本ゲームでは主に永続能力、自動能力、起動能力のいずれの能力も持たないユニットカードのことを指す。 TCG全般で使われる専門用語。 アイスクリームなどのバニラ味=追加の味付けがない状態から例えてこの名前が付いたとされる。 「テキストレス」とも呼ばれるが厳密には意味が異なる。
基本的にパワーの相場はこれらのカードを基準にされていると考えられる。 何らかのメリットになる永続能力、自動能力、起動能力のいずれかの能力を持つカードは基本的に同グレードのバニラよりパワーが低いが、そうでない場合デメリットとなる能力やコストを持っていることがほとんどである。
バニラはノーリスクで高いパワーを持つため、パワー偏重傾向のあるこのゲームでは積極的に採用される。
グレード2のバニラでないカードには、容易な誘発条件や要件を満たすことによってアタックしたバトル中に単体でパワー11000~12000となるものが時折存在するが、「相手ターン中もパワー10000である」というのは大きな利点であり、特にユニットの展開が得意でないクランはその一点だけでもグレード2バニラを採用する十分な理由になり得る。
グレード1の場合防御面の利点は薄れるが、容易にパワー8000でブーストできるグレード1は多くのクランにおいて稀少なので、純粋にブースト要員として採用されやすい。
一方、グレード0のノーマルユニットのバニラに関しては、ファーストヴァンガードとしてもグレード1のカードをノーマルライドできないライド事故を起こさない限りはパワーの高さによるメリットがなく、それ以外でデッキに加えるのも利点が少ないと判断されることが多いため、グレード0のバニラが使われることは少ない。
また、グレード3以上のカードにはバニラは基本的に作られていない。
なお、永続能力、自動能力、起動能力のいずれの能力も持たないバニラと言っても他のカードの能力によって参照されることはあり、そういったカードには通常のバニラとはまた違った活用法がある(例:《突撃竜 ブライトプス》の能力で山札から手札に加えることができる《鉄壁竜 シールドン》等)。
これらは試供品のプロモーションカードであるため、若干趣が異なる。