【フェンリル】 - カードファイト!! ヴァンガード Wiki

【フェンリル】 [編集]

概要 [編集]

　「フェンリル」のカードとそのサポートカードを利用する【ジェネシス】。

　コストにソウルブラストを含むヴァンガードの能力を利用してアドバンテージを得る戦法を得意とするのは他の【ジェネシス】と同じだが、《神界獣 フェンリル》や《枷の戒め ゲルギャ》等でソウルチャージを行ってソウルを供給しつつ山札の枚数を減らし、《天獄神獣 フェンリル》や《盤の戒め ギョウル》等でソウルブラストでアドバンテージを稼ぎつつトリガーユニットをソウルから積極的にドロップゾーンに送り込み、《ドリーミング・ドラゴン》で山札を圧縮、さらに《破壊神獣 ヴァナルガンド》や天啓能力でデッキトップの操作も行ってドライブチェックでより多くのトリガーユニットが出るように仕向けていくのが主な流れとなる。
　その過程でソウルチャージやソウルブラストを多用するため《戦巫女 コトノハ》や《神界獣 ハティ》等のパワーを稼ぎやすく、ドライブチェックで上手くトリガーユニットが出なかった場合でもある程度の要求シールド値を見込めるデッキとなっている。

　サポートカードの中に天啓能力を持つカードが含まれていることから【天啓】のギミックも一部流用可能だが、構築によっては【天啓】と同様に、天啓能力の効果の一部であるレストによる戦力の低下を補う手段も必要となる。

構築について [編集]

―キーカード

• 《天獄神獣 フェンリル》
  パワー15000＋の超越スキル。
  カウンターブラスト(1)とソウルブラスト(3)で、１枚ドローでき、ドローしないなら、デッキトップから１枚をソウルインし、リアガード１枚と自身にパワー＋3000を与える。
  リアガードの天啓能力を『リアガードサークルに登場した時にデッキトップ２枚から１枚までをソウルインし、残りのカードをデッキトップに置く自動能力』に変更するジェネレーションブレイク(2)の永続能力を持つ。
  起動能力はコストはやや重めだがその他の制限は一切なく、１枚のドローかソウルの補充とリアガード１枚とパワーの付与のどちらかを実行できる。
  パワーの増加についてはコスト効率がやや微妙なので、特別な事情が無ければドローを選んでおきたい。
  また、コストが払える限り何回でもプレイできるため、《滅獣軍神 テュール》や《神界獣 フェンリル》等によるソウルチャージで偶発的にソウルに置かれたトリガーユニットをまとめてドロップゾーン送りにして《ドリーミング・ドラゴン》を活かすための下地を整えたり、メインフェイズ中の段階で《神界蛇 ヨルムンガンド》や《神界獣 ハティ》の誘発回数を稼ぐ手段にもなる。
  永続能力はジェネレーションブレイク(2)の制限があるので利用できるようになるタイミングはやや遅めだが、天啓能力をデッキトップから見る枚数が２枚で、その中から１枚までをノーリスクでソウルインする、といった扱い易い能力にできる。
  天啓能力を持つカードをノーマルコールできない状況でも、《神界獣 フェンリル》が与える能力を利用してスペリオルコールすることもできるので利用は狙いやすい。
  また、「フェンリル」のＧユニットであることから、このカードを超越するだけで「フェンリル」のヴァンガードがいることを要件とする能力を利用でき、《神を狩る黒狼 フェンリル》の追加効果を満たす用途にも利用できる。

• 《神界獣 フェンリル》
  パワー11000のグレード３。
  ヴァンガードにアタックした時にソウルブラスト(6)で、クリティカル＋１を得て、相手はグレード１以上のカードをコールできなくなるジェネレーションブレイク(2)の自動能力を持つ。
  Ｇユニットが超越した時にソウルチャージ(3)し、ヴァンガード１枚に『１ターンに１回、カードがソウルからドロップゾーンに置かれた時にカウンターブラスト(1)で、そのカードをスペリオルコールする自動能力』を与える。
  主軸。
  Ｇユニットを超越するだけで安定してソウルを確保でき、更にソウルブラスト等を利用すればコストにしたカードをスペリオルコールできる。
  ソウルに置かれたカードをソウルブラストとのコンボでドロップゾーン経由でスペリオルコールできるので、必要なリアガードを揃える起点になる。
  ヴァンガードにアタックした時の能力は適用される継続効果はいずれも強力だがパワーは増えないので、利用する場合は《神界獣 ハティ》を併用してパワー不足を補うようにしたい。

• 《盤の戒め ギョウル》
  パワー9000のグレード２で天啓能力持ち。
  リアガードサークルに登場した時に「フェンリル」のヴァンガードがいるなら、カウンターブラスト(1)で、パワー＋4000と『１ターンに１回、アタックした時にソウルブラスト(3)で１枚ドローする自動能力』を得るジェネレーションブレイク(1)を持つ。
  リアガードサークル上からソウルブラストを行う手段。
  ドローとパワーの増加を行えるのは強力だが、コストがやや重く、使いきりである部分は少々気になるところである。
  コストが払わずに天啓能力だけを利用するのも手である。
  《春眠の女神 ターロ》との相性が良く、コストにそちらを利用すればリアガードのスタンドによる追撃を行える。
  《天獄神獣 フェンリル》とは何かとコストと役割が競合するも、あちらの起動能力でドローするよりもパワーの増加があるので、基本的にはこちらを優先した方が効率が良い。

• 《枷の戒め ゲルギャ》
  パワー7000のグレード１で天啓能力持ち。
  自身をデッキボトムに置くことで、リアガード１枚をスタンドし、パワー＋3000を与え、「フェンリル」のヴァンガードがいるならソウルチャージ(2)し、ユニット１枚にパワー＋3000を与える。
  ソウルで使えるパワーとソウルの枚数稼ぎの手段。
  その他にも天啓能力等の効果でレストしたリアガードをスタンドする手段にもなる。
  パワーの増加はターン中持続するので、パワー増加したリアガードはスタンド対象としても活躍しやすい。

• 《ドリーミング・ドラゴン》
  スタンドトリガー。
  ターンの終了時に自身をデッキトップに置くことで、ドロップゾーンのカードすべてを山札に戻し、さらに１０枚以上戻したら１枚ドローするジェネレーションブレイク(1)の自動能力を持つ。
  ソウルブラスト等で優先的にドロップゾーン送りにしたトリガーユニットをドロップゾーンに戻して山札を圧縮する手段。
  【フェンリル】は決定力に欠ける割にソウルチャージやドロー手段が非常に多く、デッキアウトのリスクが極めて高いので、基本的に採用しておきたい。
  《神界獣 フェンリル》や《革の戒め レージング》の能力でヴァンガードに与える自動能力を利用すれば、ソウルに置かれてしまってもドロップゾーン経由で容易くスペリオルコールできる。

―超越スキル

• 《究明の女神 イシュタル》
  パワー15000＋の天啓能力持ち。
  ドライブチェックでグレード１以上のカードがでた時にソウルブラスト(3)とＧゾーンの裏のカード１枚を表にすることで、ユニットをＧゾーンの《究明の女神 イシュタル》と同じ枚数選び、パワー＋3000を与え、ドライブチェックででたカードが天啓能力を持つなら、それらのリアガードをスタンドする自動能力を持つ。
  ドライブチェックの結果次第だが、リアガードのパワーを増やす事ができる。
  追加効果のスタンドは強力ではあるが基本的に【天啓】専用なので、このデッキでは過度に期待しないようにしておきたい。
  また、１ターンにＧゾーンの表のカードの枚数を３枚以上増やせる可能性もあるので、《決着の女神 パラス・アテナ》に繋げやすい。

• 《紅蓮の究極神器 ムスペル》
  パワー15000＋。
  １ターンに１回、Ｇゾーンの裏のカード１枚を表にすることで、好きな枚数ソウルブラストし、ソウルブラストされたカード１枚につき、リアガード１枚にパワー＋4000を与え、３枚以上ソウルブラストしたら、１枚ドローするかカウンターチャージ(1)する起動能力。
  リアガードの強化と同時にリソースの補充を行う手段。
  コストでＧゾーンから好きな裏のカードを表にするので、ソウルの枚数を都合できれば６～７ターン目から《神を狩る黒狼 フェンリル》の追加効果の利用にも繋げられる。

• 《決着の女神 パラス・アテナ》
  パワー15000＋。
  ヴァンガードにアタックした時に好きな枚数ソウルブラストし、ソウルブラストされたカード１枚につき、リアガードすべてにパワー＋2000を与え、３枚以上ソウルブラストしたら、パワー＋10000/クリティカル＋１得るジェネレーションブレイク(8)の自動能力を持つ。
  ソウルの増加量が非常に多いので、凄まじいパワーの増加を狙える。
  ただし、この能力の解決後に《神界獣 フェンリル》や《革の戒め レージング》の能力によって与えられた自動能力の効果でスペリオルコールされたリアガードのパワーは増やせないので注意したい。
  また、長期戦は得意だが、《究明の女神 イシュタル》や《大成の魔女王 ローリエ》等のコストでしか余分にＧゾーンの裏のカードを表にできないので、利用できるタイミングは余計に遅くなりやすい。

• 《大天使 ドゥームブレイス》
  パワー15000＋。
  １ターンに１回、ソウルブラスト(3)で、リアガード２枚までにパワー＋5000を与え、ソウルが２枚以下なら、ソウルチャージ(3)する。
  ソウルが５枚以下である際に使用することで、実質コストなしで使用できるパワーの増加手段。
  ソウルの増加量が多いので、追加効果は狙いにくいが、手堅いフィニッシャーとなるＧユニットが少ないこともありパワーの増加だけでも非常に優秀といえる。
  ただし、この能力の解決後に《神界獣 フェンリル》や《革の戒め レージング》の能力によって与えられた自動能力の効果でスペリオルコールされたリアガードのパワーは増やせないので注意したい。

• 《破壊神獣 ヴァナルガンド》
  パワー15000＋。
  ヴァンガードにアタックした時にソウルブラスト(6)で『ドライブステップ開始時にデッキトップ４枚から２枚をデッキトップに置き、残りのカードをデッキボトムに置く自動能力』を得るジェネレーションブレイク(2)の自動能力を持つ。
  《ドリーミング・ドラゴン》による山札の圧縮を終えた後で活きるフィニッシャー。
  デッキトップ４枚の操作によってパワーの増加量が読みづらいこともあって、相手に多大なシールドの消費を要求しやすい。
  どうしても運に左右される不安定さには留意しておく必要があるとはいえ、《ドリーミング・ドラゴン》で山札を圧縮しておくことある程度までは安定性を高められる。

• 《滅獣軍神 テュール》
  パワー15000＋。
  １ターンに１回、ソウルブラスト(3)で、デッキトップから１枚をデッキトップかデッキボトムに置き、『ドライブチェックでグレード１以上のカードがでた時にソウルチャージ(3)できる自動能力』を得る。
  大量のソウルチャージでソウルを増やしつつ、山札の枚数を減らす手段。
  コストでソウルを消費することを考えると一見して割に合わないソウルチャージ能力にも見えるが、《戦巫女 コトノハ》や《神界獣 ハティ》等を並べておけばパワーを稼ぐ起点にもなり、特に《戦巫女 コトノハ》はパワー＋6000前後の増加が見込める。
  また、ソウルの消費を気にすることなくソウルブラストを行えるので、《神界獣 フェンリル》や《革の戒め レージング》の能力で与えられる能力を誘発させたり、《貪り喰うもの グレイプニル》の要件を満たしつつソウルチャージを行なう能力を得られる便利な能力といえる。

• 《ヒートエレメント メランドル》
  パワー15000＋。
  １ターンに１回、Ｇゾーンの裏のカード１枚を表にすることで、『アタックがヴァンガードにヒットした時にリアガード１枚にＧゾーンの表のカード１枚につき、パワー＋5000を与える自動能力』を得る。
  主に《神を狩る黒狼 フェンリル》の追加効果を６～７ターン目のメインフェイズ中から利用できるようにする手段。
  単体ではソウルブラストを行えないことで《神界獣 フェンリル》や《貪り喰うもの グレイプニル》等の一部のギミックが機能不全に陥る欠点も、《神を狩る黒狼 フェンリル》のコストでソウルブラストを行うことを前提とすることで補える。

―Ｇガーディアン

• 《綾織の女神 タグウット》
  ガーディアンサークルに登場した時にリアガードを１枚選び、ドロップゾーンからそのユニットと同名のカードを３枚までソウルに置き、１枚以上置いたら、シールド＋10000を得る自動能力を持つ。
  《天蓋の戦巫女 ハナサツキ》と同量のシールドの増加に加えて、最大３枚分のソウルの増加も狙える。
  最大限に活用するには、事前にソウルブラストやコールでリアガードと同名のカードをドロップゾーンに揃えておきたい。
  ただし、直前のターンに《ドリーミング・ドラゴン》の能力を利用している場合は、ドロップゾーンにカードが十分に置かれていない状況も考えられるので注意したい。

• 《大成の魔女王 ローリエ》
  ガーディアンサークルに登場した時にＧゾーンから裏のＧガーディアン１枚を表にすることで、ドロップゾーンかソウルからそれぞれグレードが同じノーマルユニットを２枚以上かつ合計３枚まで山札に戻し、戻したカード１枚につき、シールド＋5000を得る ジェネレーションブレイク(1)の自動能力を持つ。
  ソウルの増加を行いつつ最大シールド30000となるのは強力である。
  後半なら要件を満たすのは比較的容易だが、直前のターンに《ドリーミング・ドラゴン》の能力を利用している場合は、ドロップゾーンにノーマルユニットのカードが殆ど置かれていない状況も考えられるので注意したい。

• 《天蓋の戦巫女 ハナサツキ》
  ガーディアンサークルに登場した時にリアガードを１枚選び、ソウルにそのカードと同名のカードがあるなら、シールド＋10000を得る。
  ソウルにリアガードと同名のカードがなければ使えないが、ドロップゾーンに依存することなく《綾織の女神 タグウット》と同等のシールド25000を捻出できる。

• 《七色の女神 イーリス》
  ガーディアンサークルに登場した時にドロップゾーンから３枚までをソウルインし、３枚置いたらシールド＋5000を得る。
  ドロップゾーンから《ドリーミング・ドラゴン》の効果で山札に戻したくないノーマルユニットを減らす手段。
  ソウルに置いたカードは、《神界獣 フェンリル》や《革の戒め レージング》の能力でヴァンガードに与えられる自動能力の効果でスペリオルコールする候補になるので、それを考えてソウルインするカードを選択したい。
  基本的に要件を満たすのは至って容易だが、直前のターンに《ドリーミング・ドラゴン》の能力を利用している場合は、ドロップゾーンにカードが２枚以下しか置かれていない状況も考えられるので注意したい。

―グレード３

• 《神を狩る黒狼 フェンリル》
  パワー11000。
  ヴァンガードサークルかリアガードサークルに登場した時にカウンターブラスト(1)とソウルブラスト(3)で、デッキトップ３枚から１枚を手札に加え、１枚をソウルに置き、１枚を山札の上か下に置き、Ｇゾーンに表の「フェンリル」のカードがあるなら、カウンターチャージ(1)する。
  リアガード要員。
  コストはやや重いが、手札の補充及びソウルやデッキトップの操作を行える。
  【フェンリル】はソウルの補充と消費を繰り返すことを目的としており、十分にソウルを稼げている場合やこの効果で《枷の戒め ゲルギャ》をソウルに置くことに成功した場合であればコストは負担になりにくい。
  追加効果まで利用できれば、消費が実質的にソウル２枚だけになるので効率が抜群に良くなる。
  ただし、追加効果の要件は《紅蓮の究極神器 ムスペル》のコスト等でそちらを表にしない限り６～７ターン目では満たせないので注意したい。

• 《氷紋の女神 スヴァーヴァ》
  パワー11000。
  １ターンに１回、エスペシャルソウルブラスト(3)でパワー＋5000を得て、自身がヴァンガードサークルにいるなら、１枚ドローするジェネレーションブレイク(1)の起動能力を持つ。
  リアガード要員
  コストに対応しているはノーマルユニットのみなのでトリガーユニットをドロップゾーン送りにする用途に使えないが、《葡萄の魔女 グラッパ》や《オレンジの魔女 バレンシア》とのコンボには使える。
  パワーの増加はターン中なので、スタンドトリガーや《春眠の女神 ターロ》等のスタンド手段とも相性が良いものの、タイミングの都合から《神界獣 フェンリル》が与える能力を利用したバトルフェイズ中の疑似スタンドは狙えなくなるので注意したい。

• 《崇高なる美貌 アマルーダ》
  パワー11000。
  超越スキルのコストを『天啓能力を持つカードのエスペシャルソウルブラスト(3)』でも払える永続能力を持つ。
  Ｇユニットが超越した時にカウンターブラスト(1)でソウルチャージ(2)し、この効果で天啓能力を持つカードがソウルチャージされていたら、１枚ドローし、ユニット２枚までにパワー＋4000を与える。
  このデッキではその性能を十全に発揮することができないが、カウンターブラスト(1)を行う必要があるとはいえ《神界獣 フェンリル》に次ぐ安定したソウルチャージ手段となるので繋ぎのヴァンガード候補として割り切るのであれば選択肢としては悪くない。

• 《戦巫女 アズサ》
  パワー10000。
  カードがソウルに置かれた時にパワー＋1000を得て、さらにそれが天啓能力の効果で置かれたならパワー＋2000を得るジェネレーションブレイク(1)の自動能力を持つ。
  リアガード要員。
  カードをソウルに置けば置くほどにパワーの増加を行えるので《滅獣軍神 テュール》や《貪り喰うもの グレイプニル》等と相性が良い。
  天啓能力の効果で誘発した場合は、合計でパワー＋3000を得られるが、その場合、《天獄神獣 フェンリル》の永続能力が有効でなければリアガードをレストすることになるので戦力の低下に注意しておきたい。

• 《エンジェリック・ワイズマン》
  パワー10000。
  アタックした時にソウルブラスト(3)で、パワー＋4000を得る。
  リアガード要員。
  コストにソウルブラスト含む能力持たないＧユニットを超越した場合でも《神界獣 フェンリル》が与える能力や《貪り喰うもの グレイプニル》の追加効果の不発を防げる。
  【フェンリル】はソウルの増加量が多いので、ソウルの消費量は気になりにくく、手軽にパワーの増加を狙える。
  また、バトルフェイズにソウルブラストを行うので、《春眠の女神 ターロ》をコストとして利用することでリアガードのスタンドにも繋げやすい。

―グレード２

• 《戦巫女 コトノハ》
  パワー9000。
  カードがソウルに置かれた時にパワー＋1000を得て、さらにそれが天啓能力の効果で置かれたなら、パワー＋1000を得る。
  ソウルを増やすほどにパワーの増加を行えるので《滅獣軍神 テュール》や《貪り喰うもの グレイプニル》等と相性が良い。
  天啓能力の効果によって誘発した場合は、合計でパワー＋2000を得られるが、《天獄神獣 フェンリル》の永続能力が有効でない場合はリアガードをレストすることで発生する戦力の低下には注意しておきたい。

• 《神界蛇 ヨルムンガンド》
  パワー9000。
  カードがソウルからドロップゾーンに置かれた時にパワー＋1000を得るジェネレーションブレイク(1)の自動能力を持つ。
  《天獄神獣 フェンリル》や《破壊神獣 ヴァナルガンド》等と併用することでパワー＋6000以上の増加を見込める。
  ただし、同時にソウルの増加も得意としているので、《戦巫女 コトノハ》と比較した上でどちらを優先するかを決めたい。

• 《葡萄の魔女 グラッパ》
  パワー9000。
  ソウルからドロップゾーンに置かれた時にソウルチャージ(2)できる。
  ソウルブラストに利用することで、山札の消費は加速させつつ、ソウルの再補充が行える。

• 《貪り喰うもの グレイプニル》
  パワー9000。
  ヴァンガードにアタックした時にブーストされているならカウンターブラスト(1)で、ソウルチャージ(3)し、さらに、そのターン中、カードがソウルからドロップゾーンに置かれているなら、１枚ドローするジェネレーションブレイク(1)の自動能力を持つ。
  高効率のソウルチャージに加えてドローを行えるの非常に優秀な能力といえる。

• 《フライング・ケリー》
  パワー8000。
  リアガードサークルに登場した時にカウンターブラスト(1)で、ソウルチャージ(3)し、さらにソウルに《フライング・ケリー》があるなら、１枚ドローし、カウンターチャージ(1)するジェネレーションブレイク(1)の自動能力を持つ。
  ソウルに《フライング・ケリー》を置いておく手間はかかるが、実質無消費でソウルと手札を増やす手段となる。
  確実性を高めたいなら３～４ターン目ではこのカードを優先的にライドしておくとよい。

―グレード１

• 《オレンジの魔女 バレンシア》
  パワー7000。
  ソウルからドロップゾーンに置かれた時にソウルチャージ(2)できる。
  主な運用法は《葡萄の魔女 グラッパ》と同様。

• 《神界獣 スコル》
  パワー7000。
  手札からリアガードサークルに登場した時に手札のグレード３のカード１枚の公開で、山札から「フェンリル」のグレード３のカードを１枚まで手札に加え、手札から１枚をドロップする。
  超越スキルのコストを払う際にグレード＋２を得る。
  【フェンリル】はＧユニットに依存しており、かつ《神界獣 フェンリル》のライドの補助に役立つので支障が無ければ多目に採用しておきたい。
  また、５ターン目以降でも手札の不要なグレード３のカード等をリアガードサークルでも活躍を見込める《神を狩る黒狼 フェンリル》に変換できる利点がある。

• 《神界獣 ハティ》
  パワー7000。
  カードがソウルからドロップゾーンに置かれた時にパワー＋1000を得るジェネレーションブレイク(1)の自動能力を持つ。
  《神界蛇 ヨルムンガンド》と同等の能力を持つが、こちらはブーストを持つので後列でも活用できる。
  《天獄神獣 フェンリル》や《破壊神獣 ヴァナルガンド》等で大量のソウルブラストを支払えば、大幅なパワー増加を見込める。

• 《クレイマー・ハリー》
  パワー6000。
  １ターンに１回、カードがソウルからドロップゾーンに置かれた時にそのカードをデッキボトムに置き、カウンターチャージ(1)するジェネレーションブレイク(1)の自動能力を持つ。
  リソースの補充手段。
  山札を補充しつつカウンターチャージが行えるものの元々のパワーの低さは気になりやすいので、《枷の戒め ゲルギャ》等によるパワーの増加を利用して補助したい。

• 「守護者」
  いずれもパワー6000/シールド0。
  以下のカードは合計で４枚までしか入れることができない。

• 《衰微の女神 ヘル》
  手札からガーディアンサークルに登場した時に手札１枚のドロップで、アタックされているヴァンガード１枚はヒットされず、ドロップゾーンに《衰微の女神 ヘル》があるならカウンターチャージ(1)する自動能力を持つ。
  リソースの補充手段。
  追加効果の要件はドロップゾーンの特定のカードの存在に依存するタイプのものであるため、《ドリーミング・ドラゴン》の能力を利用するとドロップゾーンのカードがなくなり利用できなくなる可能性がある点に注意。

• 《堅守の女神 キビツヒメ》
  天啓能力持ち。
  手札からガーディアンサークルに登場した時に手札１枚のドロップで、アタックされているユニット１枚はヒットされなくなる。
  ガーディアンサークルから退却した時にソウルに《堅守の女神 キビツヒメ》があるなら、ソウルチャージ(2)できる。
  天啓能力は他のファイターのターン中に誘発することになるので、リアガードをレストすることで発生し得るリスクを気にせずにデッキトップの操作やソウルの補充の恩恵を享受できる。
  ３つ目の能力はソウルチャージ(2)が行えるが、積極的な利用を望む場合は、１～２ターン目で１枚目をライドしておいたり、《七色の女神 イーリス》を利用して要件を満たすことも検討しておきたい。

―グレード０

• 《戒めの作り手 ヴァン》
  パワー5000。
  カードの効果で、自身がレストした時にユニット１枚にパワー＋2000を与える。
  ドライブチェックでノーマルユニットがでた時に自身のソウルインで、１枚ドローするジェネレーションブレイク(1)の自動能力を持つ。
  ファーストヴァンガード候補。
  ドライブチェックでノーマルユニットがでた時に１：１交換のドローが行える。
  《神界獣 フェンリル》や《革の戒め レージング》によって自動能力を与えられた《究明の女神 イシュタル》と組み合わせれば、ドライブチェックでノーマルユニットがでた時にユニットの重複処理を行うことなくスペリオルコールによる疑似スタンドを狙える。
  その他にも天啓能力の効果でレストを行った場合にパワーの損失を軽減する用途にも使える。

• 《革の戒め レージング》
  パワー5000。
  自身のソウルインで、ヴァンガード１枚に『１ターンに１回、《革の戒め レージング》以外のカードがソウルからドロップゾーンに置かれた時にそのカードをスペリオルコールする自動能力』を与えるジェネレーションブレイク(1)の起動能力を持つ。
  ファーストヴァンガード候補。
  単にソウルにある必要なカードをスペリオルコールする手段として利用するのも良いが、バトルフェイズ中にソウルブラストを行えば、スペリオルコールによる疑似スタンドを行える。
  天啓能力を利用する場合、そちらの効果でレストした後に起動能力のコストで処理すると効率が良い。

―トリガーユニット

• 《戦巫女 ククリヒメ》
  クリティカルトリガー
  自身のソウルインで、他のジェネシス１枚までにパワー＋3000を与える。
  ソウルのパワーの補強手段。
  シールド10000のカード１枚分のディスアドバンテージを負ってしまうので、シールドに余裕がある場合や詰めの段階でソウルやパワーの増強を行っておきたい場合等、使い所は見極めたいところ。

• 《杭の戒め スヴィティ》
  クリティカルトリガー。
  ヴァンガードがアタックした時に「フェンリル」のヴァンガードがいるなら、自身のソウルインで、１枚ドローし、ヴァンガード１枚にパワー＋5000を与える。
  《神界獣 フェンリル》や《革の戒め レージング》がヴァンガードに与える自動能力等をバトルフェイズに利用する場合、ユニットの重複処理を起こすことなく疑似スタンドに繋げられるので相性が良い。
  他にも《神界獣 フェンリル》や《革の戒め レージング》等の能力でヴァンガードに与える自動能力等を利用すれば、自身をスペリオルコールできるので再利用も狙いやすい。

• 《吉凶の神器 ロット・エンジェル》
  ドロートリガー。
  ガーディアンサークルに登場した時にソウルチャージ(1)できる自動能力を持つ。
  １枚とはいえソウルを手軽に増やすことができるのは優秀である。
  ソウルチャージは任意なので、山札の残りの枚数次第では敢えて利用しないのも手である。

• 《春眠の女神 ターロ》
  スタンドトリガーで天啓能力持ち。
  自身がソウルからドロップゾーンに置かれた時に自身をデッキボトムに置くことで、リアガード１枚をスタンドするジェネレーションブレイク(1)の自動能力を持つ。
  バトルフェイズ中にソウルブラスト等でこのカードをソウルからドロップゾーンに置くことで、追撃が行えるようになる。

• 《大器の魔女 ローリエ》
  ヒールトリガー。
  Ｇゾーンから《大成の魔女王 ローリエ》をコールするコストで手札からドロップした時、このカードをソウルに置くことができる。
  １枚とはいえソウルを手軽に増やすことができるのは優秀であり、《大成の魔女王 ローリエ》を採用してある場合は優先的に採用しておきたい。

大まかなタイプ別構築について [編集]

• 《神界獣 フェンリル》軸
  《神界獣 フェンリル》と「フェンリル」のサポートカードを活かすことを重視する構築。

派生軸 [編集]

• 《エンジェリック・ワイズマン》連続スタンド型
  　ソウルの大幅増加を活かして《エンジェリック・ワイズマン》の能力のコストでソウルから《春眠の女神 ターロ》のドロップゾーンに置き、《春眠の女神 ターロ》の効果で《エンジェリック・ワイズマン》をスタンドして、それを繰り返すことでフィニッシュを狙う構築。
  《枷の戒め ゲルギャ》等を利用すれば《エンジェリック・ワイズマン》のパワーを大幅増加した上で連続スタンドを狙える。

• 【天啓】型
  《神界獣 フェンリル》を主軸するタイプの【天啓】。
  基本的な特徴は【天啓】参照であるが、その他のタイプの【天啓】と比べると、メインデッキに天啓能力を持たない《神界獣 フェンリル》を入れることにより《究明の女神 イシュタル》の追加効果の安定性は落ちるリスクがあるものの、《神界獣 フェンリル》が与える能力で天啓能力を持つリアガードの供給の安定化、《盤の戒め ギョウル》の能力や《枷の戒め ゲルギャ》の追加効果の利用できるようになるといったリターンがある。

このデッキの弱点 [編集]

　まず、《神界獣 フェンリル》のヴァンガードサークルに配置することか前提となるので、それに失敗した場合の損失が大きい。
　《神界獣 スコル》の自動能力等を利用して確実に《神界獣 フェンリル》をライドできる様にしておきたい。

　また、山札の圧縮を狙う戦略上、山札を積極的に減らしていく戦術をとっていくのでデッキアウトに陥るリスクが高い。
　《ドリーミング・ドラゴン》の能力を活用する布石とはいえ、残りの山札の枚数が少ない場合に退却や呪縛等で《ドリーミング・ドラゴン》を処理されるとそのままデッキアウトを余儀なくされてしまう場合があるので注意したい。
　ただし、【かげろう】の《リザードソルジャー ベローグ》や《覇天皇竜 アドバンスガード・ドラゴン》等の能力に関してはレストしなければ効果で選ばれないため、戦術次第では退却から免れる事ができるのである程度の対応はできる。

　また、長期戦は得意だがフィニッシュ力はあまり高くない。
　あまり悠長な戦法を行うと、相手のジェネレーションブレイク(8)の制限を持つＧユニット等のフィニッシュ力の高いカードであっさり負けてしまう場合も多いので注意したい。

関連リンク [編集]

• 「フェンリル」
• 天啓

• 【ジェネシス】
• 【天啓】

• デッキ集/旧シリーズ