新田シン [編集]
アニメ「カードファイト!! ヴァンガード」の登場人物。
アニメでの声優は森嶋秀太。
過去の時系列[1]にあたる「新右衛門編」では、主人公に抜擢されている。
名前の由来は、愛知県愛西市新右エ門新田町だと思われる。
概要 [編集]
本名は新田新右衛門(にったしんえもん)。戸倉ミサキの叔父[2]でカードショップ「カードキャピタル」の店長。(G以降では2号店の店長)
分厚い眼鏡をかけ、年下の子供相手でも敬語で接する物腰の柔らかい好青年であり、「店長代理」と呼ばれる子猫を頭の上に乗っけている。
チームQ4(クアドリフォリオ)の名前をつけた張本人でもある。
姪であるミサキにドヤされることや店内で飼っている猫の「店長代理」に振り回されることが多く、ひ弱な印象もあるがカードキャピタルの客の皆から慕われている。
ヴァンガードのことには詳しいが、「カードファイト!! ヴァンガードG」までファイトを行う描写どころか気配でさえも一向に見られなかった。
ファイトの腕前も高い実力者であるが、雰囲気の違いからか「新田新右衛門」とは基本的に別人だと認識されており、直接戦った人物か、ミサキやライブなどの関係者以外は誰も信じていない(新右衛門編に至っては、森川カツミ達には「本物の新田新右衛門を殺害して成り代わった」とまで邪推されてしまっている)。
経歴 [編集]
「アジアサーキット編」では、VFサーキットに参加するQ4の後見人として同行した。
「リンクジョーカー編」では、リンクジョーカーの宣戦布告を聞いて宮地学園にいる先導アイチたちの元に駆けつけ、先導エミと飛田マイを自宅へ送り届けるなど陰で活躍する。
「レギオンメイト編」では、彼も先導アイチの事を忘れていた筈だが、蒼龍島への手配やメイト達への対応等[3]、度々全部覚えているかの様な描写もあったが、最後まで語られる事はなかった。
「カードファイト!! ヴァンガードG」では、彼の過去について掘り下げられている。
過去にマーク・ホワイティングや新導ライブと共にチームNIPPONを組んでいたこともあり、ファイトの強さもかなりのものである。実際に対戦した新導クロノもその腕前に驚嘆した。
ファイトの際には普段の眼鏡からレンズの薄い眼鏡に変え性格が少し強気なものになる。
「ギアースクライシス編」では、新導クロノの覚悟を見極めるためにファイトを挑んだ。
2018年版の過去を描く「新右衛門編」では、急死した姉夫婦の店であるキャピタルを手に入れようとする日比野エスカから守るべく奮闘する。
また、この時に捨て猫だった店長代理とはじめて出会った。
一度はエスカに敗北し経営権を失い、嘆願も一蹴され行き場を失っていたが、新右衛門がキャピタルの常連や近所の人々から強い信頼を得ていたことを知ったエスカによってエスカップに誘われ、決勝戦でリベンジに成功しキャピタルに復帰した。この時ライブ、マークと結成した「チームキャピタル」は大会後も継続し、後にチームNIPPONへ改名されることになる。
大学生になった後は高校時代に弟子入りして来た橘タツヤの先導者となっていたが、ユニット召喚実験を進める明神リューズの活動と、それに協力するライブの行動によって徐々にリューズの思惑に巻き込まれていく。
アジアサーキットにチームNIPPONとして出場するも、海津ルウガとのファイトでライブが未知のクラン、ギアクロニクルを使用し、さらに勝ち抜いたはずの決勝戦を辞退すると言い出したことに納得できず、ライブとのファイトで真意を掴もうと試みる。
そのためにライブのいるリューズラボに突入するが、そこでユニット召喚実験のためのファイト相手に指名され、大会中にもかかわらず足止めを食らってしまう。最終的に、リューズに協力していたタツヤとのファイトで勝利するも、クレイへのゲートが完全につながってしまったことでユニットが具現化、地形の崩壊に巻き込まれゲートに放り出されたクロノを救うためにライブが行方不明となってしまうアクシデントが発生。
想像を超えた出来事の連続で平常心を失ってしまったことでイメージ力が弱まり、どうにかたどり着いた決勝戦では神崎ユウイチロウに完全敗北。
その後はキャピタルの店長として呼び名を「新田シン」に改め、かつてとは打って変わった別のキャラを演じるようになった。しかしそんな日々の中、ギアクロニクルを手にした新導クロノと出会い、ファイトによって彼をヴァンガードの世界に導いた。
漫画版では、ギアクロニクルを知らないフリをしており、アニメ版同様新導クロノとファイトした。因みにチームNIPPONや新導ライブに関する設定は漫画版第2巻の時点で触れられている。
人間関係 [編集]
- 戸倉ミサキ
- 姪。「シンさん」と呼ばれている。
- 彼女の親代わりとしての役割を果たし、アイチとファイトのセッティングを行うことでヴァンガードを始めさせた。
- 店長代理
- 店で飼っている猫。戸倉夫妻の死後、キャピタルを受け継いでから程なく拾った。
- キャピタル(1号店)のマスコットとして馴染んでおり、「新右衛門編」では新右衛門が不在の際に店番をやっていたことからこのあだ名がついた。
- 「店長」と呼ばれることを好んでおり、逆に「店長代理」と呼ばれると(特に新右衛門に呼ばれると)不機嫌になる。
- 新導ミクル
- 師匠の妹ということで昔から交流があった。
- お互いに気がある様な描写もあるが、明確にはなっていない。
- 明神リューズ
- 本編が始まるより前に、過去にライブの練習時間を奪っていたため毛嫌いしていたが、ファイトを通じて明神の異質性に気づき、ライブを明神から遠ざけるようになった。
- 橘タツヤ
- 「新右衛門編」当時の弟分。無鉄砲な所がある新右衛門に憧れを抱き、師匠として尊敬するようになる。
- 実質的に彼の「先導者」となったが、タツヤは亡き両親への思いを断ち切れておらず、最終的に対立することになる。
- 日比野エスカ
- 大手カードショップ「ESUKA」の社長。
- 店長がいなくなってしまったキャピタルを買い取ろうと争う。
- 五ノ実ナナミ
- 「ESUKA」のSランク会員。
- 「ESUKA」でファイトして以降、たびたび顔を合わせるようになる。
- 藤浪トノリ
- 「ESUKA」のSランク会員。
- ナナミに付き添う形で同様に顔を合わせる。
- 神崎ユウイチロウ
- エスカが招集したチーム「竜牙独尊」のメンバー。
- 圧倒的な強さの前に一度は敗北することになるが、再戦で勝利する。
デッキ構成 [編集]
主な使用カード [編集]
戦績 [編集]
アニメ「カードファイト!!ヴァンガードG 初期」 [編集]
アニメ「カードファイト!!ヴァンガードG 初期」通算成績:1戦0勝1敗
話数 | 対戦相手 | 勝敗 | 備考 |
カードキャピタル2号店 |
35話 | 新導クロノ | 敗北 | |
アニメ「ギアースクライシス編」 [編集]
アニメ「ギアースクライシス編」通算成績:1戦0勝1敗
話数 | 対戦相手 | 勝敗 | 備考 |
カードキャピタル1号店 |
15話 | 新導クロノ | 敗北 | |
アニメ「ストライドゲート編」 [編集]
アニメ「ストライドゲート編」通算成績:2戦1勝0敗1不明
アニメ「新右衛門編」 [編集]
関連リンク [編集]
正確には2018年版の前日譚。
血縁者については、ミサキの父親か母親(いずれも本名不詳)のどちらなのか言及されていなかったが、「新右衛門編」では、母方(ミサキの母の弟)であることが判明している。
特に決定的なのは改竄された記憶では出会ったばかりの筈の櫂トシキと葛木カムイのファイトを「久しぶり」と評した部分
Gユニットはこの頃から存在していたようである。