#author("2025-09-10T19:36:00+09:00","","")
#author("2025-10-14T21:35:31+09:00","","")
*スタン落ち[#top]
 「スタンダードから落ちる」の略称。要するに発売・配布から数年以上経ったカードをまとめて使用不能にすること。
 この用語は、元々「Magic:the Gathering(MTG)」におけるフォーマット(レギュレーションのこと)の一つから生まれたものである。
 なお、この用語はあくまでブシロード公式から言及されたものではない。

 ユーザーにとってはかなりリスキーな行為と言えるが、このようなルールを設けるには一応の理由が存在する。
 具体的には、
-強力すぎる[[カード]]や[[デッキ]]が存在する

-使用制限のない状況下に、ゲーム歴の長いプレイヤーであれば過去の優秀なカードを保持している 

-長年展開していくとルールが複雑化し、初心者プレイヤーが参入しづらくなる

 などといった要因が挙げられる。

-なおスタン落ちすると、それまでの古いカードは特定のレギュレーションで使用することができなくなる。本ゲームにおける現行の環境では「スタン落ちあり」と「過去のカード使用可能」というの2つルールが設けられているが、ショップの大会では基本的に「スタン落ちあり」のみ扱う場合が多いため、再びヴァンガードを始める人にとって敷居は高めである。
--ただ、現行の[[スタンダード(2021年4月1日以降)>スタンダード]]には、一部の古いカードを[[同名>同名のカード]]同[[能力]]を持つ[[カード]]として使用可能となっている例外措置も存在する。
詳細は[[ファイターズルール]]における各レギュレーションのページを参照。

-良くも悪くも、ショップ側も売り上げやコスト的な問題を孕んでおり、スタン落ちしたタイトルを取り扱い中止にする場合もあり得る。
ただし、TCGというのはスタン落ちが無くともゲーム性を安定させるために厳しく規制しなければならないものもあるだろうし、そもそも展開が長期化するとインフレやルールの複雑化などの悪影響を及ぼしかねない。

-だからと言って、スタン落ちする=人気そのものを低下させると思っていてもユーザーが完全に離れていったりはしていない。この用語はヴァンガードを含めたTCG、ひいてはレギュレーションそのものを蔑めてしまうこともあり得るので、何があっても「負の概念」と正当化するのは控えておこう。どれほどゲーム歴の長いプレイヤーがいようがいまいがゲーム性を安定させなければすべてが台無しになる。

-このゲーム最初にスタン落ちが行われたのは、「[[スタンダード(2018年5月1日~2021年3月31日)>スタンダード]]((現在の[[Vスタンダード]]。))」などが導入された、2018年5月1日の大会環境再編(ただし公式・公認イベントでの採用は同年5月12日)から。

**関連リンク [#link]
-[[用語集]]