《邪眼の美姫 エウリュアレー》 - カードファイト!! ヴァンガード Wiki

《邪眼(じゃがん)の美姫(びき) エウリュアレー/Evil-eye Princess, Euryale》 [編集]

　双剣覚醒で収録されたグレード３のオラクルシンクタンク。

　ヴァンガードサークルかリアガードサークルに登場した時にソウルのオラクルシンクタンクが６枚以上なら、相手の手札からランダムに１枚を裏でバインドし、そのターンの終了に相手はそのカードを手札に加える自動能力を持つ。

　一時的に相手の手札をランダムに裏でバインドすることで、相手の守りの選択肢を減らすことができる。
　コストはないが要件を満たすためにソウルのオラクルシンクタンクを６枚以上にしておくが必要あるので、ソウルを増やす手段を多く有する【アマテラス】や【ツクヨミ】等に限定されやすい。

　バインドしたカードはターンの終了時の時限誘発で相手の手札に加わるため、それによって相手の手札を減らせるのはあくまでも一時的である。
　それでも相手の手札を一時的にでも減らすことで望まぬカードのコールを強要できる可能性や、単純に守護者やヒールトリガー等の強力なガーディアンをバインドして決定打を生む可能性を持っている。

　《静水の祭神 イチキシマ》や《サイレント・トム》、《振鈴の斎女 オウカ》等のコール制限との併用も、重ねて選択肢を狭められるので相性が良い。
　また、〈ノーブル〉に属するカードであるのでソウルを稼ぐ手段として《半月の女神 ツクヨミ》を利用するなら、〈ノーブル〉のユニットにパワーとガード強要が行える能力を付与する《残月の斎女 ハルヅキ》との併用も視野に入れることができる。

　難点となるのは、直接アドバンテージを稼げる類の能力ではないことと、目標はランダムに選ぶことになるので、シールドを持たないグレード３以上のカードの他、《静水の祭神 イチキシマ》等のコール制限によってコールできなくなっているカード等の不要なカードを無意味にバインドして終わることも十分考えられるので留意しておきたい。

• 本ゲーム初となるバインドに関連するカード。

• 神秘の預言者での再録時に、テキストの「裏向きでバインドし、そのターンのエンドフェイズ開始時、そのカードを手札に加える。」の部分の表現が「裏でバインドし、そのターンの終了時、相手はそのカードを手札に加える。」に変更され、バインドしたカードを時限誘発で手札に加えるファイターが相手であることが明文化されている。

• アニメでは第62話（VS鳴海アサカ）から戸倉ミサキが使用。２枚をコールしてバインドし、フィニッシュへの布石にした。第73話（VSホロスコープ）でも同様に２枚をバインドして勝利している。第69話（VS立凪レッカ）、第75話（VSリー・シェンロン）では１枚をバインドしたが決定打には繋がらず、最終的にはその後の反撃で敗北を喫している。
  • ミサキがこの能力でカードをバインドする時には、人差し指と中指を突きつけて「バインド！」の台詞と共に光弾が放たれて相手のカードを弾く独特の演出がある。第69話ではカードショップPSYのファイトテーブルを使用していた（ファイター二人の間に障害物がある）ためかポーズを取るのみでレッカが自分でカードを置いていた。

• アニメ「ギアースクライシス編」では第23話（VS安城トコハ）にて戸倉ミサキが使用。
  ９ターン目で《辣腕のコンシェルジュ》がいる左前列にコールし、自動能力を使用してトコハの手札を１枚バインドした。
  バインドしたカードは完全ガードの能力を持ったカードであり、６ターン目のトコハのドライブチェックで見えていた《桜吹雪の乙女 リルガ》であると思われる。

関連カード [編集]

• 《戦巫女 メデューサ》

ユニット設定 [編集]

蛇の頭と瞳を持つ美しくも禍々しい妖姫。 オラクルシンクタンク所属への経緯は不明である。
人の寄り付かない朽ちた遺跡に居を構え、占術の研究を行っている。
占術以外の研究にも意欲的であり、時には自らを披見体として実験を行うこともある狂科学者としての顔も持つ。
謎の多い彼女の事を調べようとして遺跡に踏み入った者は、誰一人として戻ってこなかったと言われている。

• 「エウリュアレー(Euryale)」とは、ギリシア神話に登場する女神で、女神アテネに怪物にされたゴルゴン３姉妹の次女でもある。名前は他のゴルゴンの姉妹たちの名と同様、月の女神の呼称とされる。ゴルゴン姉妹はかつては美しい娘であったが、末妹のメデューサがアテネの怒り(妬み)を受け、抗議した姉のステンノーとエウリュアレーの２人も醜い怪物の姿にされた。その姿は蛇の髪を持ち、宝石のように輝く目で見たものを石に変えるという。
• なお、文中の「披見」とは手紙などの文書を開いて見ることであり、「被験（被験体）」の誤植と思われる。

• 初の「日本神話由来ではないノーブル」である。

• 月刊ブシロードの公式サイトの編集部コラムによれば《戦巫女 メデューサ》の姉。

FAQ [編集]

• Q130 （2012-01-14）
  Q. バインドしたカードはどこに置かれますか？
  A. バインドゾーンに置かれます。その際、どのカードによってバインドされたのかわかるように置いて下さい。
• Q131 （2012-01-14）
  Q. 「ランダムに」とはどのように行えばいいですか？
  A. カードの表を見ずに、全てのファイターがそのカードがどのカードなのか、わからない状態でカードを選んで下さい。
• Q132 （2012-01-14）
  Q. 裏向きでバインドゾーンに置かれたカードの表を見ることはできますか？
  A. バインドゾーンに置かれたカードの持ち主のみ見ることができます。
• Q455 （2013-08-29）
  Q. 「ランダムに」とはどのように行えばいいですか？
  A. カードの表を見ずに、全てのファイターがそのカードがどのカードなのか、わからない状態でカードを選んで下さい。
• Q456 （2013-08-29）
  Q. バインドしたカードはどこに置かれますか？
  A. バインドゾーンに置かれます。その際、どのカードによってバインドされたのかわかるように置いて下さい。
• Q457 （2013-08-29）
  Q. 裏向きでバインドゾーンに置かれたカードの表を見ることはできますか？
  A. バインドゾーンに置かれたカードの持ち主のみ見ることができます。

収録情報 [編集]