聖竜紀 [編集]概要 [編集]初期シリーズの背景ストーリーは地球側でのファイトに通じて、惑星クレイの国家・クラン同士の関係・勢力の優劣・争いの行く末にまで影響するという構造が一線をし、以降のシリーズでもその形式を踏襲することになる。以下、この項目では弐神紀以前と聖竜紀に関する出来事についてを記述する。ただし、弐神紀以前に関する出来事や新聖紀に繋がる伏線は後年になって後付けされたものであり、2011年当時のものではない。 弐神紀以前 [編集] 約160億年前の太古の昔、全ての可能性を内包した 「創世竜紀」時代では、100億年前の惑星クレイに大きな変化が現れ、神格の源「クレイズイデア」から、最初の神格「始祖創世竜」とその眷属「原初竜」の出現と共に「ドラゴン」を始めとする様々な種族が生まれ、やがてそれぞれが独自の進化を重ねてき、異星生命体と思われる存在との交流などで文明が急速に発展した。しかし「始祖創世竜」の消失と資源の枯渇により、科学文明は衰退を強いられることになる。 70億年前、新たなる創世の神《ハーモニクス・メサイア》による調和で、クレイには新たに魔法科学文明が発展を遂げる。だが、法則改変によって生じた「歪み」は肥大化の末、世界全てを滅却しようとする「かつてないほど巨大な虚無」へと回帰。これを《邪神司教 ガスティール》がユニットとして召喚した結果、惑星クレイ史上最大の災厄である虚無の化身・《破壊の竜神 ギーゼ》が降臨したのであった。これが「弐神紀」時代の始まりである。 これを受けて「メガラニカ」の海軍アクアフォースの当時の指揮官であった《蒼波元帥 ヴァレオス》は単独でその破壊神の討伐に乗り出すが、その過程でギーゼの存在を完全に理解してしまったことで心服。直下の部隊を率いてギーゼの手下に寝返った。 敗れたギーゼ自身は、メサイアの手によってどことも知れぬ場所へ封印、惑星クレイから消失。ギーゼの化身・ゼロスドラゴンは弐神戦争終結後、初代「剣聖 フィデス」によって生命力に満ち溢れていた「重なり合う世界」(惑星E)へと転移して封じられ、行方をくらました。 その後、先の大戦で疲労したメサイアも眠りにつき、集束点のギーゼを失ったことで拡散した「歪み」はそこから書き換えられた法則を元に戻そうとする=今のクレイを否定する方向性を引き出しそのように振舞い始めた。そこから続く時代が「聖竜紀」である。 対魔獣戦線 [編集] 聖竜紀初期頃、「歪み」によって現れた「 二つの騎士団に各国家のクランが合流する一方、 だが、この戦いは序盤に過ぎず、この時期のクレイは謎の勢力により侵攻され再び滅亡に瀕していた…。 解放戦争 [編集]次元魔獣の襲来が収束した直後、虚無の存在の陰謀によって三英雄が時空のはざまへ封印され、ロイヤルパラディン、シャドウパラディン、かげろうも道連れになる形で存在が抹消されてしまう。 戦力を失ったユナイテッドサンクチュアリ・ドラゴンエンパイア両国が弱体化して混乱に陥る中、その隙に付け込む形で復活した《蒼嵐竜 メイルストローム》率いるアクアフォースが侵攻開始。それに対抗するべくユナイテッドサンクチュアリは《灼熱の獅子 ブロンドエイゼル》 を筆頭にした新騎士団「ゴールドパラディン」を創設、ドラゴンエンパイアも〈サンダードラゴン〉を主力とする新部隊「なるかみ」を編成する。 「解放戦争」と呼ばれるこの戦いは《光輝の獅子 プラチナエイゼル》らのクラン連合の活躍により、(封印されている海軍元帥の意志で)暴走したメイルストロームを撃破したついでにアクアフォースの進撃を阻止することに成功。 星輝大戦 [編集]だが、運命力の消耗と「虚無」の脅威は未だに去っておらず、クレイとは別の星において「虚無」に飲み込まれた存在が、新たに「リンクジョーカー」として侵略を開始した。 その勢力に対抗するため、各国家はそれぞれのクランを再編成し「撃退者」や「解放者」、「抹消者」などが結成される。が、リンクジョーカーの用いる「 その頃、《星輝兵 カオスブレイカー・ドラゴン》率いる「星輝兵」は、意思ある者が“Я”する時に生まれるという負のエナジーを糧とする終末兵器「グレンディオス」を開発。リンクジョーカーは最終的にクレイを完全制圧に追い詰めようとするが、ユナイテッドサンクチュアリの騎士団を筆頭にした連合軍の猛反撃により多くの軍勢が撃破される(他方、カオスブレイカーの討伐は失敗している)。「星輝兵」撤退直後、《ドラゴニック・オーバーロード》が「虚無」を取り込み己の力に変えた姿で光の騎士団に立ち塞がるが、決戦の末に解放され元の姿に戻った。 最初の侵略計画が頓挫したリンクジョーカーは新たにブラスター・ブレードのЯ化を画策。その次の危機を予言したゼノンは、新たな希望を探し出す「探索者」を編成するが、直後に《星輝兵 ガーネットスター・ドラゴン》率いる別働隊がブラスター・ブレードの捕縛に成功し、《星輝兵 ブラスター・ジョーカー》へと変貌させた(しかし、ガーネットスターは直後《伴星の星輝兵 フォトン》によって殺害されてしまう)。 だが、ブラスター・ジョーカーの体内には虚無の種「シード」が宿っており、もしクレイに帰還すれば先の大戦のような「Яパンデミック」を再び起こしかねない状態であり、やむを得ず時空の間に留まる彼を見守るしかなかった。 メサイアスクランブル [編集] これを重く見たリンクジョーカー本隊は先行部隊による侵略失敗の報復として最後の行動を開始。《威圧する根絶者 ヲクシズ》率いる「根絶者」と本拠地である「遊星ブラント」をクレイに差し向ける。 リンクジョーカーとの戦いが終わった後、《ハーモニクス・メサイア》は根絶者を撃退した後に力を失い眠りについたが、それでも根絶者は完全に滅びておらず、これを狙って消し去ろうとする残党が強襲。 これに対して、メサイアはどことなく現れた《クロノジェット・ドラゴン》ら十二支刻獣に守られながら、過去と未来を駆け巡る形での逃亡の末、クロノジェットも片手片足を失う重傷を負ってしまう。しかし最終的には3000年後の遠い未来(天輪聖紀)のユニット達から送られた運命力の塊を受け取ったことで《ネオンメサイア》として覚醒し、根絶者を掃滅したことで事態は収束した。この過程でクロノジェットは「天輪聖紀」を観測し、ネオンメサイアはこの状況を確定するためのものと、後に引き起こされるであろう龍樹に関する警告を記した二つの「碑文」を遊星ブラントに残したのであった。 これを以て聖竜紀は幕を閉じ、物語も新たな時代「新聖紀」へと続く。 NEXT [編集]関連リンク [編集] |