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ノーマルユニット 〈3〉 (ツインドライブ!!) |
ダークイレギュラーズ - ヒューマン パワー11000 / シールドなし / ☆1 |
【起】【(V)】:【双闘20000】「砂塵の異能者 イザヤ」(相手ヴァンガードがグレード3以上なら、このユニットは1度だけドロップゾーンから4枚山札に戻し、山札から指定カードを探し、双闘できる) 【自】【(V)】:このユニットがヴァンガードにアタックした時、このユニットが【双闘】していて、あなたのソウルが6枚以上なら、そのバトル中、このユニットのパワー+5000。さらに、あなたのソウルが10枚以上なら、あなたのユニットを2枚選び、そのターン中、パワー+5000。 【起】【(V)】:[【ソウルブラスト】(1) - グレード0のカード] 【ソウルチャージ】(2)。そのターン中、この能力は使えなくなる。 |
月刊ブシロード2014年7月号で付属したグレード3のダークイレギュラーズ。
シークメイトの指定カードは、カードがソウルに置かれた時にパワーを得る《砂塵の異能者 イザヤ》。
双闘状態での能力は、ヴァンガードにアタックした時にソウルが6枚以上ならパワー+5000を得て、さらにソウルが10枚以上ならユニット2枚にパワー+5000を与える自動能力。
ソウル10枚以上でパワー+5000を得ると同時に、パワー+5000を与えて全体、または局所的な要求シールドの増加が狙える。
ただ、ソウルが6~9枚で《秘剣の探索者 ヴォルティガーン》と同程度、ソウル5枚以下となるとそれ以下の働きしかできない。
同じソウルの枚数でパワーを与える能力を持つ《五大元素の支配者》と比べると、リアガードサークルが埋まっている場合ではリアガードの総合パワーで若干劣るが、こちらはリアガードが少なくても問題なく機能する。
展開力の低い【ダークイレギュラーズ】は理想的なフィールドを整えにくいため、状況を選ばないというのは大きな利点である。
《エコー・オブ・ネメシス》と同じ起動能力を併せ持っており、能力の要件を満たすまでの過程は概ね同様と言える。
また、このカードの場合はシークメイトのコスト稼ぎが行え、特に山札に戻したいことが多いトリガーユニットを始めとするグレード0のカードをドロップゾーン送りにできるという点でも有益である。
弟分の「イザヤ」と共に、世界中の遺跡を荒らす凄腕の盗掘者。念じて触れた無機物を灰に変える異能「灰は灰に(アッシュトゥアッシュ)」を使う。先人が封じた装具や魔法に異常なまでに興味を示す。戦闘技術は高いが、興味がない事には食指が動かない為、「後始末」は「イザヤ」にまかせっきりだという。
【ある盗掘者の苦悩】
ダークゾーンに点在する無数の遺跡群。
いついかなる文明が築かれていたのか、知る者はいても語る者はいない。
管理者のいない遺跡は、そこに眠る財宝や遺産を狙う盗掘者の恰好の標的であった。
そして、今日もまた小さな神殿跡が、破砕音一つ無く静かに失われようとしていた。
「イザヤ、貴様の破壊には美が足りぬ!ここも!ここも!隙間だらけでは無いか!破壊とはだな――」
「OKOK、リギルの兄貴。話は後でゆっくり聞くからよッ、まずは、とっとと壊しちまおう、ぜッ!」
「その通りだ、リギル。めぼしいものはいただいた。早く終わらせてずらかるぞ」
「ム……ハダルが言うのであれば、やむを得ん」
異能の盗掘者「ハダル」と「イザヤ」、さらに表の世界を追われた傭兵――破壊者「リギル」。
神殿跡の破壊は、この界隈でも有名な3人の盗掘者たちの仕業である。
この3人、一見息のあったチームに見えるが、リーダー格であるハダルは人知れず悩みを抱えていた。
(……最近のリギルには困ったものだ)
(当初のヤツは美だの何だのと言う事も無かった。破壊に費やす時間も劇的に減っていたのだが)
負け戦からの逃走中、ハダルにかくまってもらった事で難を逃れたリギル。
元の稼業にも戻れず、なし崩し的に盗掘協力を始めた頃の彼は、
奇声をあげながら破壊を楽しむイザヤとは対称的に、
壊し損なっていた箇所を表情一つ変えずに始末する真面目な男だった。
(ああなったきっかけは何だったか――)
過去に思いを馳せるハダルの脳裏に浮かぶのは、
大雑把に壊してまわるイザヤと、後ろについて後始末を行うリギル……、
ひたすら壊してまわるイザヤと、横で小言を呟きながら後始末を行うリギル……、
無造作に壊してまわるイザヤの前方、彼が破壊する前に、大きな石片を高笑いと共に消し飛ばすリギル……。
「キサマが発端か!」
「いってぇッ!?なんで殴るんだよ、ハダルの兄貴!」
「何を遊んでいる貴様ら。早々に片付け、破壊における美とはなんたるか、存分に語り合おうぞ!」
イザヤの雑さが、リギルの持って生まれた几帳面さに火をつけた――ようはそれだけの話だった。
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PRカード | 月刊ブシロード2014年7月号 | MB/013 イラスト/伊藤未生 | 君の存在も、これで消えていくんだ。 |
PRカード | 月刊ブシロード2015年8月号 | MB/029 イラスト/伊藤未生 | まったく、結果は見えているというのに。 |