宙の何処かへ生き延びていると見られる。
      • 因みに残党とされる個体が誰なのかは一切明言されていない(アニメ版や漫画版のストーリーを参考するにおそらくは《波動する根絶者 グレイドール》《絆の根絶者 グレイヲン》のあたりか)。
  • 漫画版及び劇場版『カードファイト!! ヴァンガード ネオンメサイア』、2018年版アニメにおいて伊吹コウジが使用するカード群
    • 初出となる漫画では所属クランについて言及されておらず、漢字にルビを振る形式でなく、「デリーター」とカタカナのみの表記となっている。また、《ガイアン》《ルチ》等、カード名に「デリーター」を含まないカードも「デリーター」として扱われているような描写があり、クランの1つであるとも取れる扱いとなっている。
  • 漫画版では、「根絶者(デリーター)」と似た存在として、遊星ブラントの支配者である「星骸者」が登場しているが、関連性は一切不明。

関連カード(新シリーズ) [編集]

―カード名に「根絶者」を含むカード

―「根絶者」を含むカードに関する能力を持つカード

関連カード(旧シリーズ) [編集]

―カード名に「根絶者」を含むカード

―「根絶者」を含むカードに関する能力を持つカード

―「根絶者」のサポートを扱うデッキ

関連リンク [編集]