(りょう)()宿(しゅく)(めい)(しゃ) インバルディオ》 [編集]

ノーマルユニット 〈3〉 (ツインドライブ!!) (ペルソナライド)
ブラントゲート - バトロイド パワー13000 / シールドなし / ☆1
【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、あなたのドロップから1枚選び、あなたの自己改修ゲージとして表で置き、あなたの山札を上から5枚見て、グレード3以下を1枚まで選び、(R)にコールし、山札をシャッフルし、そのターン中、このユニットは『【永】【(V)】:あなたの自己改修ゲージ2つにつき、あなたの前列のユニットすべてのパワー+5000。』を得る。
【ディヴァインスキル】-【起】【(V)】:相手のヴァンガードがグレード3以上で、あなたの自己改修ゲージが4枚以上なら、【コスト】[【カウンターブラスト】(1),手札から1枚捨てる]ことで、そのターン中、このユニットのクリティカル+1/ドライブ+2。

 宿命決戦で収録されるグレード3のブラントゲート

関連カード [編集]

ユニット設定 [編集]

天輪聖紀になって起動し活動を始めた機械生命体。その起源について噂はあるが不明。意思を持つ存在だが、宿命者の力を得た際に「この世界の最強を倒す」ことを至上命題として刷り込まれている。インバルディオと端末の特筆すべき特徴は「自己修復能力」だ。戦うことで相手の力や戦術を観測・分析し、それを上回るように自身を改修し続ける。これによって「強い敵に出会うほど強くなる」ために、インバルディオと戦う者はその戦闘中に凌駕の宿命者に、力と戦術、攻撃パターンまでが見破られ、追いつき追い越されてしまう。まさにインバルディオとは相手を凌駕するために造られた最強の戦闘マシーンだと呼べるだろう。

ノヴァグラップル《デッドゾーン》
 南極大陸に新設された凌駕の宿命者インバルディオ専用ステージ、それがノヴァグラップル《デッドゾーン》だ。
 死の海域デッドゾーンとはもともと海洋生物学でいう「水中生物が棲息できない領域」のこと。
 無酸素状態のため全てが死に絶える不毛の地から転じて、最強と聞けばそれを凌駕し倒さずにはいられない凌駕の宿命者インバルディオに当てはめたものだとも言える。
 ノヴァグラップルはその特性から(※注.詳しくは下記の参照先をご覧いただきたい)競技によって様々な環境、大きさ、設備があるが、《デッドゾーン》は数あるノヴァグラップル会場の中でも特別なものである。
 その特徴に触れる前に、この《デッドゾーン》の(ぬし)とも言えるインバルディオについて説明しておく。

 凌駕の宿命者インバルディオとその端末(惑星クレイの種族分類に当てはめるとその固体はいずれも「バトロイド」となるが)はその構造から、強い相手と戦い、“凌駕”するためだけに、“何者”かによって“太古の昔”に産み出され、この惑星クレイ南極大陸に“設置”された“兵器”であろうと我々は推測していた。そしてこの謎だらけの“埋設された”超古代兵器群は、天輪聖紀になってその場所が特定され、監視・保護のためにある施設・・・・が地上に建てられ、ブラントゲート国の官民軍の総力をあげた調査が進んでいたのだ。
 これは言うまでもなく、(同じく南極大陸の)極点近くに潜んでいたグラビディアンの轍を踏まないためだ。※注.グラビディアンは覚醒と同時にブラントゲート国と衝突し、実質、極点一帯の地下を彼女たちの版図として認めさせるに至った。
 そして遺跡は、発掘されたプレートから解読された名称、そして一様に直立したままの主従の埋められ方から「凌駕する者インバルディオ及び端末俑坑ようこう」と呼ばれていた。
 事態が大きく動いたのは、宿命者についての動きが見られた先日からだ。
 調査では死せる(あるじ)副葬品()と見なされていた一群のバトロイドが突如、起動したのだ。
 そして同時に、正体を現したのが未知の斥候(unknown scout)、ブラントゲート宇宙軍による仮称「SYSTEM CODE(システムコード):X-ceed(イクシード)」が極軌道から地上をスキャンし、最強と評価する対象に直接メッセージを送り始めた。
 内容は、受信者の耳に囁きかける「最強を証明する戦い」への招待。
 その第一の標的となったのが、無双の運命者ヴァルガ・ドラグレスだ。
 もちろんヴァルガ氏が自他共に認める“無双”として、SYSTEM CODE(システムコード):X-ceed(イクシード)に緒戦の相手として選ばれたのには、これまでの戦闘評価としても今回の結果としてもまったく異論は無い。

 ここでノヴァグラップル《デッドゾーン》についての話に戻る。
 ブラントゲートと各国の有力者は、惑星クレイ世界にインバルディオとその端末が蘇った場合──そのきっかけが宿命者の出現だったわけだが──に備えて、その力を限定しておく必要があるという点で一致していた。
 武芸者一人(と弟子)が自らの最強を証明するために各地を旅するのと同じことを、超古代兵器軍団が行えば、世界にとっての脅威となることは必至だったからだ。
 そこで手を挙げたのが我がブリッツ・インダストリー──正確に言えば、CEOヴェルストラ──である。
 そして、ヴェルストラがノヴァグラップル協会に働きかけ、弊社が投資として設計・建設したのが、インバルディオ専用ステージ、ノヴァグラップル《デッドゾーン》というわけだ。
 《デッドゾーン》はいわば、凌駕の宿命者インバルディオの戦闘志向を満たすためだけに設けられた新造スタジアムなので、対戦相手の片方は常に「インバルディオ」となる。
 先に触れた監視施設として当時、「なぜ全天候全地形を再現できる闘技場が必要なのか」と批判も受けたが、
 ①全天候全地形対応の専用闘技場にする事によりインバルディオの尽きることのない戦闘意欲を満たす。
 ②ジャッジシステムと配信ディレイ(過激なシーンを編集する)方式を導入し、安全なファイトを保証。
 ③南極点と《デッドゾーン》を一直線に配置させることでインバルディオとグラビディアンを互いに牽制させる。(南極大陸地図参照)
 ④独占配信権を持つ契約によりブリッツ・インダストリーの利益となる
……というまさにWin-Winの図式を描くことに成功したと言える。(まったくウチのCEOときたら……)
 ノヴァグラップル《デッドゾーン》の初回配信は好評だったそうである。
 なおSYSTEM CODE(システムコード):X-ceed(イクシード)の誘因電波を受けたと訴え出た者には都度、送迎も用意される。なお今回のヴァルガ一行の送迎はAFG商会の貨客船《鳳凰》に快諾してもらった。なお契約に先立ち、船員(クルー)とCEOとの交流は(弊社広報担当フェンリッタのコメントによれば)大変心温まるものだったそうで、ヴェルストラの通常運転を知る我々としては意外なことではなかったが、私としては冒険家として知られるAFG商会の少年少女メンバーに悪い影響(例えば惑星クレイ世界の秘宝探索に関するさらなるビッグオファー等)がなかったことを祈りたい。

運命力導入プロジェクトチーム ブリッツ主任研究員 ユーバ

FAQ [編集]

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収録情報 [編集]

ブースターパック宿命決戦DZ-BT04/008 RRR 2024 イラスト/百瀬寿凌駕せよ。最も強靭(つよ)き存在を。
DZ-BT04/FFR08 FFR 2024 イラスト/百瀬寿(※なし)
DZ-BT04/SR08 SR 2024 イラスト/百瀬寿
DZ-BT04/SEC02 SEC 2024 イラスト/百瀬寿