《
|
Gユニット 〈4〉 (トリプルドライブ!!!) |
むらくも - デーモン パワー15000+ / シールドなし / ☆1 |
【超越】(お互いのヴァンガードがグレード3以上で解放!) - ストライドステップ - [あなたの手札からグレードの合計が3以上になるように1枚以上選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【超越】する。 【自】【(V)】:あなたのユニットが(R)に登場した時、そのユニットと同名のあなたのユニットが2枚以上なら、そのターン中、そのユニットのパワー+2000し、『【永】【(R)】:このユニットは後列からアタックできる。』を与える。 |
ファイターズコレクション2015で収録されたむらくものGユニット。
ユニットがリアガードサークルに登場した時にそのユニットと同名のユニットが2枚以上なら、そのユニットにパワー+2000と『後列からアタックできる永続能力』を与える自動能力を持つ。
《看破の忍鬼 ヤスイエ》や《忍竜 ヒデンスクロール》等のリアガード1枚と同名のカードをスペリオルコールする能力を使えば確実に要件を満たしつつこれらの能力の「前列要員は2枚以上追加でスペリオルコールしても意味がない」という欠点を無視できる。
また、パワー増加によってブーストなしでも相手のユニットに対してアタックのヒットを狙いやすくなる。
また、バトルフェイズで誘発する《忍竜 ルーンスター》であれば、後列のユニットがいないリアガードサークルにスペリオルコールしてもよくなる上にパワー11000での疑似スタンドが狙えるようになり、格段に使いやすくなる。
リアガードが少ない場合でも、後列に居させることでそのリアガードがバトルで狙われるリスク等を避けるといった使い方もある。
ひとつの体に二つの魂を宿す、古き時代の大妖。普段は白く美しい髪をした温厚な青年だが、ひとたび戦になれば、逆立つ鬣を振りかざす悪鬼羅刹と化す。日に日に荒んだ人格でいる期間が長くなり、ある時ついに謀反にまで至る。計画は失敗し、首謀者である彼は当代の皇帝によって首を刎ねられたと伝えられている。
【真凶・カガミジシ】
「古の鬼獅子よ、この時代で何を為そうと」
「愚問なり」
ドラゴンエンパイア東方。
さる山奥の峡谷で、超越現象の暴走が発生した。
制御不能に陥った過去の戦士、その名を“カガミジシ”。
帝国の歴史に名を残す謀反人である。
月を血で染めるかのように、カガミジシの凶行は三日三晩続いた。
ある者はその妖気に蝕まれ、ある者はその刃の前に倒れ、
またある者は抵抗の意志を失い、その行軍に加わった。
が、峡谷を渡す大橋の途中、一人の忍が彼を咎めた。
「鬼獅子よ、御主の事は聞き及んでおる……はるか昔、帝国へ謀反を起こした、と」
「ならば問うまでもなかろう」
背後に百の妖を従え、カガミジシは西、帝国の中心部を目指していた。
「左様か……ならばこの橋、通すわけには」
忍が刀に手をかけた刹那、カガミジシの剣がその首を一閃した。
かに見えた。
――ばさり。
剣を振り下ろしたまま、カガミジシは凍りついたように動きを止めた。
彼の真赤な髪が背後から斬って落とされ、橋をはらはらと紅に染める。
「通すわけには行かぬ。
拙者は帝に仕える忍。謀反を見逃すわけには行かぬ」
変わらない口調で、その忍はつぶやいた。
「……く、く、く。なるほど。
おぬし、名は」
「名はヤスイエ。人は看破の忍鬼と呼ぶ」
かくして、ドラゴンエンパイアで発生した暴走事件は鎮められた。
その後現れた“ギアクロニクル”の使者によってカガミジシは元の時代へと送り返された。
後の報告によれば犠牲者は百を超え、暴走事件の中でも類を見ない惨事であった。
ヤスイエが「超越」の担い手となる、数日前の出来事である。
スペシャル/コレクション | ファイターズコレクション2015 | G-FC01/034 RR イラスト/いけだ | 荘厳なる白獅子、活発なる紅獅子。舞えよ鏡の如く。 |