ダムジッド(ディフライダー) [編集]
ダムジッド(ディフライダー)はアニメ「カードファイト!!ヴァンガードG NEXT」の登場人物。
概要 [編集]
「メサイア」の加護を受けて惑星クレイから降り立った異世界からの憑依者で、かげろうの傭兵《炎熱猟兵 ダムジッド》。
一人称は「俺」で、二人称は「あんた」。
傭兵としての腕前は確かであり、強力な盾を武器に数多くの犠牲者が出る様な戦いでも生き延びてきた。
機械にも精通しているのか、U20大会運営のシステムに侵入し、システムのダウンに加えて監視カメラの映像を誤魔化すなどの高度な技術を持っている。
傭兵として生きてきた事から「負ければ死ぬ」を信条としており、戦場だけでなくヴァンガードファイトでも敗北(=死)と捉え、恐れている。
性格は他人を見下す高慢だが、その本質は死に怯えており、臆病である。
精神力も低く、些細なことでイライラしやすい。
地球では、自らに憧れる少年、渕高サオリにディフライドしている。
渕高サオリとして行動している時は右手に手袋を着け紋様を隠している他、彼の口調に合わせて一人称は「僕」で二人称は「君」となっていたが、新導クロノに敗北してからは本来の口調に戻している。
人間を下等生物として見下しており、死の恐怖とはおおよそ無縁である平和ボケさにイライラしている。
ただし、地球の音楽には興味を抱いており(毎週全英シングルチャートをチェックしている)、好んでヘッドホンで音楽を聴いていた他、生ライブまで聴きに行っていた様だ。
「ヴァンガード」に触れたのはチーム・ディフライダーに加わってからで、お遊びと称してバカにしている。
ファイトでは守護者の《炎熱猟兵 ダムジッド》やトリガーユニット等がドライブチェックで出やすい幸運を持つが、日常生活ではヘッドホンが故障しやすい不運を持つ。
人間を格下だと思っていたが、当初は憎んでいるという程でもなく、後に安城トコハや新導クロノ等のヴァンガードに真剣に取り組む人間の強さを垣間見る度に、人間への憎悪が増していった様だ。
経歴 [編集]
『カードファイト!!ヴァンガードG NEXT』開始以前の惑星クレイでは、かげろう側の傭兵として活躍していたが、戦場で数えきれない死体を見続けた結果、常に自分も死ぬ可能性のある恐怖に怯えていた。
ドラゴンエンパイアからギアクロニクルの実験の被験者として派遣され、「メサイア」の加護を受けて、自らに憧れる渕高サオリにディフライドした。
しばらくは特に行動を起こす訳でもなく、死とはおおよそ無縁だが平和ボケした人間を見下して観光していた。
『カードファイト!! ヴァンガードG NEXT』でミゲル・トルレスが死亡したより後に、ライブ会場から出てきた所を同じドラゴンエンパイアの戦士であり、惑星クレイで面識もあるシラヌイに接触された。
彼からディフライダーであるミゲル・トルレスの死を伝えられ、地球でも脆弱な人間には不慮による死があることを再認識するが、あまり気にしてはいなかった。
シラヌイにミゲルの代役としてチーム・ディフライダーに加わる様に言われ、退屈だった事もあり、彼に雇われる形で超大型大会「U20チャンピオンシップ」に出場を決めた。
同時に彼から「ギーゼ」を復活させ、人間とユニットの絆を断ち切る計画についても持ち掛けられていた様だが、この時点では雇い主であるシラヌイに手を貸す程度でそこまで人間に対して敵対心を抱いている訳でもなかった。
U20シラヌイにディフライドされた鬼丸カズミの屋敷に招待されたときに初めて「ヴァンガード」に触れた。
シラヌイ、アマルーダと共に圧倒的な実力でファーストステージを初日で突破し、その後、シラヌイがカオスブレイカーを星崎ノアにディフライドする際にU20大会運営のシステムに侵入し、システムのダウンとカメラの映像を誤魔化す事でサポートした。
セカンドステージでも連勝を続け、安城トコハとの戦いでも勝利するが、トコハとのファイトで初めてヴァンガードに真剣に取り組む人間の強さを垣間見て、下等生物と侮っていた人間に自分の考えを否定されたことで、徐々に人間を憎む様になった。
続く新導クロノとのファイトでもクロノの強さに恐れを抱き、《超刻龍 ミステリーフリーズ・ドラゴン》により手札の《炎熱猟兵 ダムジッド》等のコールを封じられ、敗北した。
ファイナルステージ準決勝では、早尾アンリと対戦。ダムジッドの正体を知って尚全く怯むことなく挑むアンリにすんでのところまで追い詰められるが強引にねじ伏せ、勝利した。ファイナルステージ決勝では、明日川タイヨウ、東海林カズマと対戦。サオリのデッキを研究したタイヨウには勝利するも、タイヨウが採った戦術の正しさを信じたカズマに攻撃を凌がれ、《覚醒せし竜皇 ルアード》により《炎熱猟兵 ダムジッド》のコールを封じられて敗北した。
その後、シラヌイに対して一方的な契約破棄を告げ、何処かへ去って行った。
ガスティールに招待されて使徒に加わり、《獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ》を与えられた。
『カードファイト!!ヴァンガードG Z』では、使徒として、活動を開始する。
カオスブレイカーが新導クロノをレリクスに堕とす為の囮として、ヴァンガード普及協会に強襲し、伊吹コウジとファイトする。
惑星クレイに送り返さない様に手加減した伊吹の《創世竜 ハーモニクス・ネオ・メサイア》により《炎熱猟兵 ダムジッド》のコールを封じられて敗北した。
その後はU20での因縁がある東海林カズマとファイトし、《獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ》の力で勝利を納め、カズマにリベンジを果たしてレリクスに堕とした。
レリクスから器候補が解放されるも次の行動に中々移さないガスティールらに苛立ち、クロノや伊吹に復讐する為にカードキャピタル2号店に近づくが、因縁のあるトコハと遭遇。
《獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ》を使用するもトコハがレリクスでミゲルの幻影から入手した《絆の守護銃士 アンテロ》の活躍もあり、凌がれ敗北した。
ゼロスドラゴンを使用して敗北したため、Gデッキが燃え尽き、ディフライドが解除された。
送還される最後まで呪詛めいた言葉を残し、使徒最初の脱落者となった。
アニメではここで出番を終えているが、小説「惑星クレイ物語」では、帰還後にシラヌイの説得でメサイア側の陣営へ寝返っている。
人間関係 [編集]
- シラヌイ(ディフライダー)
- チームメイトにして雇い主。
- 彼の事を「シラヌイ」又は「大将」と呼んでおり、共にガスティールに協力していた。
- 惑星クレイでも同じドラゴンエンパイアに所属しており、面識もあった。共に人間を見下していた事もあり、シラヌイはダムジッドを同胞として扱っていた。
- しかし、ダムジッドが新導クロノに敗北してから、みっともなく狼狽える様になるとシラヌイから軽く扱われる様になった。
- アマルーダ(ディフライダー)
- チームメイト。
- ダムジッドとは殆ど会話はなく、互いの正体も知らない。作中では、人間とのファイトを通して人間の可能性に恐怖と憎しみを抱いていったダムジッドと人間の可能性に称賛と輝きを見出だしたアマルーダは対照的に描かれている。
- 「ヴァンガードGZ」では、他のディフライダーをユニット名で呼ぶ中、彼女のことを「ベルノ」と呼称しており、正体を知らなかった(=それだけの関係が築けていなかった)ことが示唆できる。
デッキ構成 [編集]
主な使用カード [編集]
戦績 [編集]
アニメ「カードファイト!!ヴァンガードG NEXT」 [編集]
アニメ「カードファイト!!ヴァンガードG NEXT」通算成績:7戦5勝2敗
アニメ「カードファイト!!ヴァンガードGZ編」 [編集]
アニメ「カードファイト!!ヴァンガードGZ編」通算成績:3戦1勝2敗
関連リンク [編集]