【機械仕掛けの神 デミウルゴス】 [編集]
概要 [編集]
《機械仕掛けの神 デミウルゴス》の起動能力で山札の上から12枚を操作することを目的とした【十二支刻獣】。
コストで必要となる、バインドゾーンにそれぞれ別名の表の〈十二支刻獣〉を12枚置く必要があるので、メインデッキは一部のカードを除いて各種〈十二支刻獣〉のカードは少数枚に抑えて入れるという変則的な構築が基本となる。
また、効果を最大限活用するにはドロップゾーンにもトリガーユニット等のデッキトップに置きたいカードを12枚必要となるのでそれらのカードも効率良く稼ぐ手段もある程度求められてくる。
構築上の制限が強いられる〈十二支刻獣〉の利用に加えて、〈十二支刻獣〉の一部には〈ギアコロッサス〉のサポートカードも含まれており、それらはほとんどは山札の一番上のカードをバインドする能力を有しているため、《刻将 ドラスティック・コロッサス》等のどちらにも属するカードが役に立ちやすい。
ドロップゾーンの質にも左右されるがデッキトップに置いた12枚の内容と順番によって、クリティカルトリガーやスタンドトリガーを確実に利用して攻撃面を強化したり、ダメージチェックでヒールトリガーやドロートリガーが出る様に操作して実質的に相手のアタックを無力化させることができる。
反面、ドロップゾーンから12枚をデッキトップに置いた後に時翔能力等の山札をシャッフルする効果を含む能力を利用するとそのカードありきの戦術は取りにくくなるので相性が悪く、相手のカードの効果で山札のシャッフルを強制される能力をやや苦手としている。
構築について [編集]
《機械仕掛けの神 デミウルゴス》の起動能力のコストの都合から、山札などからアドバンテージを失わずにバインドが行える〈十二支刻獣〉が主となる。
バインドと合わせて山札の回転率を高めるドロー、それらのコストを確保するためのカウンターチャージやソウルチャージといったリソース補充が行えるカードも重要な要素となってくる。
―キーカード
―〈十二支刻獣〉の超越スキル
―〈十二支刻獣〉に属さない究極超越スキル
―〈十二支刻獣〉のGガーディアン
―〈十二支刻獣〉に属さないGガーディアン
―グレード3の〈ギアコロッサス〉
―グレード3の〈十二支刻獣〉
それぞれ〈ギアドラゴン〉か〈ギアビースト〉のいずれかにも属するので、ハーツ化すると《クロノドラゴン・ギアネクスト》や《クロノタイガー・GG》の起動能力の要件を満たすことができる。
これにより《機械仕掛けの神 デミウルゴス》の起動能力で山札を操作する際にドローフェイズに引けるように調整しておくと、超越スキルのコストに使う以外にもライドして《クロノドラゴン・ギアネクスト》や《クロノタイガー・GG》の利用する選択肢を作れる。
―グレード2の〈十二支刻獣〉
―グレード1の〈十二支刻獣〉
―グレード0の〈十二支刻獣〉
―〈十二支刻獣〉のトリガーユニット
大まかなタイプ別構築について [編集]
他のデッキとの比較 [編集]
バインドゾーンとドロップゾーンそれぞれの質と量を稼ぐギミックを除くと、おおよその運用は【十二支刻獣】とそこまで大きな違いはない。
【十二支刻獣】同様に《超刻獣 アヴニール・フェニックス》や《超刻獣 スプリット・ペガサス》による山札からの直接カードアドバンテージを得られるスペリオルコールを利用できるので、運用に気を遣えばリアガード不足に陥る事は少ないだろう。
また、優秀な守護者である《スチームテイマー アルカ》や《刻獣使い ダガン》に加え、《刻獣 ニブル・ラット》や《刻獣 ブリング・ホーク》が利用できるので防御面は特に優れているといえる。
ただし、《機械仕掛けの神 デミウルゴス》のコストの都合から、メインデッキになるべく多くの種類の〈十二支刻獣〉を入れる必要があるので、狙ったタイミングで必要なカードを揃える事がどうしても難しく、ギミックに必要なカードを入れた後の余り枠は《クロノビート・バッファロー》等の様に無難に扱いやすいカードから優先的に採用していくことになりやすいので、《機械仕掛けの神 デミウルゴス》の起動能力を利用するまではやや単調な展開になりやすい。
このデッキの弱点 [編集]
まず、構築の制約が大きい。
《機械仕掛けの神 デミウルゴス》の利用を狙う上で必然的にメインデッキに〈十二支刻獣〉を12種類以上入れる必要があり、より確実な運用を求めるのであれば、できるだけそれぞれ別名の〈十二支刻獣〉を入れて種類を増やしていくこととなるので、必要なときに必要なリアガードを用意する事は《超刻獣 スプリット・ペガサス》等を利用しないと難しい。
更に特定の種族のグレード3のカードをライドし損ねると多大な支障が出るので再ライドせざるを得ない状況が多い。
特に〈ギアコロッサス〉のサポートを利用する構築の場合は、バインド関連のギミックが多いので、その種族に属さないカードをライドしないように工夫が必要である。
防御面では比較的優秀だが、回りが悪いとある程度長期戦に陥る可能性があるので、そこまで速攻を得意としていなくとも攻撃面に優れるデッキであれば押し切られてしまい、《機械仕掛けの神 デミウルゴス》の起動能力を利用する前に敗北してしまう危険性がある。
そうなることが予想できる場合は多少バインドゾーンの表の〈十二支刻獣〉の種類稼ぎを疎かにしてでも、《超刻獣 アヴニール・フェニックス》や《超刻獣 スプリット・ペガサス》等を利用してアドバンテージを稼ぐ戦術に切り替えたい。
また、幾ら《機械仕掛けの神 デミウルゴス》の起動能力で山札を12枚操作できるとはいえ、山札をバインドやコールの多用して削るので調整を誤るとデッキアウトに陥るリスクがある。
こちらは中長期戦を余儀なくされているので、デッキアウト対策と防御面を両立できる《ドリーミング・ドラゴン》を採用している【ジェネシス】や《ブレイドウイング・サリヴァン》を主軸としている【ブレイドウイング】等に対しては中々勝負を付けられず、先にデッキアウトで敗北してしまうことも起こり得る。
また、《刻将 ドラスティック・コロッサス》でパワーを増やした状態の《機械仕掛けの神 デミウルゴス》でデッキトップを確定しても、相手が手札にヒールトリガーを複数枚残しているとコールしたGユニット2枚からシールド60000程度を稼がれて守られる可能性がある。
対応策としては、中央列の後列に《刻獣使い ザンビヤ》や《刻獣 メリーブロック・ドラゴン》等のブーストで高パワーを付与できるリアガードを配置して置く、単体で高パワーになれる《刻獣 オビュラシー・オックス》や《刻獣使い エリバ》をトリガー効果による強化を施して《刻獣 ヒュプノシス・シープ》でスタンドするコンボが特に有効なので、確実にフィニッシュを狙うならそれら両方の手段を用意しておきたい。
その他だと、なんらかの手段でシャッフルを強要されると特定のカードありきの運用が難しくなる。
こちらのタイムリープ等の山札をシャッフルする効果を含む能力を利用しにくくなることは勿論、相手のカードの効果によるシャッフルには弱い。
特に《時空竜 ヘテロラウンド・ドラゴン》はこちらの《機械仕掛けの神 デミウルゴス》がドライブチェックを行う前にシャッフルしてしまうので、【クロノジェット】、あるいは《クロノジェット・ドラゴン・G》や《クロノジェット・ドラゴン・Z》を主軸とした【十二支刻獣】を少し苦手としている。
とはいえ、そのカードありきの運用が難しくなるだけで山札の圧縮手段としての効力は十分にあり、そのまま押し切ることも十分に可能ではある。
また、安定して使えるカウンターチャージを行う手段が少ない。
目立ってカウンターブラストを多用するという程でもないが、上手く調整しないとリソースの枯渇を招きやすい。
他にも【ヴァンキッシャー】等のこちらのカードのバインドを狙うタイプの、【なるかみ】にも注意したい。
雷激能力に関しては、元々必要なバインドゾーンの枚数がそこまで多くないものが殆どであるのでやや早める程度だが、制限や要件等ではなく、《征天覇竜 ドラゴニック・ヴァンキッシャー “VOLTAGE”》が得る永続能力や《クラウドマスター・ドラゴン》の自動能力等の効果でバインドゾーンの枚数を参照するタイプの能力に対しては高パワーの増加を許してしまう。
ただし、それらの多くがこちらの退却したリアガードサークルやドロップゾーンからバインドする能力も併用していることが多いので《機械仕掛けの神 デミウルゴス》の起動能力の早期利用も同時に狙える場合もあり、利用してしまえばバインドゾーンの枚数を大きく減らせるので雷激能力の有効化を阻害したり、《征天覇竜 ドラゴニック・ヴァンキッシャー “VOLTAGE”》が得る永続能力の効果を低減できる場合もあるため、一概に不利ということはないだろう。
関連リンク [編集]