ギーゼ [編集]

 ギーゼはアニメ「カードファイト!!ヴァンガードZ」の登場人物。

概要 [編集]

 惑星クレイにおける真の姿は、調和と再生を司る《ハーモニクス・メサイア》と対をなす破壊と虚無の化身《破壊の竜神 ギーゼ》
 使徒達はギーゼの復活を目的としており、そのために彼の器となる人間を探していた。
 使徒たちは惑星クレイと地球のこの二つの世界の繋がりを作った「ギアクロニクルの特異点」である新導クロノを器の最有力候補として考えていたが、ギーゼはカオスブレイカーとのファイトの中で強い意思を見せた東海林カズマを器として選び、異世界からの憑依(ディファレントワールド・ライド)を遂げる。
 自らで器を選んだりファイトを望んだり、滅亡について語ったりと自分の意思はあるようだが、ディフライド後の目は虚ろで感情のようなものをまるで見せず、ファイト中の行動宣言も淡々としている。
 虚無を本質とする破壊神であるがため、もたらす滅亡はただの破壊ではなく、虚無に返すことに特化している。

 また明言はされていないが、2011年版の「アジアサーキット編」で蒼龍レオンを唆し、「リンクジョーカー編」で立凪タクトを乗っ取った「虚無」はギーゼの意志であると推測されている。[1] 

 劇中では最大の脅威として描かれているが、ギーゼの本質である「虚無」とは、メサイアが滅びに瀕したクレイに魔法と言う力を与えた結果、書き換えられた法則が世界構造に齎した歪みが拡大した「かつてないほど巨大な虚無」であり、これをガスティールがユニットとしてクレイに召喚したのがギーゼである。
 クレイにおける「虚無」とは原初の可能性全てを内包した概念であり、同時にもっとも自然で安定した状態であることから、クレイに纏わる全ては自動的に虚無へと帰ろうとする方向性を宿している。
 ギーゼはこの方向性を体現したユニットであり、全てを虚無に返そうとするのもその摂理に従って動いているに過ぎない。

経歴 [編集]

 ガスティールによってユニットとして召喚された後、「かつてないほど巨大な虚無」の方向性に従い、自分の創り出したゼロスドラゴンと自らの信奉者である使徒を率いて「大災厄」と呼ばれる大乱を起こし、惑星クレイを滅亡の危機へと追いやる。
 クレイの守護者であるメサイアと対立し「弐神戦争」を引き起こしたが、クレイの海を支配していたヴァレオスが初代フィデスに敗北したことを皮切りに押され始め、最終的に敗北。封印される(これにより収束点であるギーゼと抑制力であるメサイアを失った「世界の歪み」は「虚無」へと回帰し、あらゆる方法でクレイの現在を否定する力として振舞い始めることになる)。

 メサイアによる封印から逃れたガスティールは裏舞台へと姿を消し、着々とギーゼ復活の準備を進めていた。
 ギーゼも彼にレリクスを生み出したりメサイアを葬るための呪いの力を与え、復活の時を待つ。

 ガスティールはシラヌイと地球にいたメサイアのディフライダーを利用し、地球の大会「U-20」で自身とメサイアによって地球に封じられたゼロスドラゴンの復活のための使徒の器候補を選定。
 星崎ノアを使徒カオスブレイカーの器とし、また大会の中でディフライダーを破った新導クロノ明日川タイヨウ東海林カズマ羽島リン早尾アンリの5名を器候補として目をつける。

 大会終了後、使徒の手によって早尾アンリを除く4人の器候補は「虚無の要塞レリクス」に送られ、ユニットとの絆を断ちギーゼの器にするための呪いの証である紋章を刻まれる。
 世界中のファイター達の活躍により彼らをレリクスから逃し、呪いからも解放されたと思われていたが、最有力候補である新導クロノにはファイト中に痛みが出たり、ガスティールが用意したメサイア殺しのためのギーゼの呪いの空間に踏み込めるなどの影響が依然出ていた。
 さらに、他の器候補も解放されていたわけではなく、ダークフェイスが作成した小型のレリクスとギーゼの意思により東海林カズマに刻まれた紋章が再び現れる。
 カオスブレイカーとのファイトの敗北で完成し、これによりカズマはギーゼの器となった。

 ディフライダーとして地球に復活したギーゼは、駆けつけて来た新導クロノとのファイトを望む。
 自らの力で支配したカズマのデッキと最後のゼロスドラゴンである《極天のゼロスドラゴン ウルティマ》を覚醒させ、これに勝利し、《終焉のゼロスドラゴン ダスト》を持ち去っていった。
 その後しばらくは力がカズマの体に馴染むまで休息しており、目覚めた直後にダークフェイスとカオスブレイカーを伴いヴァンガード研究所を襲撃。
 施設内のファイターが二人の対処に当たっている間にゼロスドラゴンの格納区画に現れ、待ち構えていた鬼丸カズミにファイトを挑まれるも、その最中にカオスブレイカーが起動させたレリクスの力を使い全てのゼロスドラゴンを手元に集めることに成功。

 自身である《破壊の竜神 ギーゼ》とゼロスドラゴンの圧倒的な力でカズミを下し(この時、ファイト中の宣言はカズマの口で行っていたが、途中からカズミへの呼びかけの時は自身の思念を用いている)、ファイト中に顕現させた5体と、宇宙空間のレリクスに待機していた《絶海のゼロスドラゴン メギド》を合わせた6体の力を受け取り、カズマの肉体を取り込む形で完全復活を遂げた。
 ユニットとして完全実体化した状態で「虚無の要塞レリクス」の中枢に合体し、世界中に虚無の欠片を降り注がせて建造物やフィデス降臨の地、明日川タイヨウをはじめとした人々を次々と消滅させ始める。

 そして、地上のファイターたちには無数の分身を差し向けてファイトさせ(神崎ユウイチロウのみ物理的に蹴散らしている)、自身は乗り込んできたトライスリーを相手にファイト(ギーゼが3体に分身、トライスリーのメンバーそれぞれとのシングルファイトを3面で行う)を挑み圧倒するが、クロノ達の意志の強さを前に敗北・消滅した。
 これによってレリクスも崩壊し、制御を失った虚無エネルギーが暴走を始めるが、ディメンショナル・オーバー・ストライドで分身たちとライドし、メサイアの力を借りたトライスリーによって虚無エネルギーは消滅。これに伴い地球と惑星クレイを繋ぐ道は消滅し、クロノの特異点もなくなったことで、全ての危機は回避された。

人間関係 [編集]

  • ガスティール
    • 「大災厄」の頃から使徒として貢献してきた忠臣の一人。
    • 障害となる「メサイア」を滅ぼすため、メサイアの先導者を死に至らしめる呪いの力を与えている。
  • ヴァレオス
    • 「大災厄」の頃から使徒として貢献してきた忠臣の一人。
    • かつてはギーゼ討伐に赴いたが、ギーゼとの戦闘の中で彼の圧倒的な力に心酔して軍門に下る。
  • グレドーラ
    • 「大災厄」の頃から使徒として貢献してきた忠臣の一人。
    • ギーゼのもたらす破壊の後、メガコロニーが支配する新たな世界を創るために手を組んでいる。ただし彼女の目的は「ギーゼの破壊によって無人となった世界をメガコロニーが支配する」ことにあり、ギーゼがクレイも地球も丸ごと消し去ろうと考えていたことは知らなかった模様。
  • 新導クロノ
    • ギアクロニクルの「特異点」。
    • 器の最有力候補であり、ユニットとの絆を断つ呪いと器としての支配はあと一歩の所まで及んでいた。
  • 東海林カズマ
    • 器候補の一人。
    • 彼の強い意思に反応し、自らの器として認め、ディフライドした。
  • 鬼丸カズミ
    • 器となったカズマを取り戻すためのファイトを挑まれる。

デッキ構成 [編集]

主な使用カード [編集]

アニメ「カードファイト!!ヴァンガードG Z」通算成績:6戦2勝3敗1無効

話数対戦相手勝敗備考
廃墟ビル
14話新導クロノ勝利
レリクス
19話鬼丸カズミ中断
20話鬼丸カズミ勝利
22話-23話新導クロノ敗北三面によるファイト
綺場シオン敗北
安城トコハ敗北

関連リンク [編集]


[1] レオンが使用していた《蒼嵐覇龍 グローリー・メイルストローム》は、ギーゼの使徒となっていたヴァレオスによって暴走したという背景を持つ。