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#author("2024-11-17T01:19:23+09:00","","")
*ディフライダー [#top]
 アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG NEXT」及び小説「惑星クレイ物語」に登場する用語。

**概要 [#abstract]
 「ディファレントワールド・ライド」という現象(通称:ディフライド)によって[[惑星クレイ]]のユニットが強い縁のある地球の[[ファイター]]、もしくは惑星「E」の存在に憑依した者のこと。
 アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG NEXT」と「惑星クレイ物語」では、物語の舞台の違いから解釈が若干異なっており、前者では「異世界からの憑依者」、後者では「時空間憑依者」と書いて「ディフライダー」と読む。

 通常、ディフライドするには双方の同意が必要であり、器となった側の意識も残り、自動的に創世の竜神「[[メサイア>《ハーモニクス・メサイア》]]」による加護を施され、「メサイア」はそれを常に捕捉できる状態となる。
 ディフライダーは暗黙の了解として惑星クレイでの因縁を持ち込まないよう地球においてはその正体を秘匿しており、ディフライダー同士でも互いの正体は名乗らず宿主の名前で通している。
 ただし、[[シラヌイ>シラヌイ(ディフライダー)]]と[[ダムジッド>ダムジッド(ディフライダー)]]は例外的に正体を知っている。

 [[使徒]]の手引きによるディフライドは、設定上は「イリーガル・ディファレント・ワールド・ライド」、略して「''ディフライド・イル''」と呼称される。こちらの場合「メサイア」の加護は断ち切られ、双方の同意を必要とせず器となった者の本来の意識は基本的に表には出ない。
 特に正体を隠す必要もないのか、U20より後は[[ユニット]]の名前で呼びあっている。
 ただし、器となる者が強靭な精神力を持って反抗した場合はディフライドできない場合がある。
 アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG NEXT」では、[[《覇道竜 クラレットソード・ドラゴン・リヴォルト》]]、小説「惑星クレイ物語」では「[[クラレットソード・ドラゴン]]」がそれによってディフライドに失敗している。

 アニメにおいてはどちらのディフライドも区別されていない(メサイアのディフライダーは「G NEXT」の時点で生死を問わず地球を去っているため)。
 使徒の場合は「[[リバース]]」の様にファイトで敗北すれば解除されるとされているが、ゲームでいう[[ダメージ]]に近い方式になっているらしく、4回敗北しないとディフライドを強制解除できない。
 作中では、アマルーダやダムジッドは3回敗北した時点では消耗した様子を見せながらもディフライドの解除は免れているが、シラヌイは1回敗北した時点でディフライドを解除されている他、作中の描写から敗北の仕方よっては通常の敗北より早くディフライドを強制解除されることが示唆されており、具体的な基準は不明である。
 また、[[ゼロスドラゴン]]を[[超越]]して敗北した場合は惑星クレイと地球を繋ぐ運命力が失われるため、強制的にディフライドが解除される。ただし、[[Gデッキ]]に入れていても[[ゼロスドラゴン]]で[[超越]]せず、[[Gゾーン]]が[[除外]]されていない場合はこのリスクは発生しない模様。

 [[トライスリー]]は地球の「降臨の地」から魂のみの状態で到達した[[惑星クレイ]]にて、[[惑星クレイ]]から絆を結んだユニットを地球で実際に働く力を持った存在として召喚して&ruby(ライド){憑依};するというディフライドの一段上の力とされる「ディメンショナル・オーバー・ストライド」を習得している。

 概念そのものは「G NEXT」で明確化されたが、前後の作品でも同様の事象は発生している。

 漫画版「カードファイト!! ヴァンガード」では、「ライドと逆の原理」で、[[立凪タクト]]が遊星ブラントの化身ともいえるディスティニーコンダクターに肉体を乗っ取られており、こちらもほぼ同様の現象といえる。

 同様に「カードファイト!! ヴァンガード Divinez」においては、シーズン2の終盤でシヴィルトが員弁ナオの肉体を乗っ取り、掌握しているが、この憑依行動が同様の現象であるかは言及されていない(地球のファイターに憑依したユニットという構造の面から見れば同様)。

**ディフライドされた人物 [#member]
-[[ブロンドエイゼル>《灼熱の獅子 ブロンドエイゼル》]]→[[立凪タクト]]
--2011年版では「ディフライド」という用語こそ出ていないがこの状態にあった。「虚無」の撃退に伴い自然解除。
-[[アマルーダ(ディフライダー)]]→[[ベルノ・ファーレンハート]]
--[[明日川タイヨウ]]に敗北し、解除。
-[[ダムジッド(ディフライダー)]]→[[渕高サオリ]]
--U20終了後も継続してディフライドし[[使徒]]となったが、トコハのリベンジにより敗北し解除。
-アンテロ(ディフライダー)→[[ミゲル・トルレス]]
--ディフライド中に事故で共々死亡した。
-[[ギーゼ(ディフライダー)]]→[[東海林カズマ]]
--[[トライスリー]]に完敗し、解除。
-[[シラヌイ(ディフライダー)]]→[[鬼丸カズミ]]
--クライマックスファイトまでは全勝だったが、[[新導クロノ]]に敗れ解除。自らの意思で解除した様にも取れる描写がある。
-[[カオスブレイカー(ディフライダー)]]→[[星崎ノア]]
--[[先導アイチ]]と[[櫂トシキ]]に変則[[タッグファイト]]で仕掛けるも敗北し解除後、消滅。
-[[ガスティール(ディフライダー)]]→[[日比野アルテ]]
--[[創世神メサイア>《ハーモニクス・メサイア》]]を抹殺すべく[[伊吹コウジ]]を追い詰めるが、ファイトを引き継いだ[[新導クロノ]]に敗北し解除。
-[[ヴァレオス(ディフライダー)]]→[[海津ルウガ]]
--一度は下した[[綺場シオン]]のリベンジにより敗北し解除。
-[[グレドーラ(ディフライダー)]]→[[ゲイリ・クート]] 
--[[葛木カムイ]]に敗北し、解除。
-[[ダークフェイス(ディフライダー)]]→[[若水ソウスケ]] 
--[[戸倉ミサキ]]に敗北し、解除。
-シヴィルト→員弁ナオ
--「Divines」においては「ディフライド」という用語こそ存在しないが、状態としては極めて近い。明導アキナに敗北し解除後、消滅。

**ディメンショナル・オーバー・ストライドによって召喚され憑依されたユニット [#list]
-[[《クロノジェット・ドラゴン・Z》]]
召喚者:“[[ギアクロニクル]]の特異点” [[新導クロノ]]
召喚者:“[[ギアクロニクル]]の特異点” [[新導クロノ]]。
-[[《神明の騎士 アルトマイル》]]
召喚者:“フィデスの継承者” [[綺場シオン]]。
-[[《幻蒼のラナンキュラス アーシャ》]]
召喚者:“ユニットと死して尚失われる事無き絆を結んだ稀有な先導者” [[安城トコハ]]
召喚者:“ユニットと死して尚失われる事無き絆を結んだ稀有な先導者” [[安城トコハ]]。

**関連リンク [#link]
-[[登場人物]]