【G2以下速攻(いかそっこう) [編集]

概要 [編集]

 トライアルデッキ等で見られる、このゲームにおけるメインデッキ構築でのグレード基本配分である、グレード3が8枚、グレード2が10枚、グレード1が15枚、グレード0が17枚という配分を崩し、高グレードカードの配分を削減し、序盤の展開力の向上を図る事によって、相手の態勢が整う前に決着を狙うデッキ
 単に速攻型、カードゲームにおける小型カードによる物量戦術の俗称であるウィニー戦術と呼ばれる事もある。

 ヴァンガード黎明期から存在する構築方法であり、当初はカード能力の性能が全体的にそれほど高くなく元々のパワーが重要視されたこと、当時の【ロイヤルパラディン】の活躍から如何に早いテンポで展開し攻撃に移れるかが評価された事、混合クランデッキの規制が特になかった事などから、当初は特にグレード1のバニラを複数のクランからかき集めたデッキが主流となり、【G1速攻】等と呼ばれていた。

 その後、カードプールの増加共にカードの平均性能が上昇した事によりグレード3のカードライドした場合におけるリターンの増加や、クラン統一推奨カードの増加による混合クランデッキに対する逆風により下火になるものの、「互いに」グレード3のカードライドしないと基本的に運用が不可能なシークメイトGユニットといったシステムが導入された事により、グレード3以上のカードライドせずに戦う戦術として再び着目されるようになった。

 前述の変遷から、基本的な強み・特徴としては、攻撃テンポの速さから生まれる相手デッキによる相性有無の減少や、こちらがグレード3以上のカードヴァンガードサークルに置かないことで、相手シークメイトGユニットの利用を封じ、双闘状態を要件とする能力Gユニットの利用によって有効になるジェネレーションブレイク能力までも封じることが出来る、というものが挙げられる。

 基本的な構築方針としては、グレード2以下のカードの割合を多めにして早いタイミングでのノーマルコールの容易さを高める、バニラ等の元々のパワーが高く防御力が期待できるカード、早いタイミングで使用可能なカード、あるいは先にリアガードサークルコールしても後から問題なく能力が使える使用タイミングを選ばないカード等を中心に採用し、早い段階での手札からのノーマルコールのリスクの最小限化と、リターンの最大化を図る。

 過去の変遷からこのデッキ混合クランデッキに分類されているものの、カードプールの増加から現在では単一クランデッキとして構築した場合においてもデッキの構築理念の実現は可能な為、他のデッキを構築する場合でも参考にすると良いだろう。

混合クランでの構築について [編集]

 ここではノヴァグラップラーを中心としたグレード2のカードまでライドする場合のデッキと、アクアフォースを中心としたグレード1のカードまでライドするデッキについて記述する。

ノヴァグラップラー軸 [編集]

この軸の利点は、ヴァンガードノヴァグラップラーであれば《ネコ執事》を使用できること。これによってバトル回数を増やす事ができる。
―グレード2

―グレード1

―グレード0

―トリガーユニット
 今回はノヴァグラップラートリガーユニットを採用するが、不発を避けるためなるべく軸となるクランのものを採用したい。

アクアフォース軸 [編集]

この軸の利点は、《閃く波紋 オデュッセウス》《進化怪獣 ダーヴァイン》の組み合わせにより手札消費を抑えつつリアガードの展開が行え、相手ヴァンガードパワーを低下させる事が出来るほかに、グレード2以上のカードライドしないことにより相手《エアーエレメント シブリーズ》を使用される心配がない事。
―キーカード

―グレード1

―グレード0

―トリガーユニット

単一クランでの構築について [編集]

 単一クランで構築する場合は

 あたりが候補になる。

 それぞれのクランでのユニットについて述べる。

リンクジョーカー [編集]

―グレード1

―グレード0

ロイヤルパラディン [編集]

―グレード1

―グレード0

―トリガーユニット

グランブルー [編集]

―グレード2

―グレード1

―グレード0

―トリガーユニット

このデッキの弱点 [編集]

 短期決戦を目的とするため、手札が減少しやすい上に、相手に凌がれるとグレード3以上のヴァンガードツインドライブ!!による2回のドライブチェックにより手札差が瞬く間に開いてしまう。

 それに加え、グレード1のカードは中盤以降の戦力として見た場合、元々のパワーの低さから防御面ではかなり脆弱と言える。
 まさに特攻である。

 ユニット退却させる手段を豊富に持ち、それらを利用して持久戦に持ち込んでくる【かげろう】【なるかみ】は天敵である。

 後攻を取れないと最速の2ターン目でバトルフェイズが行えない。

 そのため攻撃が遅れ相手手札を削れないまま、相手ヴァンガードグレード3以上のユニットになってしまう。

関連リンク [編集]