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ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト) |
リンクジョーカー - エイリアン パワー7000 / シールド5000 / ☆1 |
【自】【(R)】:[【ソウルブラスト】(1)] 相手のヴァンガードがデリートされた時、あなたのカード名に「グレイ」を含むヴァンガードがいるなら、コストを払ってよい。払ったら、相手は自分のドロップゾーンから1枚選び、裏でバインドし、そのターン中、このユニットのパワー+3000。 |
相手のヴァンガードのデリートを行った上で「グレイ」のヴァンガードの存在も要求するので汎用的に使えるカードではないが、ソウルブラスト(1)という低コストで相手のドロップゾーンから1枚を裏でバインドした上でパワーを得られる。
誘発条件が共通する《鳴り響く根絶者 プロヲーグ》の他、要件を満たした《追撃する根絶者 ヱゴット》や《呼応する根絶者 アルバ》等をブーストすることでパワー21000ライン、《慢心する根絶者 ギヲ》をブーストすることでパワー20000ラインを構築できる。
そうしてデリートされている相手のヴァンガードにアタックすることで安定したシールド25000の要求を狙うことができる。
もしくは単体で《速攻する根絶者 ガタリヲ》の代用として運用することもできる。
ただしこのカードの能力はヴァンガードのデリートを前提としており、非常に高いパワーラインは意義が薄くなりがちである。
コストのソウルにも限りがあるため、終盤にフィニッシュを狙って利用したり、《禁ずる根絶者 ザクヱラド》等と組み合わせてガード強要を仕掛ける等、使い方は良く考えておきたい。
できればバインドにも価値を見出していきたいところだろう。
ヴァンガードのデリートにカウンターブラストを消費する【根絶者】において、能力のコストがソウルブラストであることは利点と言える。
一方で、優秀なアドバンテージ源である《嘲笑する根絶者 アヰーダ》や《略奪する根絶者 ガノヱク》とコスト競合を起こしうる欠点でもある。
かつて、惑星クレイに接近した遊星「ブラント」に住まう、異形の存在《根絶者》の一種。
周囲の空気を変質させ、腐食性のガスにする能力を持つ。
その浸蝕は凄まじく、魔力で防護した金属製の鎧でさえ、触れるだけで表面から腐り始め、やがて崩れ去ってしまう。
生物にとっての毒性は、語るまでも無い。
同種の根絶者達にとっては無害なそのガスは、敵対する存在を寄せ付けない防護壁として機能しているようだ。
ガスに巻き込まれた哀れな犠牲者は、肉体も精神も蝕まれ、腐敗し、消え去る。
「腐敗」と「発酵」は、害であるか有用であるかによって分けられた、同じ現象である。
この無慈悲な腐敗は、根絶者にとっては確かに「有用」なのだろう。