東雲ショウマ [編集]
東雲ショウマ(しののめ しょうま)は「カードファイト!!ヴァンガードG」の登場人物。アニメでの声優は石田彰。
概要 [編集]
明神リューズの協力者「カンパニー」のメンバー及び「チーム・ディマイズ」のメンバーの一人。
相手のデータ収集に長けた頭脳派のファイターで、一見社交的で穏やかな人物にもおもえるが、その内面は他人の不幸を何よりの悦としており、完璧に近い物に生まれる僅かな「ゆらぎ」を愛する。
その行動原理は、「自分が見た未来が実現する悦び」と「“ゆらぎ”によりその未来が綻ぶ悦び」、この2つの琴線を激しく刺激する相反する悦び、矛盾するその2つがすべてであり、明神リューズの理想世界についてはどうでもよく、ただその悦びを欲っしている。
綺場シオンに興味を持っており、わざわざ彼の身辺調査までしている。シオンの「ヴァンガードとそれ以外のことの両立」という考えには、どちらも中途半端であると思っている。何故そこまでシオンに拘るのかは不明である。
神崎ユウイチロウの言う「ディペンドカード」については興味があるという旨の発言をしている。
ユナイテッドサンクチュアリ支部にいた理由はただ気に入っているだけと述べており、ユナイテッドサンクチュアリ支部の主義や思想を背負うつもりもなければ、傾向もしていないとのこと。
また、伊吹コウジ程ではないが肉弾戦でも強いようだ。
今日のカードによると、《神界獣 フェンリル》が彼の分身であるとのこと。
経歴 [編集]
「カードファイト!! ヴァンガードG」初期では、ユナイテッドサンクチュアリ支部の選抜である「チーム・ディマイズ」のメンバーで、3人の中ではリーダー的存在だった。
地区大会本選では大将を務め、試合前に迷いを生じているシオンに揺さぶりをかけて、試合には自分が有利な状況を展開し、さらに彼を追い込む心理作戦によってチームに勝利を導いた。
大会後、烏森ユウヤを財力目的で「ドッグトレーナー」としてスカウトし、シオンに仕向けるもシオンにがこれを撃ち破る。
スペシャルマッチにてシオンに敗北し、リベンジを宣言した。
敗北後からその本性を現し始め、伊吹コウジに「トリガーなんて何時でも引ける」と言い残してユナイテッドサンクチュアリ支部から離脱した。
「ギアースクライシス編」では「エース」と名乗る蝶野アムを操り、綺場の買収に成功し、シオンを苦しめた。
アムがシオンに敗北した際、バイクで現れアムを回収し、シオンに怪我を負わせたのも恐らく彼である。
アムの「ピースメーカー」としての実力に疑問を抱いており、アムに最後のチャンスを与えるフリをして、ダークゾーン支部でのGクエストにラミーラビリンスを参加させ、弓月ルーナの「ピースメーカー」としての適性を量り、アムよりも優れている事を確認した。
アムを悪事から手を引かせようとアルティメットステージの舞台裏に来た安城トコハとアムの真意を探りに来たシオンの前に姿を現し、明神リューズの協力者である事、買収を命じたのは自分である事を明かし、シオンに殴られ喜んでいた。
「ストライドゲート編」では、カンパニーの幹部である事が判明し、ラボに突入された時はシオンを足止めし、時間稼ぎをしていた。
その後もシオンと伊吹を苦しめる為に工作を行う他、同僚である江西サトルと蝶野アムが自分の願いを叶える為に悪事を続ける様を見て喜んでいた。
十二支刻獣の召喚の準備が整った際に、傀儡にしていた綺場ウツギから「光輝の剣 フィデス」を取り上げ、新たな綺場の後継者として就任した。
ストライドゲートのプログラムを改竄するために、同僚である筈の若水ソウスケにファイトを仕掛け、彼を追放し、伊吹コウジだけはストライドゲートによる催眠の対象にならない様にプログラムを変更した。
世界が明神のイメージに包まれてからは、明神側の裁定者の一人に選ばれ、綺場シオンと激突する。
シオンに剣を返還して彼を煽る発言を繰り返すが再び敗北し、明神側の2番目の敗者となる。
しかし、自らの敗北は予定調和であった様である。
空間が崩壊し、瓦礫が落下してきたところをシオンに庇われた。自分の身代わりに押し潰され、どれだけ叫んでも動かなくなったシオンの姿に大きく取り乱し、涙した。再び瓦礫が落下して押し潰されたかに思われたが、生還した。
事件後はシオンに綺場HDの全権を譲り、負けを認めつつどこか清々しげに旅立った。
「カードファイト!!ヴァンガードGZ」では、レリクスの幻影が登場。
他の幻影と違ってファイトすることはなく、ヴァレオスの幻影に挑むシオンの前に現れ、シオンの覚悟と返答に満足して消滅した。
ギーゼによる世界の崩壊が始まった時に本物も登場。
他のファイター同様にギーゼの虚無と立ち向かっていた。
人間関係 [編集]
- 若水ソウスケ
- カンパニーのメンバーの一人。「(カンパニーの作戦が)上手く行きすぎてつまらない」という個人的な理由で彼にファイトを挑み、倒すことで追放に追い込む。そして彼の作ったプログラムに伊吹が対象にならない様に細工を施した。
- 明神リューズ
- カンパニーを統率する長。あくまでも“同じ目的”を持つ同志として組んでいるに過ぎない。「ストライドゲート編」初期は「リューズさん」と呼んでいたが、裁定者となってからは「明神リューズ」と呼んでいる。
- 「ストライドゲート編」では、新導クロノと新導ライブに固執する明神の行動をセンチメンタルと評し見下している描写がある。
- 蝶野アム
- 明神側の協力者。友情と目的の板挟みになり、悪事の片棒を担がされて苦しむ彼女の様を愉しんで見ている。
- 弓月ルーナ
- 明神側の協力者。彼女の「ピースメーカー」としての適性をいち早く見出だした。
- 羽島リン
- ユナイテッドサンクチュアリ支部に潜入した際に所属していたチーム・ディマイズ時代のチームメイト。向こうからは鬱陶しがられている。
- 刈谷スギル
- ユナイテッドサンクチュアリ支部に潜入した際に所属していたチーム・ディマイズ時代のチームメイト。彼に「ギル」という愛称をつけており、ちょっと気に入っていたのか、彼が負けた際に、少しだけ擁護するシーンがあった。[1]
- 明日川タイヨウ
- ユナイテッドサンクチュアリ支部に潜入した際に所属していたチーム・ディマイズ時代のチームメイト。シオンに敗北した際に東雲を「偽りの強さ」と評価された。
- 神崎ユウイチロウ
- ユナイテッドサンクチュアリ支部に潜入した際に所属していた時代の長。彼の方針は崇拝してはいないが否定もしていない。
- 伊吹コウジ
- ユナイテッドサンクチュアリ支部に潜入した際に所属していたチーム・ディマイズ時代のコーチ。シオンに敗北した後、「自らトリガーを引く気の無い奴」と評される。それ以降は彼を執拗につけ回している。
- 綺場シオン
- ライバル。彼に興味を持っており、わざわざ身辺調査までしている。シオンに拘る理由はあらゆる理不尽からも立ち上がり、自分の計算を常に覆してくるからと発言している。
- 初期では、彼の「ヴァンガードとそれ以外のことの両立」という考えには、どちらも中途半端であると思っている。
- 「ギアースクライシス編」以降でも、綺場家の買収等の嫌がらせを続けていた。
- 「ストライドゲート編」でも彼を追い詰めるが、審判者を決めるファイトで敗れた。
- 「カードファイト!!ヴァンガードGZ」ではレリクスの幻影としてシオンと問答していた。
デッキ構成 [編集]
主な使用カード [編集]
戦績 [編集]
アニメ「カードファイト!!ヴァンガードG 初期」 [編集]
アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG 初期」通算成績:2戦1勝1敗
話数 | 対戦相手 | 勝敗 | 備考 |
地区大会ベスト16 |
31話 | 綺場シオン | 勝利 | |
ユナイテッドサンクチュアリ支部スペシャルマッチ |
42話 | 綺場シオン | 敗北 | |
アニメ「ストライドゲート編」 [編集]
アニメ「ストライドゲート編」通算成績:2戦1勝1敗
関連リンク [編集]
アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG」第29話「チーム・ディマイズ」。