フロントトリガー/Front Trigger [編集]

 トリガーアイコンの種類の一つ。

 トリガーアイコンおよびテキスト中において、「」の字を描いた赤紫のアイコンで表される。

 このトリガーアイコンを持つカードが、ドライブチェックダメージチェックトリガーゾーンに置かれた場合、以下の効果を適用する。

 ドライブチェックで出れば、前列ユニットすべてのパワーを増やすので、後続のユニットすべての要求シールド値の増加に繋がる。

 当然、相手ガードする場合は通常よりも多くシールドの消費を強いられることになる。

 特性上、前列リアガードが全てスタンドしていることが望ましく、特殊なスタンド能力が無ければ、ヴァンガードからアタックすることになりやすい。

 ガード強要性の高いアタックヒットした時に誘発する能力や、パワーが増加したユニットスタンドできる能力等と相性が良い。

 影響を受けるのは通常は前列3枚のユニットだが、アクセル・マーカーで追加されたリアガードサークルにもユニットを配置すれば4枚以上強化できる。

 前列ユニットすべてのパワーを増やすので、どのユニット目標にするか悩む手間がない。
 相手からするとヴァンガードパワーの増加量が読みづらく、守護者で対処されない場合を除けば、トリガー効果1枚分までのヒットを防げるガードでは不十分な場合が多いので、フロントトリガーが多く入れていることが伝わっていてガードされる場合は通常よりも多く相手シールドを奪いやすい。

 その他では、ダメージチェックで発動した場合でも、前列ユニットすべてのパワーを増やすことができる。
 他のトリガーアイコンの場合は、ダメージチェックで出たトリガー効果によるヴァンガードパワー増加の関係で、相手の後続のユニットアタックが主にヴァンガードヒットが狙えなくなり、仕方なく他のリアガードバトルを行う展開も起こり得るので、リアガードパワーの増加によってバトル退却させられにくくなるだけでも利点は大きい。

 欠点を挙げると、スタンドトリガー同様に十分な前列リアガードを用意できない状況、相手デッキが特に速攻を行わずに展開を控える序盤やこちらのリアガードの処理を得意とするタイプの場合は効力が落ちやすい。

 他にもクリティカルトリガーを入れる枚数が相対的に減りやすいので、相手ヴァンガードダメージを多く与えられるかどうかがやや安定しにくい。
 特にクリティカルトリガーがほとんど採用されていない事が相手に伝わっているとヴァンガードアタックガードされずシールドの温存を狙われやすくなる。
 ただし、この点はクリティカルの増加等といったガード強要力の高い能力を持つヴァンガードならば、気になりにくくできる。

 その性質上、レスト状態となった前列リアガードスタンドすることでヴァンガードよりも前のバトルに参加したユニットパワー増加効果を活用可能にする《ディアブロス “暴虐”ブルース》のような確実性のあるスタンド手段やヴァンガードよりも後のバトルで自己スタンドすることでパワー増加効果を複数回のバトルで活かせる《ヴェルリーナ・バリエンテ》といったスタンド手段との相性が良い。

 逆に、予めスタンドすることを期待してパワーの増加を行う前にレストしたリアガードを不確実にスタンドする手段との相性は悪い。
 スタンド手段が《頂の天帝 バスティオン》《Earnescorrectメンバー カタリン》等のドライブチェックバトルの結果に依存するタイプの能力である場合、いざスタンドすることができなかった場合にパワーの増加効果の恩恵を受けられるユニットの枚数が減ってしまうといったリスクを負うことになる。

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