むらくも/Murakumo [編集]

諜報部隊むらくも
 むらくもはドラゴンエンパイア帝国軍の第5軍、諜報部隊だ。
 同じく諜報部隊である第4軍ぬばたまは、東方出身の忍鬼や忍妖を戦力の中核とする点でも似ており、むらくもとぬばたまは“忍び”の技を競い合う関係だった。

 無神紀は──神格の加護が失われ運命力が極限まで失われたため──全ての国家と組織が変容せざるを得なかった時代だが、ドラゴンエンパイア帝国軍もまた例外では無く、むらくもは他国への潜入任務に特化していった。
 天輪聖紀では、むらくもは引き続き潜入・潜伏任務とスパイ活動を担い、対するぬばたまは(戦場の)偵察や夜襲を専門とする部隊へとそれぞれ分かれており、第4軍と第5軍のライバル関係はそのままに、人材交流も柔軟に行われている。

 むらくもはまた国内の特定対象の監視任務も請け負っている。
 これは天輪聖紀となって、国家間の人と物流の動きが活発になったためだ。
 また天輪聖紀の到来を告げる、新たな神格ニルヴァーナの誕生と運命力の復興は──惑星クレイの全てのものが活性化するという意味で──歓迎すべきものであると同時に、その均衡(バランス)に注意を払う必要がある。
 事実、神格ニルヴァーナを巡る《世界の選択》、グリフォシィドの到来と龍樹侵攻、運命大戦と宿命決戦とその裏で激しくせめぎあっていた聖竜ガブエリウスと邪竜シヴィルト(共心竜シヴィルト)、そして奇跡の運命者レザエルらが現在直面している「月の試練」と、世界は無神紀の衰退と停滞とは反対に急激に変化し始めている。
 諜報活動と聞くとどうしても陰謀や権謀術数、暗闘をイメージしがちだが、彼ら忍びの者による不断の警戒と情報収集によって、要らぬ争いや国家間の緊張、誤解や徒労が防げていることも見逃してはならない。むらくもとぬばたまもまた、前線で派手な活躍をみせる竜を駆る者(ドラグリッター)に負けないほど重要な軍の兵力なのである。

概要 [編集]

 コミックスタイルvol.1にて追加され、双剣覚醒より単独クラン構築が可能になったドラゴンエンパイア所属のクラン
 ぬばたまと対をなすドラゴンエンパイアの第5軍隠密部隊(後にぬばたま同様、諜報部隊に変更)。

 影分身や口寄せなど「忍術」を模した能力を持つカードが多数存在し、分身もとい同名のカードを指定したスペリオルコールによる一時的な展開力に優れ、手札の消費を押さえながら戦う防御的なクラン
 コストも軽く、他のクランとは全く違うトリッキーな戦い方ができる。

 反面、防御力に長けるものに関しては総じて攻撃性能に難があり、スペリオルコールされたユニットの殆どが時限誘発によってそのエンドフェイズデッキボトムへと置かれる性質から、長期戦はあまり得意ではない速攻重視のクランでもある。

 デッキボトムに置かれるということは、バトルによる退却は勿論、ドローダメージチェック山札以外の領域に送られる確率の大幅な低下に繋がるので後々に使用する能力の補助にもなってくる。

 現在、クランのリーダー的な存在は明言されていないが、雪女部隊の頭目として《夢幻の風花 シラユキ》、忍竜一族「(マガツ)」の頭目として《隠密魔竜 マガツストーム》とその先代の《隠密魔竜 マガツタイフーン》が明言されている。

 主な種族構成もぬばたまに似ているが、ぬばたまの竜は〈アビスドラゴン〉と〈シャドードラゴン〉の構成であるのに対し、むらくもの竜は〈アビスドラゴン〉と〈ウイングドラゴン〉の構成になっている。

 基本的に妖怪や歌舞伎、浄瑠璃、日本舞踊など、日本の怪奇と伝統芸能をモチーフにしたカードが多い。

 クラン能力は、『影縫(カゲヌイ)』。

  • 漫画やアニメ「カードファイト!!ヴァンガード(2018)」において矢作キョウが使用したカードがこのクランに属している。作中ではぬばたまになっており、ぬばたまの既存カードと共に使用されていた。後に小茂井シンゴ新田シンも使用している。
  • アニメでは旧シリーズの「アジアサーキット編」までは固有の使い手がおらず、「リンクジョーカー編」以降では小茂井シンゴが主に使用するクランとなっている。
  • アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG」では新田シン浅田マコトが使用。

種類別(新シリーズ) [編集]

グレード3 [編集]

―パワー12000 / シールドなし / クリティカル1

グレード2 [編集]

―パワー12000 / シールドなし / クリティカル1

―パワー9000 / シールド5000 / クリティカル1

―パワー8000 / シールド5000 / クリティカル1

―パワー7000 / シールド5000 / クリティカル1

―パワー3000 / シールド5000 / クリティカル2

グレード1 [編集]

―パワー9000 / シールドなし / クリティカル1

―パワー8000 / シールド10000 / クリティカル1

―パワー7000 / シールド15000 / クリティカル1

―パワー7000 / シールド10000 / クリティカル1

―パワー7000 / シールド0 / クリティカル1

―パワー5000 / シールド10000 / クリティカル1

グレード0 [編集]

―パワー6000 / シールド10000 / クリティカル1

クリティカルトリガー [編集]

―パワー5000 / シールド30000 / クリティカル1 / パワー+10000

―パワー5000 / シールド15000 / クリティカル1 / パワー+10000

ドロートリガー [編集]

―パワー5000 / シールド5000 / クリティカル1 / パワー+10000

―パワー5000 / シールド0 / クリティカル1 / パワー+10000

フロントトリガー [編集]

―パワー5000 / シールド15000 / クリティカル1 / パワー+10000

ヒールトリガー [編集]

―パワー10000 / シールド15000 / クリティカル1 / パワー+10000

―パワー5000 / シールド20000 / クリティカル1 / パワー+10000

種類別(旧シリーズ) [編集]

Gユニット [編集]

―パワー15000+ / シールドなし / クリティカル1

―パワーなし / シールド15000 / クリティカルなし

グレード3 [編集]

―パワー11000 / シールドなし / クリティカル1

―パワー10000 / シールドなし / クリティカル1

―パワー9000 / シールドなし / クリティカル1

グレード2 [編集]

―パワー11000 / シールド5000 / クリティカル1

―パワー10000 / シールド5000 / クリティカル1

―パワー9000 / シールド5000 / クリティカル1

―パワー8000 / シールド5000 / クリティカル1

グレード1 [編集]

―パワー8000 / シールド5000 / クリティカル1

―パワー7000 / シールド5000 / クリティカル1

―パワー6000 / シールド5000 / クリティカル1

―パワー6000 / シールド0 / クリティカル1

―パワー5000 / シールド5000 / クリティカル1

グレード0 [編集]

―パワー5000 / シールド10000 / クリティカル1

―パワー4000 / シールド10000 / クリティカル1

クリティカルトリガー [編集]

―パワー5000 / シールド10000 / クリティカル1 / パワー+5000

―パワー4000 / シールド15000 / クリティカル1 / パワー+10000

―パワー4000 / シールド10000 / クリティカル1 / パワー+5000

ドロートリガー [編集]

―パワー5000 / シールド5000 / クリティカル1 / パワー+5000

―パワー4000 / シールド5000 / クリティカル1 / パワー+5000

スタンドトリガー [編集]

―パワー5000 / シールド10000 / クリティカル1 / パワー+5000

―パワー4000 / シールド10000 / クリティカル1 / パワー+5000

ヒールトリガー [編集]

―パワー5000 / シールド10000 / クリティカル1 / パワー+5000

―パワー4000 / シールド10000 / クリティカル1 / パワー+5000

関連リンク [編集]