【ライザー】 [編集]

概要 [編集]

 「ライザー」のカードを中心とした【ノヴァグラップラー】

 テーマデッキとして確立したの《パーフェクトライザー》が追加されたコミックスタイルvol.1からとなるが、当初はソウルの「ライザー」のカードの枚数に応じてパワーの増加が図れ、当時としては破格とも言えるパワーが出力可能という、さながら【ダークイレギュラーズ】のようなデッキであり、その特異性から【ノヴァグラップラー】の中で異彩を放つデッキとして認知されていた。
 その後リミットブレイク環境期を経たのち、竜剣双闘にて双闘デッキのテーマとして選出され、奇しくも前述したコミックスタイルvol.1にて収録されていた《ネコ執事》双闘というシステムと噛み合っていた事により注目を集める、という非常に特殊な変遷を経たデッキとなっている。

 前述したように基本的に【ライザー】は《パーフェクトライザー》軸と双闘軸の2種に大別されており、それぞれの大まかな特徴は以下の通り。

 《パーフェクトライザー》軸は基本的に能力要件あるいは有効化そのものに関わるキーワード能力の制限に持たないという、非常に速効性の高いデッキで、メインデッキに入れるグレード2以下のカードを全て「ライザー」のカードに統一する事で、《パーフェクトライザー》の益となる全ての能力要件をほぼ確実に満たす事により、Gユニットシークメイトが行えないタイミングでの急襲を目的とした速攻型の戦術を得意とする。

 双闘軸は基本的な特性自体は他クラン双闘軸のデッキと同様であるが、前述したように《ネコ執事》が特筆すべき存在であり、シークメイト山札からグレード2のカード双闘し、2枚のパワーを合計し高パワーユニットとなった双闘状態のヴァンガードが、非常に軽量のコストスタンドが行える事が最大の特徴であり、特に相手ダメージゾーンが4~5枚時における圧力は非常に高い。

 また、共通した特徴として、どちらの軸も基本的に運用自体にカウンターブラストが必須ではない点が挙げられ、コスト管理に関しては余裕が出やすいという利点がある。

 デッキ構築上の注意点としては、《パーフェクトライザー》軸はほぼ「ライザー」のカードで統一しなければならないので自由度はほぼ無く、一方で双闘型は双闘状態のヴァンガード2枚だけでほぼ完結している為、汎用的な【ノヴァグラップラー】に更に双闘サポートのカードが追加で利用になっただけと言っても過言ではない程の自由度の高さを持っている。

 総じて、どちらの軸もヴァンガード単体の性能を活かす事に特化したデッキであり、本来リアガードの存在が重要となる【ノヴァグラップラー】らしからぬデッキと言えよう。

構築について [編集]

「ライザー」を含むカード [編集]

―グレード3

―グレード2

―グレード1

―グレード0

―トリガーユニット

「ライザー」を含まないカード [編集]

―グレード1

―グレード0

大まかなタイプ別構築について [編集]

このデッキの弱点 [編集]

 いずれの軸もコンボ色の強いため、「ライザー」のグレード3のカード能力を発揮する前に必要なリアガード退却させられてしまうと、デッキパワーが低下してしまうので、一度コールしたそれらのユニットは守り抜きたい。

 また相手ターン中でのパワーが低い「ライザー」のカードを採用する場合、アタックヒット時した能力誘発を許しやすい。
 【ペイルムーン】等のデッキには注意が必要であろう。

 《パーフェクトライザー》軸においてヴァンガードサークル登場した時の能力誘発するということは「ライザー」のリアガードがすべてソウルインしてしまうということ。つまりいずれにせよ枚数的なディスアドバンテージは生ずる。
 それをどう補うかが焦点となる。

 故に《トランスライザー》のみでなく《ストリート・バウンサー》《エネルギー・チャージャー》などもキーカードになり得る。
 これらの「ライザー」でないカードとのバランスを考えて構築したい。

関連リンク [編集]