ダイアフルドール [編集]
カード名に「ダイアフルドール」を含むカード群。
ダイアフルドールと恐怖劇場『グラン゠ギニョール』
恐怖劇場『グラン゠ギニョール』に出演するダイアフルドールは、人形師アンドロルドによって作られた自動人形である。
その特徴は、内部に人を入れて巡らせ恐怖を演出するこの劇場に特化して人間サイズに縮められ、ゴシックタイプのドレスに身を包み、研ぎ澄まされた精巧な武器を装備している点にある。
アンドロルドはダークステイツ奥地にある人形の里の生まれであり、彼の一族は天輪聖紀の現代に至るまで代々、人形製作を生業としてきた(里の起源はこの国がダークゾーンと呼ばれていた頃まで遡れる)。
ダイアフルドールは、無神紀までによく知られていた自動人形ナイトメアドールから受け継ぐ伝統、すなわち細部までこだわった少女人形としての精巧さ、魔力(瘴気)を動力とする自律型であること、迷える魂をとらえておく器として高い知性と擬似的な感情を持つこともそのままに、従来の野外やテント小屋で見られる巨体タイプだけではなく、アンドロルドの手による人間に近い大きさのもの──これには体内に取り込んだ魔力の燃費を抑える以外にも『グラン゠ギニョール』の様な劇場や、リリカルモナステリオ学園の寮やステージなどの一般スペースにも適応できるという利点がある──も造られている点が特徴だ。
『グラン゠ギニョール』は、これらダイアフルドールの特徴を最大限に活かした自動人形専用劇場である。
グラン゠ギニョールの舞台演出は、闇の国ダークステイツにおいても最高の恐怖を味わえると評判であり、完全入替制の館巡りツアーは常に予約でいっぱいだという。
ただしグラン゠ギニョール劇場では、観客は入っていった者よりも出た数のほうが少ないという噂もあり、この「公演の恐怖を呑みこむか呑みこまれるか」こそが最高のスリルなのだと、ダークステイツの観衆は捉えているようだ。
なおグラン゠ギニョールのダイアフルドールが本来、演劇には必要ないはずの武装と殺傷能力を持つことについては、サーカス団『ペイルムーン』(こちらも暗殺を兼業するという噂がある)との関連性を指摘する声もある。
このカード群に属するカードは全てダークステイツであり、《ダイアフルドール・マスター アンドロルド》を除いて〈ワーカロイド〉で統一されている。
属するカード自体は五大世紀の黎明より追加されているが、カード群としては運命大戦の追加カードにより成立している。
- 「ダイアフル(direful)」とは、恐ろしい、不吉な、縁起の悪いといった意味を持つ英語。直訳すると「恐ろしい人形」といった所か。
- 「ダイヤフルドール」という誤字がよくあるので注意。
関連カード [編集]
―カード名に「ダイアフルドール」を含むカード
―「ダイアフルドール」を含むカードに関する能力を持つカード
関連リンク [編集]