クリティカルトリガー/Critical Trigger [編集]

 トリガーユニットが持つトリガーアイコンの種類の一つ。

 トリガーアイコンおよびテキスト中において、クリティカルと同じ図形を描いた黄色のアイコンで表される。

 これらの効果の対象は個別に選択する。

 すなわちアタックヴァンガードヒットした時に相手ヴァンガードに与えるダメージ量増加という最高の即効性を持つ効果であり、「すぐに効果の効きが分かるトリガー効果」「直後の決着を狙うトリガー効果」と言える。

 例えば、ダメージゾーンカードが4枚の状態でヴァンガードにアタックがヒットしても通常はダメージゾーンが5枚の状態で踏み止まるが、この際ドライブチェックによってクリティカルトリガーが出てしまうと(ダメージチェックヒールトリガーが発動しない限り)そのまま試合が終了してしまう。

 能動的に満たせる勝利条件が「相手ダメージゾーンに6枚のカードを置く」しかないこのゲームにおいて、アタックヒットさせねばならない回数が1回減るというのは元より、ダメージゾーンが4枚の時点、場合によってはそれ以下の状態から、本来決着しないはずのタイミングで決着してしまう可能性が生まれるのは、非常に強力であると言える。
 このゲームのドライブチェックによる駆け引きの鍵を握っている存在であり、このトリガーアイコンを持つカードの存在そのものがヴァンガードガード強要能力を付与していると言っても過言ではない。

 なおクリティカルトリガーが少ない、または全く採用していないデッキだった場合でも影響力は強い。
 対戦相手のデッキ構築がわからない相手にしてみれば、自身のダメージゾーンの許容枚数に余裕がない場合、どんなに公開領域からの推測によってクリティカルトリガーが出る確率が低いと判断できても、16枚全てが公開領域に置かれていない限りは、「敗北」という最大のリスクがある以上、ヴァンガードによるヴァンガードへのアタックを警戒せざるを得ないからである。

 また、最終的に与えるダメージの数がダメージゾーンの枚数と合わせて7以上となるダメージを与える、いわゆる「オーバーキル」を発生させる事もあるが、ヒールトリガーによって逃げられる可能性を大幅に削ぐことができるため、他のカードゲームとは違い無意味な事象ではない。

 何かしら状況を選んだり欠点があるその他のトリガーアイコンと異なり、ヴァンガードアタック可能な状態であれば最低限機能するという、非常に扱いやすいトリガーアイコンと言える。

 その勝手の良さから公式大会においても、出場者及び上位入賞者のデッキも大半がクリティカルトリガーを8枚以上入れたクリティカルトリガー主体の構築となっている。

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