《破滅の怪音 アドゥーロ》 [編集]
時空創竜で収録されたダークステイツのフロントトリガー。
《忍妖 フタクチヨ》のダークステイツ版。
関連カード [編集]
ユニット設定 [編集]
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エルメスベルジェの無限書庫
ダークステイツ国西部、その最果ての森林地帯に「エルメスベルジェの無限書庫」がある。
エルメスベルジェはこの国がまだダークゾーンと呼ばれていた頃に、この地方を治めていた君主だと伝えられている。なお肝心の持ち主についての知識が確信を持って語られない理由は、本編と後述の理由による。
自らが行き着く権力の頂点に立った者が望むこと。それは栄華をずっと我が物とすること。
そしてそのために必要なものこそ永遠の命、つまりは不老不死である。
※ところが残念なことに、惑星クレイ世界において完全な不老不死を実現させたと認められる例は、現在に至るまでない。※
(余談だが関連する事として、死者を完全な肉体と魂をもって現世に復活させた者もまたクレイ世界にはいない。それこそが空飛ぶ幽霊船リグレイン号船長ゾルガが幾度も挑戦している、世界の理を超える試み、その野望である)
エルメスベルジェ自体は──いかにもダークゾーンの地方君主らしく──悪魔であったようだが、自らの力に衰えを感じた時、ひとつのアイデアを思いつき、それを実行した。
エルメスベルジェが得た財産の中で失いたくないと感じたものは、生涯かけて追求した魔道の秘儀とその実験結果だったようだ。確かにN-C境界と呼ばれる、無神紀の終わりから天輪聖紀の始まりまでの時空断絶によって失われた知識や秘法は多く、結果としてエルメスベルジェの試みは後世の文化にも貢献している。
ところがエルメスベルジェが記憶と記録の保存のために取った方法が厄介だった。
それは「この書庫から引き上げられた知識は、(このあたりに棲息する)悪魔が吹き鳴らす“夜明けを告げる”角笛の音をきっかけとして、崩壊を始める書庫とともに消え去るというもの。言うまでもなく夜明けの時刻は季節によって異なるし悪魔は気まぐれだ。正しい時刻に吹くとは限らない。しかも書庫自体が仕掛けと複雑な構造にあふれる迷宮でありそもそも一晩で深層まで行って帰還すること自体が困難であり、夜明けまでに脱出できなければ即、生命の危機となる。
気まぐれか君主の趣味なのか、この不規則な“記録のリセット”により、結果として「時空の断絶」の影響は最小限で済んだものの、エルメスベルジェ自身のプロフィール(魂とも疑似人格とも言われる存在)まで閉じ込めたしまったために、こんな仕掛けをなぜ思いついたのか、そしてこの奇妙なサイクルを止める方法すら全くわからぬまま、館と書庫は存在し続けている。
天輪聖紀の現在に至るまで、冒険家または禁断の知識を求める(人間などに比べればずっと長寿の)悪魔の探求者たちにとって「エルメスベルジェの無限書庫」は未知の秘法を持ち帰る格好の試練であり、クレイ世界にある不思議の一つ、危険は大きくとも得られるものもまた大きい挑むべき難関として存在し続けている。
FAQ [編集]
- Q9730(2024-01-18)
Q. このトリガーが出た時に前列にいなかったユニットが、その後に前列に置かれた場合でもこのトリガー効果でパワーが増加しますか?
A. いいえ、増加しません。このトリガー効果が解決した時にいたユニットのみパワーが増加します。
収録情報 [編集]
ブースターパック | 時空創竜 | DZ-BT06/028 RR 2024 イラスト/はにわ? | その音色を耳にした時、すでに破滅は始まっている。 |
DZ-BT06/FR13 FR 2024 イラスト/はにわ? | (※なし) |
DZ-BT06/SR27 SR 2024 イラスト/はにわ? | (※なし) |