獣神(じゅうしん) [編集]

概要 [編集]

 「獣神」のカードを中心とした【ノヴァグラップラー】

 特徴としてはリミットブレイク能力を主体としたデッキで、メインデッキの大半を特定のカード群に属するカードで固めておくことが求められるという構築上の制限と引き換えに、極めて軽量コストかつタイミングを選ばないという扱いやすいバトルフェイズ中でのスタンド手段の豊富さを基軸に、バトルフェイズ中にスタンドした時に能力誘発するカードを組み合わせた戦術を基本としている。

 攻撃性能としてはテンポの速さとスタンド手段の豊富さ、更にパワー補助などが相まってそのポテンシャル自体はかなり高い。
 その一方で戦略の根幹がリアガードの存在を要求しているにもかかわらずカードアドバンテージ獲得性能が【ノヴァグラップラー】の平均域を脱しない為に、潜在的な速度に対して展開力がそれに追い付きにくいのが難点と言える。

 構築上の注意点としては「獣神」のカードが持つ能力の大半が他の「獣神」のカードを要求しており、メインデッキの自由度がかなり低い。
 その為構築に揺れ幅ができにくくある意味初心者向けとも言えるものの、その一方でGユニット環境期以降のデッキに対抗する為のパワー上昇やカードアドバンテージ獲得といった地力の底上げが図りにくい事が挙げられる。

 総じて、メインデッキの構築上の制約が強く、火力の物足りなさや展開力の不安さはあるものの、【ノヴァグラップラー】の中では扱いやすい攻撃性を持ったデッキと言えよう。

構築について [編集]

「獣神」を含むカード [編集]

―Gユニット

―グレード3

―グレード2

―グレード1

―グレード0

―トリガーユニット

「獣神」を含まないカード [編集]

-Gユニット

―グレード1

―グレード0

大まかなタイプ別構築について [編集]

このデッキの弱点 [編集]

 【ノヴァグラップラー】全般に言える事だが、カードアドバンテージを稼ぐ手段にそれほど秀でていないにもかかわらず「獣神」のユニットの枚数を揃えなければならないので、一方的かつピンポイントの退却手段を持つデッキに弱い。

 特にインターセプトを持ち、攻撃の中核を担う《獣神 ゴールデン・アングレット》《獣神 ヘイトレッド・ケイオス》等の有力なスタンド候補をこまめに退却デッキボトム送りさせされると厳しい。
 《獣神 アズール・ドラゴン》の存在から前列要員不足の心配はそこまで無いものの、貴重なシールド値が削られるのは痛く、終盤になればなるほどじわじわ効いてくる。
 また、【リンクジョーカー】呪縛解呪封じについても同様の影響を受けるもののそちらに関しては《メテオカイザー ドガンティタン》《ザール・ブラウグランツ》等を使えば呪縛デリートされたカードも表にできるため、それらを用意できれば退却デッキボトム送りよりは対処はしやすい。

 考えなしに序盤からリアガードを並べて速攻を行った場合にも同様の事が言える為、スタンドトリガーを中心としたデッキの場合はそれに期待し、ブーストが無くとも的確に相手シールドを削るような戦い方を心がけ、手札を温存しておきたい。

関連リンク [編集]