(とき)(うん)(めい)(しゃ) リィエル=アモルタ》 [編集]

ノーマルユニット 〈3〉 (ツインドライブ!!) (ペルソナライド)
ケテルサンクチュアリ - エンジェル パワー13000 / シールドなし / ☆1
【自】【(V)】:このユニットがアタックした時、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、あなたのリアガードを1枚選び、バインドし、あなたの山札から、それと同名のカードを1枚まで探し、(R)にコールし、山札をシャッフルする。
【自】:このユニットが(G)に置かれた時、【コスト】[手札から1枚捨て、バインドゾーンから2枚山札の下に望む順で置く]ことで、「運命者」を含むあなたのユニットを1枚選び、そのバトル中、ヒットされない。
【ディヴァインスキル】-【自】【(V)】:このユニットがアタックしたバトル終了時、相手のヴァンガードがグレード3以上なら、あなたのドロップから、このユニットと同名のカードを1枚選び、【スタンド】でライドしてよい。ライドしたなら、そのターン中、そのユニットのドライブ-1。

 無幻双刻で収録されるグレード3のケテルサンクチュアリ

関連カード [編集]

ユニット設定 [編集]

第7の運命者。その正体は、無神紀の内乱で亡くなったレザエルの恋人、リィエルと瓜二つの姿と声を持つ天使。リィエル゠アモルタは他の6人と違い、これから起こる「未来の悲劇」で生じた運命力によって、現在の時間軸に復帰した運命者である。ギアクロニクル以外では極めて稀な、実体をもって過去への「時翔」に成功した者であり、その姿は機械仕掛けと融合したものへと変わり(種族としては依然「天使」ではあるが)、性格や話し方もどこか無機質な感じを漂わせる。ただその内に秘めるのはレザエルを救いたいという強い意思と愛情であり、そのためにはどのような手段もためらわず選ぶ。

プロディティオの乱
 無神紀のユナイテッドサンクチュアリ(現ケテルサンクチュアリ)における最大にして最悪の内乱。
 同国人同士の争いとしては前例がないほどの戦死者、戦傷者と、傷つき荒れ果てた国土により後世の歴史にも暗い影を落とし、現在でも同国民の間では語るのも思い起こす事も嫌われるほどの争乱である。ケテルサンクチュアリでは「プロディティオ」と言えば、小さな悪意や失敗が取り返しのつかない凶事に拡大することを意味するほどだ。(もっとも《時空の断絶》によって、この頃の詳細な記憶や記録はほとんど失われているが……)
 またエンジェルフェザー隊員の間では、「ユナイテッドサンクチュアリの華」と称えられた天使リィエルの非業の死と、同じく当時すでに不世出の癒やし手と評されていたレザエルの嘆きと落胆の深さ、そして離隊が、悲劇として語り継がれている。
 プロディティオは円卓会議に参列するほど高位な地方領主であり、それまでは仁政で知られる名君であったにも関わらず、ある日まったく突然に全軍を招集して中央からの独立と地上の王を僭称した。敵はケテルギアで富を搾取し肥え太る住民とそれを由とする円卓会議にあり、として。
 事態が混迷し長期化したのは、もともと天空の浮島に対する地上側の反発が爆発寸前であったことと、破竹の勢いで聖都セイクリッド・アルビオンに攻め上ったプロディティオ軍に呼応して、地上の民の多くが不満を一気に爆発させ、同じように反旗を翻した地方領主たちの軍勢に加わったからだ。
 ただし、勢いをかってプロディティオに味方した他の領主や民衆はほどなく後悔することになった。指揮官プロディティオの熱狂に伝染したかのように、付き従う兵士も異常なほどの凶暴性と敵意をもって、敵味方/天空・地上を区別することなく破壊と殺戮を繰り返したからである。
 怒りがより多くの破壊を、憎しみがさらに多くの死者を生み出し続け、悲しみはサンクチュアリ地方を絶望で覆い尽くした。
 そして戦いは僭主プロディティオが死亡するまで30年あまり果てしなく続き、国力の疲弊と天地の対立を決定的なものとし、さらには他国を排斥する風潮にも結びついて(プロディティオの急変と乱心には他国の間者や扇動、あるいは洗脳を疑う噂まであったためだ)、ほどなく閉鎖的かつ不平等、不安定な国家である初期ケテルサンクチュアリの建国にも繋がることになった。
 なおリィエルの死が与えた影響として、恋人を失ったレザエルと仲間たちの悲しみは言うまでもなく、敵味方問わず癒やし手として奔走した彼女を悼む民の動揺もまた大きかったために(またリィエルの弔い合戦などという火種の再燃を避けるという政治意図も含めて)、天空の都ケテルギアの円卓会議は英雄たちの魂が眠る地上のサンクガード寺院に彼女の立像を建てて墓碑とし、亡骸は故人の遺言に従って彼女の従者3人ビルニスタ、アドルファス、エルジェニアだけが知る、はるか異国の遺構へと密かに運ばせた。
 遺構の存在を生前のリィエルがなぜ知り、どうして自分の亡骸を故国の墓所ではなく歴史からも忘れられた遺跡に安置させたのか、その理由は定かではない。ただ結果としてこのギアクロニクル第99号遺構が、リィエルを時の運命者リィエル゠アモルタとして現世に再び姿を見せる奇跡の舞台となった事は確かである。

3人のリィエル──運命と宿命、過去と2つの現在(いま)

 今現在、惑星クレイ世界には3人のリィエルがいる。その過去と未来、現在は複雑に絡み合っているため、
 奇跡の運命者レザエルを中心として、存在するリィエルについて以下に改めて状況を整理してみたいと思う。

リィエル
 国家:ユナイテッドサンクチュアリ 種族:エンジェル
 プロフィールと現在
 :レザエルの恋人。エンジェルフェザー隊員。今は亡きリィエル。
  当時レザエルと並んで世界一と呼ばれた癒やし手。頭脳明晰、才色兼備。
  医術の腕だけでなく戦場においても危険を恐れず献身的な姿勢、患者を慈しむ心から
  「ユナイテッドサンクチュアリの華」と称され、敬愛された。
  長く続いたプロディティオの乱、その最後に負傷者を逃がすための盾となって死亡。
  その非業の死は全国民を嘆かせたが、レザエルは恋人の身体を完璧に修復した後、永く姿を消した。
  レザエルの深く大きな悲しみは、後に零の運命者ブラグドマイヤーが生み出される源となった。

時の運命者 リィエル゠アモルタ
 国家:ケテルサンクチュアリ 種族:エンジェル
 プロフィールと現在
 :零の運命者ブラグドマイヤーによって全てが(ゼロ)となった未来から、
  まだ滅ぼされていない現在へとやってきた運命者。
  滅んだ未来においてブラグドマイヤーの(ゼロ)(うろ)に巻き込まれ亡くなったレザエルは、
  死に際に運命者として集めた膨大な運命力を解放する。
  その時の運命力が第99号遺構に流れ込み、永く停止していたギアクロニクルの遺跡を起動。
  この場所に葬られていたリィエルの遺体を基に、偽りの生命と身体を与え、
  レザエルの全記憶を受け継いだ(後の)時の運命者リィエル゠アモルタは時翔(タイムリープ)を成功させ
  「まだ滅んでいない現在」に出現した。
  なお時翔(タイムリープ)の結果、ギアクロニクルの遺跡に“卵”となって出現したリィエル゠アモルタは、
  その完全復活までCEOヴェルストラに保護され、助力を受けている。
  復活した、時の運命者リィエル゠アモルタはレザエルの死の運命を変えるため彼を襲うが果たせず、
  その残る力の全てを、運命大戦の最終盤、レザエルがブラグドマイヤーに勝利するために捧げ、消滅した。
  その最後の存在の力は(ゼロ)(うろ)に、1枚の白い羽根の形で残り、今回の復活となる。
  なお、時の運命者 リィエル゠アモルタはギアクロニクル以外としては稀な時翔(タイムリープ)の成功者
  であり、時間軸の違う未来を知る者、そしてレザエルの全記憶を持つ。そしてそこから構成された意志は、
  恋人レザエルが見て、知って、感じた生身の天使から再現されたものであり、結果として
  死した「ユナイテッドサンクチュアリの華」リィエルの魂に極めて近いと言える。
  それ故に、リィエル゠アモルタが望む《在るべき未来》はブラグドマイヤーと争って死ぬ“運命”にある
  レザエルを戦いから遠ざけ、かつての自分=死したリィエルが与えられなかった共に暮らす現在を
  叶えようというものだった。

時の宿命者 リィエル゠オディウム
 国家:ダークステイツ 種族:エンジェル
 プロフィールと現在
 :運命大戦がレザエルの勝利に終わった、現在の世界。
  つまり運命者リィエル゠アモルタが生まれなかった惑星クレイにおいて、歪んだ時間軸から
  かつて封焔の巫女バヴサーガラが集めた《絶望の祈り》、すなわち世界に生ける者の半分にあたる
  極めて強い運命力が漏れ出し、(この時間軸では初めて、レザエル達が知る歴史としては2度目に)
  ギアクロニクル第99号遺構に注がれ、この場所に葬られていたリィエルの遺体を基に、
  偽りの生命と身体を与えられたもの。
  なお、このシステム起動によって遺跡に眠っていたギアクロニクル(ギアロイドなど)も復活し、
  宿命者リィエル゠オディウムに仕えている。
  リィエル゠オディウムは絶望から生まれた故に、その心を占めているのは果てしなく深い絶望。
  そして無限の宿命者レヴィドラスから伝え聞いた、レザエルの辿った道についての情報。
  リィエル死後の悲しき軌跡を燃料として、彼女が持つレザエルへの愛は烈火のごとく燃え上がった。
  彼と彼女自身(リィエル)への激しい怒りの感情となって。
  この点が「滅びの未来で死ぬ直前まで、レザエルの全記憶(と互いの真意)」を知るアモルタとの違いだ。
  よって宿命者リィエル゠オディウムの狙いはその衝動の(おもむ)くまま、
  全ての元凶となった自分の“運命”を変える事、すなわちプロディティオの乱まで時翔(タイムリープ)して、
  エンジェルフェザー リィエルが死ななかった時間軸を作ることにある。

  • カード名にある「アモルタ」はおそらく、スペイン語で、愛を意味する「amor」と「死者」を意味する「morta」からそれぞれ取られている。
    前者は、ランドライン解説およびユニットストーリーに書かれた、このユニットの行動原理であること、一方の後者は、このユニットの元となった「天使リィエル」が既に故人になっていることに由来する。
  • ユニットストーリーによると、このユニットは《奇跡の運命者 レザエル》‎のかつての恋人である「天使リィエル」の姿と声を模した存在であり、リィエル本人ではない。

FAQ [編集]

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収録情報 [編集]

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