#author("2022-03-20T00:22:05+09:00","","") #author("2022-08-29T20:46:49+09:00","","") *《&ruby(デウスエクスマキナ){機械仕掛けの神}; デミウルゴス/Deus Ex Machina, Demiurge》 [#top] |BGCOLOR(#FFF0F5):|c |[[Gユニット]] 〈4〉 ([[トリプルドライブ!!!]])| |[[ギアクロニクル]] - [[ギアコロッサス]] パワー15000+ / シールドなし / ☆1| |【超越】 - ストライドステップ - [手札からグレードの合計が3以上になるように1枚以上選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【超越】する。&br;&color(blue){【起】};【(V)】:[バインドゾーンからそれぞれ異なるカード名の表の〈十二支刻獣〉を12枚選び、ドロップゾーンに置く] ドロップゾーンから12枚選び、山札の上に好きな順番で置き、そのターン中、このユニットは&color(red){『&color(green){【自】};【&color(black){(V)};】:このユニットがアタックした時、そのバトル中、相手はグレード1以上のカードを自分の手札から&color(black){(G)};にコールできない。』};を得る。| [[運命の歯車]]で収録された[[ギアクロニクル]]の[[Gユニット]]。 [[バインドゾーン]]からそれぞれ異なる[[カード名]]の表の〈[[十二支刻獣]]〉12枚を[[ドロップゾーン]]に置くことで、[[ドロップゾーン]]から12枚を[[デッキトップ]]に置き、『[[アタック]]した時に[[相手]]は[[グレード]]1以上の[[カード]]を[[手札]]から[[コール]]できなくなる[[自動能力]]』を得る[[起動能力]]を持つ。 [[コスト]]でそれぞれ[[別名>別名のカード]]の表の〈[[十二支刻獣]]〉が12枚も必要となるので手間も時間もかかりやすいが、[[ドロップゾーン]]から12枚を[[デッキトップ]]に置くという[[効果]]はそれに見合った強力なものとなっている。 [[デッキトップ]]から12枚を固定することにより、[[ドロー]]や[[ドライブチェック]]は勿論、次の[[ターン]]の[[ダメージチェック]]も[[山札]]をシャッフルさせられない限り制御することができる。 [[デッキトップ]]に置く[[カード]]の内容は[[ドロップゾーン]]の[[カード]]を依存するので、その性能を発揮するには[[コスト]]で要求される[[バインドゾーン]]の表の〈[[十二支刻獣]]〉12種類を揃えるのと並行して[[ドロップゾーン]]に[[トリガーユニット]]等の[[デッキトップ]]に置きたい[[カード]]も稼ぐことが求められる。 [[ドロップゾーン]]の質を高めた状態で[[プレイ]]することができれば、例え[[クリティカルトリガー]]か[[スタンドトリガー]]3枚分の[[トリガー>トリガーアイコン]][[効果]]を駆使してもフィニッシュに至らなかったとしても、[[ドロートリガー]]で[[守護者]]等を[[手札]]に確保したり、[[ヒールトリガー]]で[[回復]]を狙う等、次の[[ターン]]を守りを万全にした状態で迎えることができる。 その場合、実質的に[[パワー]]+15000の増加が確定していることに近く、基本的に[[守護者]]を始めとした強力な[[ガーディアン]]要員を擁する[[グレード]]1以上の[[カード]]の[[手札]]からの[[コール]]も封殺できるので、十分にフィニッシャーとして運用が期待できる。 利用を狙う場合は[[メインデッキ]]を[[バインド]]手段を除いて可能な限り多く種類の〈[[十二支刻獣]]〉が入るように構築した[[【十二支刻獣】]]での運用が望ましく、特に〈[[ギアコロッサス]]〉と〈[[十二支刻獣]]〉の2つの[[種族]]に属する[[《超刻龍 オルタード・ドラゴン》]]と[[《刻将 ドラスティック・コロッサス》]]を軸に〈[[ギアコロッサス]]〉をサポートする[[能力]]を持つ各種〈[[十二支刻獣]]〉を多用する構築なら効率良く[[バインドゾーン]]や[[ドロップゾーン]]の枚数を稼げるので、早期利用や複数回の利用も不可能ではない。 [[超越スキル]]の[[コスト]]の支払いで[[バインドゾーン]]の〈[[十二支刻獣]]〉の枚数を増やせる[[《クロノジェット・ドラゴン・Z》]]や[[《クロノファング・タイガー》]]を主軸とするようなこの[[カード]]の利用に特化してないその他の[[【十二支刻獣】]]でも、[[《超刻龍 ミステリーフリーズ・ドラゴン》]]や[[《スチームテイマー アルカ》]]等の他の[[バインド]]手段も利用しておくと終盤辺りに利用が狙える可能性がある。 また、〈[[十二支刻獣]]〉に属さない〈[[ギアコロッサス]]〉との混合型の[[【ギアコロッサス】]]での運用も可能だがそちらの場合、主な[[バインド]]手段となる〈[[ギアコロッサス]]〉と[[バインド]]したい〈[[十二支刻獣]]〉を滞らないようにバランスを考えて入れなければならない等の要因で[[デッキ]]構築の難易度が高めとなっているので留意したい。 -固定できる枚数の多さから、2[[ターン]]後の[[デッキトップ]]も容易に操作できるので、[[《時空竜 ミステリーフレア・ドラゴン》]]の[[自動能力]]の[[要件]]を満たす補助の用途に利用できる。 --最低でも[[《時空竜 ミステリーフレア・ドラゴン》]]の[[ドライブチェック]]で3枚、2[[ターン]]後の[[ドロー]]で1枚、[[《時空竜 ミステリーフレア・ドラゴン》]]の[[自動能力]]で[[公開]]する4枚を合わせて合計8枚、この[[カード]]の[[ドライブチェック]]を考慮しても合計11枚となるので[[ダメージチェック]]等で[[山札]]を2枚以上消費しなければ確定させることが可能である。 ただし、それぞれの[[コスト]]を揃える手間もかかり、[[誘発条件]]については[[ドライブチェック]]の内容の制御以外での補助ができず、そもそもこの[[カード]]の[[ドライブチェック]]で[[クリティカルトリガー]]が出るように調整しておけば[[アタック]]が[[ヴァンガード]]に[[ヒット]]した時点でかなりの高確率で勝利できるので、実用性は決して高いとは言えない。 -アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG ストライドゲート編」では[[明神リューズ]]が使用する[[カード]]であり、完全なる未来をもたらす究極の切り札。 --第44-45話(VS[[伊吹コウジ]])では11[[ターン]]目で[[超越]]して[[起動能力]]を使用、[[バインドゾーン]]からそれぞれ異なる[[カード名]]の表の〈[[十二支刻獣]]〉12枚を[[ドロップゾーン]]に置き、[[《スチームスカラー エメルアンナ》]]等の[[能力]]により多くの[[カード]]が送られていた[[ドロップゾーン]]から12枚を[[デッキトップ]]に置き、[[自動能力]]を得て[[《オルターエゴ・メサイア》]]に[[アタック]]し、[[トリガー>トリガーアイコン]][[効果]]3枚分で[[ガード]]を破り、3[[ダメージ]]を与えてフィニッシャーとなった。 ---伊吹戦で[[デッキトップ]]に置いた12枚は上から順番に、[[《クロノドーズ・シープ》]]([[ドロートリガー]])、[[《スチームスカラー エメルアンナ》]]([[守護者]])、[[《クロノボレー・ラビット》]]([[クリティカルトリガー]])2枚、[[《クロノセラピー・ハムスター》]]([[ヒールトリガー]])4枚、[[《クロノドーズ・シープ》]]、[[《スチームブレス・ドラゴン》]]、[[《クロノボレー・ラビット》]]2枚。 [[ドロートリガー]]で[[守護者]]を確保し、[[クリティカルトリガー]]2枚でフィニッシュを狙い、防がれても[[ヒールトリガー]]4枚連続が[[ダメージチェック]]で確定するという、極めて理想的な戦術を披露した。 --第48-49話(VS[[新導クロノ]])では10[[ターン]]目で[[超越]]して[[起動能力]]を使用、[[バインドゾーン]]からそれぞれ異なる[[カード名]]の表の〈[[十二支刻獣]]〉12枚を[[ドロップゾーン]]に置き、[[ドロップゾーン]]から12枚を[[デッキトップ]]に置き、[[自動能力]]を得て[[《クロノジェット・ドラゴン》]]に[[アタック]]したが、[[Gガーディアン]]の[[能力]]で[[ガーディアンサークル]]に[[コール]]された[[《時空竜 ヘテロラウンド・ドラゴン》]]の[[自動能力]]により[[山札]]をシャッフルされたことで「完全なる未来」を崩され、[[アタック]]の[[ヒット]]を防がれる。 ---この[[カード]]の[[アタック]]の際、クロノは[[シールド]]合計30000で[[《クロノジェット・ドラゴン》]]を[[ガード]]したので、[[トリガー>トリガーアイコン]][[効果]]3枚分で[[ガード]]を突破できる状況であった。 1、2枚目に[[《クロノボレー・ラビット》]]が出たのでリューズは全ての[[パワー]]と[[クリティカル]]+1をこの[[カード]]に加えたが、3枚目に[[《スチームスカラー エメルアンナ》]]が出たため[[ガード]]を突破できなかった。 この時、[[トリガー>トリガーアイコン]][[効果]]を全て[[リアガードサークル]]の[[《スチームテイマー ナニ》]]に加えれば勝利できたのだが、この[[カード]]による「完全なる未来」の確定に拘ったのが裏目に出る結果となった。 ---[[デッキトップ]]に置いた12枚は上から順番に、[[《クロノドーズ・シープ》]]、[[《スチームスカラー エメルアンナ》]]、[[《クロノボレー・ラビット》]]2枚、[[《クロノセラピー・ハムスター》]]4枚、[[《クロノドーズ・シープ》]]、[[《スチームスカラー エメルアンナ》]]、[[《クロノボレー・ラビット》]]、[[《クロノタイマー・レグホン》]]([[スタンドトリガー]])。 --超越時の台詞は「今こそもたらせ、世界を救う完全なる未来を。超越せよ!《機械仕掛けの神 デミウルゴス》!」 --[[起動能力]]名は「&ruby(テリオス・パラディソス){τελειος παράδεισος};」 -「週刊ヴァンガードコラム」第1回にて、アニメの展開に合わせて作られたこと、[[能力]]のモデルとなった[[カード]]が[[《星輝兵 “Ω” グレンディオス》]]であること、アニメの[[明神リューズ]]の野望から「完全なる未来を実現するかのような[[能力]]であること」、アニメの展開から「〈[[十二支刻獣]]〉を[[コスト]]に使用すること」、[[新導クロノ]]に[[明神リューズ]]の切り札の[[能力]]を未然に防いだり失敗させたりするのではなく打ち破ってほしいと考えたことから「[[ゲーム]]を終わらせる特殊勝利の[[能力]]以外であり、[[突破口>《時空竜 ヘテロラウンド・ドラゴン》]]を用意すること」を条件に作られたことが公開された。 **関連カード [#card] -[[超越スキル]] -[[《機械仕掛けの神 エルゴス》]] **ユニット設定 [#profile] '''はるか昔、「時」のメカニズムを解き明かした科学者たちが、時空を超えて点在するすべての世界を侵略するために創り上げた理想の兵器。現代では、虎の刻の力を最後に取り込んだ影響か、開発時には存在しなかった虎の顔を模した胸部装甲が追加されている。「デミウルゴス」は「時」そのものを超越しており、ひとたび起動すれば、あらゆる次元・時空・時代を問わず存在することができる。その驚異の力の源は、歯車状のバックパックに組み込まれた「時を司る12の要素」であり、これを励起させることで、「時」という絶対不可侵の領域を、意のままに侵すことができたと記録されている。ある研究者が率いる派閥によってデミウルゴスが強制封印された後、12の要素は分割され、派閥の重鎮が管理する運びとなった。これが「十二支刻獣」の始まりであるとされている。賢者に始まり愚者に終わった者たちによる、狂気の所業の集大成。其の手は過去を握り潰し、其の足は今を踏み潰し、其の牙は未来を喰らう――偽りの神が再び、「時」を食みにやってくる。''' '''''【時空の魔神「デミウルゴス」】''&br;かつて、あらゆる次元の宇宙において、最も進んだ時空技術を持つ世界があった。彼らは「時」と「時空」のメカニズムを完全に解き明かした唯一の存在だったが、その研究はやがてかかわった者たちを狂気へと導いた。自分たちだけが時を自在に扱えると知った彼らは、傲慢にも時空を超えて点在する世界すべての支配者となろうと画策した。そのために、あらゆる次元・時空・時代を問わず侵略を行える理想の兵器――後に「デミウルゴス」と称される災厄を生み出したのである。最終的に、ある勇敢な研究員が率いる派閥によって、デミウルゴスは強力な封印を施され、自力では2度と這い上がれない時空の狭間へと投棄された。しかし、その間に滅ぼされた世界の数は数えきれないほどだったという。なお、封印を行った者たちは、自分たちの世界が時空間に混乱をもたらしたことへの贖罪として、時空を調律するための組織を創設した。これが、“ギアクロニクル”の始まりとされている。''' '''''【時空の狭間で観測された謎の惑星】''&br;「デミウルゴス」の破壊には成功したものの、破壊に至るまでの過程で再び大きく歪んでしまったクレイの時空。これまで以上に修復作業に勤しんでいた“ギアクロニクル”だったが、あの戦い以降、奇妙な報告が相次ぐようになった。各所で修復を行う団員たちが総じて不思議な現象を体験しているというのである。それは、各地の時空の裂け目に、クレイによく似た惑星が映し出されという現象。時にはその惑星の表層で生活する知的生命体の姿が映ることもあり、この不思議な現象が一体何なのか、団内にも不安が広まっている。しかし、何か被害があった訳ではなく、ただ「見えるだけ」ということから、この現象に関する調査は保留とされ、実害に発展する可能性が明白な時空修復が優先されることになる。この現象の影響が目に見える異変となるのは、もうしばらく先の話となる。''' '''''【時空の狭間で観測された謎の惑星】''&br;「デミウルゴス」の破壊には成功したものの、破壊に至るまでの過程で再び大きく歪んでしまったクレイの時空。これまで以上に修復作業に勤しんでいた“ギアクロニクル”だったが、あの戦い以降、奇妙な報告が相次ぐようになった。各所で修復を行う団員たちが総じて不思議な現象を体験しているというのである。それは、各地の時空の裂け目に、クレイによく似た惑星が映し出されるという現象。時にはその惑星の表層で生活する知的生命体の姿が映ることもあり、この不思議な現象が一体何なのか、団内にも不安が広まっている。しかし、何か被害があった訳ではなく、ただ「見えるだけ」ということから、この現象に関する調査は保留とされ、実害に発展する可能性が明白な時空修復が優先されることになる。この現象の影響が目に見える異変となるのは、もうしばらく先の話となる。''' -「デウス・エクス・マキナ」とは、古代ギリシアの演劇において、劇の内容が解決困難な局面に陥った時、絶対的な力を持つ神が現れ、不可能を可能にして強引に物語を収束させるという酷い手法のこと。精々こういった手法が大衆から許されるのは視聴者からも同情される程度の悲劇に限定されていた。 --「エクス・マキナ」は「機械によって」といった意味で、この場面において神を演じる役者が機械仕掛けのからくりから登場した事に由来する。神自体が機械という解釈もあり、[[カード]]では後者が採用されている。 --悲劇的な未来を憂いて人々を幻想の幸福に導こうとする[[明神リューズ]]にはかなり合った名前といえる。 -「&ruby(テリオス・パラディソス){τελειος παράδεισος};」とは、ギリシャ語で「完璧な楽園」を意味する。 **FAQ [#faq] -Q1847 (2016-09-29) Q. このカードで山札の上に置いたカードの順番は相手も確認できますか? A. いいえ、できません。 -Q1848 (2016-09-29) Q. ドロップゾーンから選んだ12枚はいつまで公開されていますか? A. ドロップゾーンから12枚選ぶまでが公開され、12枚の順番は相手には非公開で選び、山札の上に置いてください。 -Q1849 (2016-09-29) Q. このカードでドロップゾーンから選ぶカードの内容は相手も確認できますか? A. はい、できます。選ぶ段階でどの12枚を選んだのかは確認できます。 -Q3888 (2018-10-05) Q. 「機械仕掛けの神 デミウルゴス」の効果でデッキに戻す12枚のカードは公開情報ですか? A. はい、公開情報です。 「ドロップゾーンから12枚選び」により選択したカードは、公開領域であるドロップゾーンのカードのため、 相手ファイターも確認することができます。 -Q3889 (2018-10-05) Q. デッキに戻す順番は公開情報ですか? A. いいえ、非公開情報です。 山札の上に好きな順番で置かれるカードの順番を、相手ファイターに公開する必要はありません。 **収録情報 [#pack] |[[クランブースター>カードリスト#g_cb]]|[[運命の歯車]]|G-CB04/001 [[GR]] イラスト/[[大張正己]](STUDIO G-1NEO)|'''神は苦痛を取り払う。自由なき幸福な未来によって。'''| |~|~|G-CB04/001 [[SGR]] イラスト/[[大張正己]](STUDIO G-1NEO)|'''世界を救う&br;完全なる未来を!&br;τελειος παράδεισος'''| ---- &tag(《機械仕掛けの神 デミウルゴス》,Gユニット,グレード4,ギアクロニクル,ギアコロッサス,【超越】);