(あらわ)れる(きょう)() ディムメア》 [編集]

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)
ダークステイツ - デーモン パワー8000 / シールド5000 / ☆1
【自】:このユニットが(R)に登場した時、あなたのライドデッキから「ドラジュエルド」を含むグレード3を1枚選び、公開してよい。公開したか、あなたのヴァンガードが「ドラジュエルド」を含むグレード3以上なら、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、あなたの山札の上から7枚見て、「魔石竜」を含むカードを1枚まで選び、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。公開されなかったら、【ソウルチャージ】(2)。

 零騎転生で収録されるグレード1のダークステイツ

関連カード [編集]

ユニット設定 [編集]

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ドラジュエルドの眠り──夢と現実の狭間(はざま)に満ちるもの

 虹の魔竜の長ドラジュエルドは「眠れる竜」としても有名である。
 運命力の塊とも言える虹の魔石をその住み処に溜め込み、自身も強大な力を持ちながら、日常のほとんどの時間をひたすら睡眠に当てているために、惑星クレイの歴史の表舞台に出てくる機会は(天輪聖紀となってケテルサンクチュアリ地上の都セイクリッド・アルビオンを襲うまで)ほぼ無かった。

 ところが今回本編でも示唆されている通り、実はこれはただの「惰眠」ではなかったという可能性もある。
 まずドラジュエルドの実力から見てみよう。
 ドラジュエルドの呼び名として「虹の魔竜の長」、「虹の魔石の主」そして「怒れる魔石竜」がある。
 この最後のものこそ(本人は不本意かもしれないが)天輪聖紀となって、惑星クレイ世界にドラジュエルドの名を知らしめたものだ。つまり下記の2つ。
 ①旧都セイクリッド・アルビオン襲撃事件
 ②龍樹が最も信頼をおく重鎮として天輪側の敵として立つ(業魔宝竜ドラジュエルド・マスクス)
 それぞれの事件の経緯と結果については他に記録が残っているため、ここでは詳細を省くが、ひとつ共通している事がある。
 それが「怒れるドラジュエルド最強説」だ。
 ①では虹の炎の一撃のみで山体の三分の一を破砕・消失させ、②ではその実力を充分に発揮できないままディアブロス“爆轟”(ヴィアマンス)ブルースに敗れた(これは実はドラジュエルド自身の意志でもあった)ものの、当時、龍樹が惑星クレイでもっとも“自分を倒す可能性が高い”と判断し真っ先にねじ伏せ、幹部マスクスとして戦力に加えたのもドラジュエルドである。

 さて、ここで話題を戻そう。
 ドラジュエルドが表立った歴史に登場しない理由は、もちろん本人が運命力の結晶ともいえる“虹の魔石”を貯め込んだ(ねぐら)の中で、安眠を好むという事が第一だと思われる。悪友ブルースが言う「単純に怠け者の寝ぼすけなのだ」というのは真実だろう。
 だが一方で、虹の魔石と膨大な運命力、全てを破壊する虹の炎を源とする強すぎる力を「休眠」という形で、自ら抑え込んできたという事も──上記に2つ挙げた破壊や脅威の大きさ、しかもいずれもまだ実力の片鱗でしかないというのだから恐ろしい──また否定できない、というのが近年、クレイ各国識者の見方となっている。
 そしてさらにもう一つ。
 ドラジュエルドは、おそらく惑星クレイの歴史でも稀な「生と死の狭間」を訪れ、そこから生還することに成功した者だ。龍樹侵攻の中盤において前述のブルース(正確には“魔宝竜ドラジュエルドの姿と力を借りたブルース”)によって滅ぼされて消滅。宿命決戦の後、惑星クレイ世界に帰還している。
 なおこの領域への旅路について、老竜の「よく覚えていない」というコメントはおそらく真実であり、今回、夢と現実の狭間を乗り越えてみせた事よりも遙かに、彼ドラジュエルドにとって異質な経験であったようだ。
 なにしろ「生と死の狭間」からの生還には、奇跡の運命王レザエル・ヴィータが開放し世界そのものを変化させた“在るべき未来”の選択によって生まれた運命力の(バランス)衡の変化とエネルギーの流れが、これを可能としたわけなので検証も困難、再現できる可能性も限りなく低いと言える。
 ただこの稀な経験が運命者でも宿命者でもなく、虹の魔竜の長、魔宝竜ドラジュエルド(転じて魔宝真竜 ドラジュエルド・イグニス)に与えられた事自体が、老齢であっても彼が惑星クレイにおける特別な存在であることを示す証なのかもしれない。まさに……
 虹の魔竜は微睡(まどろ)み続けたのだ。在るべき未来が来る日まで。

FAQ [編集]

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収録情報 [編集]

ブースターパック零騎転生DZ-BT08/024 RR 2025 イラスト/山宗貴様がもがき苦しむ悪夢を、現実にしてやろう。
DZ-BT08/FR10 2025 FR イラスト/山宗(※なし)
DZ-BT08/SR12 2025 SR イラスト/山宗