明神(みょうじん)リューズ 節を編集

 アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG ギアースクライシス編」の登場人物。

 名字の由来は愛知県の明神山で、名前の由来は時計の側面につけられた突起であるリューズ(竜頭)だろう。 

 作中において「宮沢賢治」氏が著した『銀河鉄道の夜』を読んでおり、友人の死を境に行き過ぎた原理主義に取りつかれる等、その登場人物のジョバンニに通ずる要素が随所に見られる。[1]

 また、幼少期には同じく「宮沢賢治」氏の著作『なめとこ山の熊』を所持しており、こちらからも影響を受けていることが覗える。

概要 節を編集

「カードファイト!! ヴァンガードG」全体の黒幕と呼べる存在である。
 ヴァンガード普及協会名誉会長にして創設時の中心メンバーであり、新導クロノの父親である新導ライブのかつての友人だった。

 ストーリーの鍵を握る「ディペンドカード」を何枚か入手しており、この世界に十二支刻獣と呼ばれる惑星クレイユニットを召喚して惑星クレイの運命力を奪って地球を幸福な世界として構築しようと企んでいる。

 特殊な装置とファイターズカードや新型GIRSによって吸い上げた「ストライドフォース」を利用して既に7体のユニットが呼び寄せられており、彼に召喚されたユニットは洗脳されて意思を持たない傀儡にされている。
 惑星クレイユニットを無理矢理支配し、クレイの幸福を奪おうとするやり方にトライスリー伊吹コウジを始めとしたレジェンドファイターは反発している。
 ユニットを召喚する為の施設は大量に存在し1つ2つ無くなっても大した痛手にはならない様である。そのせいか、中には緊急時に自爆する仕組みになっているものもあるようで、半田ケンスケの言い方からするに情報の流出を防ぐ為に職員に「自決」も言い含めていると思われる。

 暴力を悉く嫌い、常にヴァンガードファイトで物事の決着をつけようとしている。
 ただし、綺場家を崩壊させたり、建造物を破壊して怪我人を出す、ストライドゲートによって惑星クレイに犠牲とした完全なる未来を求める等、必要な犠牲を容認する一面もある。
 また、セキュリティのロボットを配置していたり、スタンガンを携帯している辺り、相手が先に暴力を仕掛けてきた際には、やむを得ないとも考えている様だ。

 争いを嫌う理由としては、家庭環境の悪さとテレビで見た戦争の現場に心を痛め、極めつけとして、自分にヴァンガードを教えて一緒に遊んでくれた少年が他人の喧嘩を仲裁しようとして死亡したためである。[2]

 現在、部下として確認できているのはカンパニーのメンバーと「ピースメーカー」、研究員の半田ケンスケ等である。

経歴 節を編集

 物語以前に、同志を集め、ヴァンガード交流クラブを設立し、ストライドゲートを開くために友人の新導ライブの協力を仰ぐが、リューズの思い描く平和を否定され、ラボを破壊されてディペンドカードを4枚奪われた挙げ句に片目を負傷した。

 草の根運動を続けてきたヴァンガード交流クラブを「リンクジョーカー編」でリンクジョーカー櫂トシキらが起こした“Я”事件でヴァンガードの是非が問われた際に、ヴァンガードの復興に尽力したことを切欠にヴァンガード普及協会という巨大な組織に変え、ヴァンガード界の実権を握った。

 アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG」初期では神崎ユウイチロウ伊吹コウジの話の中で語られるのみで、新導ライブと共にギアクロニクルを地球にもたらしたとされており、「ディペンドカード」を悪用しようとしていることと、政財界とも深い関わりがあり所在を隠していたことが語られた。

 「ギアースクライシス編」では、「Gクエスト」を利用して「ストライドフォース」を収集していたが、伊吹が進めていた「ギアースクライシス」によって所在を突き止められてしまった。

 「ストライドゲート編」では、ユニットを召喚するたびに大きな負荷がかかっていたため、肉体に限界が訪れて死亡する。その後、クローン技術によって事前に用意していた子供の肉体に知識と記憶を写し、新たな生を得た。その姿で新導クロノの前に現れ、争う意思が無いこととライブの生存を伝え、クロノをスカウトしようとしている。

 その目的が明らかになってからはクロノと対立し、ファイトで勝利を確信した際に《クロノファング・タイガー》を実体化させて彼を襲うが、クロノのディペンドカードから実体化したユニット達に阻まれる。その後、クロノが気を失った隙に覚醒したディペンドカードを全て持ち去っていった。[1]

 ストライドゲートを開き、自身の理想である「争いの無い世界」を実現させるため、人類全てに対し、本人の理想や願望が反映された夢を見ながら眠り続けることを強いる。

 これに反発したクロノ達を「裁定者」としてストライドゲートに招き入れ、それぞれ因縁のある相手と戦わせることで未来を決めようとした。

 しかし、裁定者として選ばれた綺場シオン安城トコハ明日川タイヨウ蝶野アムがそれぞれの相手に勝利し、またリューズ自身もクロノに敗れたことで、その理想は崩れ去った。

 そしてリューズは十二支刻獣の力によって乳幼児まで若返り、記憶も完全に失った。これが彼に与えられた「救い」なのか「罰」なのかは分からないが、もう一度人生をやり直すこととなったリューズは安城マモルらに託された。

 現在は、リューズ自身が事前に建てていた児童養護施設で生活しているらしい。時々、マモルに連れられてドラゴンエンパイア支部に顔を出しているようだ。

人間関係 節を編集

  • 少年(名称不明)
    • 家庭環境が悪く友人のいなかった明神の先導者となったが、他人の喧嘩を仲裁しようとして死亡した。彼の死が明神の性格を歪ませる原因となった。
  • 新導クロノ
    • 「ストライドゲート編」で、高いイメージ力を持ち、旧友の息子であるとしてスカウトするが、断られた。
  • 伊吹コウジ
    • 明神を目的の為なら手段を選ばない男と評している。
    • 初期では、明神に近づく為に神崎ユウイチロウに取り入っていた。
    • 明神は伊吹が過去に地球滅亡寸前にまで追い込んだ事を知っており、「罪人」と評している。
    • 「ギアースクライシス編」では、彼の提案した「Gクエスト」を利用して十二支刻獣を7体も呼び寄せたが、「Plan-G」によって所在を暴かれた。
    • 「ストライドゲート編」では、自らの所在を暴いた「Plan-G」計画を大きく評価する反面、蒼龍財団等による暴力行為による拠点襲撃を野蛮と貶した。世界が明神のイメージに包まれた際、イレギュラーとして参戦した伊吹を余興として撃破した。
  • 新田シン
    • 回想にて、当初は明神が、大きな大会を控えているライブを計画に誘うこと自体に怒りを感じていたが、明神とファイトしてからは明神の異質性を感じてライブから遠ざけようとした。
    • ライブ失踪時に明神が一緒にいたことから、その原因が明神にあると思っている。
  • 安城マモル
    • 「ストライドゲート編」では、他人を騙して利用する明神の行動に激しい憤りを感じている。
  • 神崎ユウイチロウ
    • 「ストライドゲート編」の7年前にGIRSのモニターとして招待し、それ以降崇拝されている。予備実験として彼にディペンドカードを贈った。

デッキ構成 節を編集

主な使用カード 節を編集

戦績 節を編集

アニメ「ストライドゲート編」 節を編集

アニメ「ストライドゲート編」通算成績:6戦2勝2敗2中断 

話数対戦相手勝敗備考
公園
28話新導クロノ勝利
明神のラボ跡地
34話新導クロノ中断
明神の別荘
35話新導クロノ中断34話で中断された状態から再開
カードショップ
38話新田シン敗北回想
ストライドゲート
44話-45話伊吹コウジ勝利
48話-49話新導クロノ敗北

関連リンク 節を編集


[1] アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG ストライドゲート編」第35話。
[2] アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG ストライドゲート編」第38話。