*&ruby(ストライド){超越};/Stride [#top]
'''''【超越とは?】''&br;クレイで発生している異常事態「時空混線」の影響で、&br;過去の英雄や、未だ見ぬ未来の戦士達が現代のクレイに召喚される現象の事を、総じて「超越(ストライド)」という。&br;自身が求める強さへの具体的かつ強いイメージを持つ者と、そのイメージと同様の波長を持つ戦士、この二人の波長が一瞬でも一致した場合、&br;一時的ではあるが、混線した時空から強大な力を持つ戦士が召喚される。&br;ほとんどの場合は無意識化で発動させてしまうだけの事故のような現象だが、&br;「超越」を自在に使いこなす謎の集団が出没しているという話もあり、事態はより混迷を極めていく。'''

'''''【超越とは?】''&br;惑星クレイの各所で報告されている「超越」現象。&br;これに非常に似た技術を自在に操るのが“ギアクロニクル”と名乗る武装集団である。&br;彼らの中には、何もない空間に門のような力場を作りだす能力を持つ個体が存在しており、研究者の間ではこの力場の事を「ゲート」と呼称している。&br;現象は「ゲート」を通してこの世界に存在しない存在を喚び出すものと考えられる。&br;現時点で、ドラゴンエンパイアで起きた「超越」の現場に姿を見せた巨大なドラゴンを始め、各国で目撃情報が報告されている。&br;引き続き騎士団と連携し、“ギアクロニクル”の情報収集、および「超越」現象の調査・分析を進行する。&br;――オラクルシンクタンク上層部への報告書より抜粋'''

 [[Gゾーン]]から裏の[[Gユニット]]を[[ヴァンガードサークル]]に置く特定行動。

 総合ルール上での定義に先んじて、2014年10月10日に[http://cf-vanguard.com/information/g_unit/ 特設ページ]が開設された。

 [[Gユニット]]には[[キーワード能力]]「[[超越スキル]]」が記載されており、それに従って行う「ノーマル&ruby(ストライド){超越};」が現時点のルール・[[カード]]で超越を行う唯一の方法である。
//[[Gユニット]]には[[キーワード能力]]「[[超越スキル]]」が記載されており、それに従って行う「ノーマル&ruby(ストライド){超越};」か、[[《エアーエレメント シブリーズ》]]の[[起動能力]]を使用することによって、超越を行うことができる。
 また、[[フィールド]]外の[[領域]]から[[ヴァンガードサークル]]に置いているため、「[[登場]]」扱いとなる。

 超越が行われた場合、それまで[[ヴァンガードサークル]]に存在していた[[ユニット]]は[[ハーツ化>ハーツ]]され「[[ハーツ状態>ハーツ]]」という特殊な状態になり、[[Gユニット]]の下に[[ハーツカード>ハーツ]]として置かれる。
 超越した[[Gユニット]]は[[Gユニット]]自身と[[ハーツカード>ハーツ]]1枚の2つの[[カード名]]を別々に持ち、[[Gユニット]]の[[元々のパワー]]に加えて[[ハーツカード>ハーツ]]の[[元々のパワー]]に等しい[[パワー]]が加算される。
 [[ヴァンガード]]の[[パワー]]が変動していたり、[[デリート]]されていたりしても、加算される[[パワー]]は[[ハーツカード>ハーツ]]に記載されている[[元々のパワー]]のみとなる。

 [[エンドフェイズ]]において[[ハーツカード>ハーツ]]は[[Gユニット]]の配置状態のみを引き継ぎ、それ以外は[[Gユニット]]が超越する前と同じ状態で[[ハーツ]]状態でない[[ヴァンガード]]になり、[[ヴァンガードサークル]]に置かれている[[Gユニット]]は表向きで[[Gゾーン]]に置かれる。

 超越は「[[ヴァンガードサークル]]への[[登場]]」として扱われるが[[ライド]]ではなく、[[ブレイクライド]]などの「[[ユニット]]が[[ユニット]]に[[ライド]]した時に[[誘発]]する[[自動能力]]」を[[誘発]]させることはできない。また、[[ハーツカード>ハーツ]]は[[ユニット]]として扱われないが[[ヴァンガードサークル]]に置かれた[[カード]]として扱うので、[[ターンの終了>エンドフェイズ]]時に再び[[ヴァンガード]]になるのは[[登場]]としては扱われない。
 超越は「[[ヴァンガードサークル]]への[[登場]]」として扱われるが[[ライド]]ではなく、[[ブレイクライド]]などの「[[ユニット]]が[[ユニット]]に[[ライド]]した時に[[誘発]]する[[自動能力]]」を[[誘発]]させることはできない。
 また、[[ハーツカード>ハーツ]]は[[ユニット]]として扱われないが[[ヴァンガードサークル]]に置かれた[[カード]]として扱うので、[[ターンの終了>エンドフェイズ]]時に再び[[ヴァンガード]]になるのは[[登場]]としては扱われない。

[[Gユニット]]が[[ヴァンガードサークル]]に置かれている際に[[スペリオルライド]]等で他の[[ユニット]]が[[ヴァンガードサークル]]に置かれた場合、[[Gユニット]]は表向きで[[Gゾーン]]に置かれ、[[ハーツカード>ハーツ]]はすべて[[ソウル]]に置かれる。
 [[Gユニット]]が[[ヴァンガードサークル]]に置かれている際に[[スペリオルライド]]等で他の[[ユニット]]が[[ヴァンガードサークル]]に置かれた場合、[[Gユニット]]は表向きで[[Gゾーン]]に置かれ、[[ハーツカード>ハーツ]]はすべて[[ソウル]]に置かれる。

[[双闘]]している[[ヴァンガード]]がいる際に超越した場合、[[ヴァンガード]]は2枚とも[[ハーツカード>ハーツ]]になるが、どちらか1枚のみを選んでその[[カード名]]と[[パワー]]を得る。「[[双闘]]している」という情報は[[Gユニット]]には継承されないが、[[Gユニット]]が戻った後は2枚が「[[双闘]]している」状態のまま[[ヴァンガード]]になる。この時、「[[双闘]]した」扱いにはならない。
 [[双闘]]している[[ヴァンガード]]がいる際に超越した場合、[[ヴァンガード]]は2枚とも[[ハーツカード>ハーツ]]になるが、どちらか1枚のみを選んでその[[カード名]]と[[パワー]]を得る。
 「[[双闘]]している」という情報は[[Gユニット]]には継承されないが、[[Gユニット]]が戻った後は2枚が「[[双闘]]している」状態のまま[[ヴァンガード]]になる。
 この時、「[[双闘]]した」扱いにはならない。

超越した[[Gユニット]]は、超越した時に[[ヴァンガードサークル]]に置かれていた[[ユニット]]の[[スタンド]]・[[レスト]]状態のみを引き継ぎ、他の状態は引き継がない。
 超越した[[Gユニット]]は、超越した時に[[ヴァンガードサークル]]に置かれていた[[ユニット]]の[[スタンド]]・[[レスト]]状態のみを引き継ぎ、他の状態は引き継がない。

細かい処理の手順は以下の通り
 細かい処理の手順は以下の通り
-[[Gユニット]]を[[Gゾーン]]から[[ヴァンガードサークル]]に置く際の処理。
+[[Gゾーン]]に裏で置かれている[[Gユニット]]の[[超越スキル]]に記載されたタイミングで、同じく記載された[[コスト]]を払い、その[[カード]]を表で[[ヴァンガードサークル]]に既に置かれている[[ユニット]]と表向きの同じ配置状態で[[登場]]させる。
+『[[Gユニット]]が[[ヴァンガードサークル]]に[[登場]]した時か他の[[ユニット]]が超越した時に[[誘発]]する[[自動能力]]』の誘発条件が満たされる。
+[[登場]]した[[Gユニット]]以外の[[ヴァンガードサークル]]に置かれている[[ユニット]]をすべて[[ハーツ化>ハーツ]]し、表向き[[スタンド]]状態で[[Gユニット]]の下に重ねる。
+[[Gユニット]]でない[[ハーツカード>ハーツ]]を1枚選び、その[[カード]]に記載されている[[カード名]]と[[パワー]]を[[Gユニット]]に加える。
+『自身が[[ハーツ]]状態になることで[[誘発]]する[[自動能力]]』の誘発条件が満たされる。
+誘発待機状態になっている[[能力]]全てを好きな順番で1つずつ[[プレイ]]し、その後は[[メインフェイズ]]に移行する。

-[[Gユニット]]を[[ヴァンガードサークル]]から[[Gゾーン]]に置く際の処理。[[エンドフェイズ]]の処理として行われる際には、『[[ターンの終了>エンドフェイズ]]時に[[誘発]]する[[自動能力]]』が[[誘発]]する前のタイミングで、[[フィールド]]に置かれている[[カード]]を非[[呪縛]]状態や非[[デリート]]状態にする処理と同時に行われる扱いになる。
+[[Gユニット]]の下に重ねられている[[ハーツカード>ハーツ]]を[[Gユニット]]と同じ配置状態で[[ハーツ]]状態でない[[ユニット]]にする。[[Gユニット]]が[[ライド]]されている場合は、[[ハーツカード>ハーツ]]を[[ユニット]]にする代わりに[[ハーツ]]状態でない[[カード]]として[[ソウル]]に置く。
+[[ヴァンガードサークル]]から[[Gユニット]]を表で[[Gゾーン]]に置く。
+誘発待機状態になっている[[能力]]全てを好きな順番で1つずつ[[プレイ]]し、その後は『[[ターンの終了>エンドフェイズ]]時に[[誘発]]する[[自動能力]]』のチェックタイミングに移行する。

-理論上、超越が行える最速のタイミングは6[[ターン]]目ではなく、4[[ターン]]目である。ただし、4[[ターン]]目にノーマル超越を行うためには、[[相手]]が3[[ターン]]目に[[《魔竜戦鬼 ヤクシャ》]]や[[《月影の白兎 ペリノア》]]等の[[能力]]を使って[[グレード]]3以上の[[カード]]を[[ヴァンガードサークル]]に置き、4[[ターン]]目の[[ライドステップ>ライドフェイズ#ride_step]]中に[[《漆黒の先駆け ヴォーティマー》]]の[[能力]]を起点に[[《月影の白兎 ペリノア》]]の[[能力]]を[[誘発]]させて[[ヴァンガードサークル]]に置くという極めて限定的な前提条件をクリアする必要がある。

-このシステムの追加により、[[リミットブレイク]]や[[シークメイト]]を利用できない状況での攻め手の遅延、[[《最凶獣神 エシックス・バスター “Я”》]]や[[《究極次元ロボ グレートダイカイザー》]]等を起点とする継戦性能が低く防がれた場合のリスクが大きいコンボ等の欠点を補いやすくなった。
--また、自身の[[ターン]]の[[メインフェイズ]]と[[バトルフェイズ]]以外のタイミングで使える[[能力]]はノーマル超越と併用することができるので、それらの[[能力]]を持つ[[カード]]も大きな恩恵を受けたと言える。

-[[Gゾーン]]の特定の[[Gユニット]]を[[コスト]]や[[要件]]に含む[[能力]]を持つ[[Gユニット]]を超越する事を「クロスストライド」と呼ばれている。

**関連カード [#card]
超越に関する能力を持つ[[カード]]
―超越に関する能力を持つカード
-[[超越スキル]]
-[[ストライドボーナス]]

-[[《エアーエレメント シブリーズ》]]

**FAQ [#faq]
-Q1089 (2014-11-20)
Q. 「解放者 ホーリーシャイン・ドラゴン」に超越したターンの終了時、「解放者 ホーリーシャイン・ドラゴン」の能力は誘発しますか?
A. はい、誘発します。超越したGユニットがGゾーンに置かれた後、「ターンの終了時」の能力が誘発します。
-Q1090 (2014-11-20)
Q. 「孤高の解放者 ガンスロッド」にGユニットが超越しました。「孤高の解放者 ガンスロッド」の【ブレイクライド】能力は誘発しますか?
A. いいえ、誘発しません。「孤高の解放者 ガンスロッド」の【ブレイクライド】能力は「ライドした時」に誘発しますが、超越はライドではありません。
-Q1091 (2014-11-20)
Q. 【ブレイクライド】でパワーが増えたユニットに超越した時、増えたパワーをGユニットに足すことができますか?
A. いいえ、できません。足されるパワーはカードに書かれている元々のパワーです。
-Q1092 (2014-11-20)
Q. 「無双剣鬼 サイクロマトゥース」の効果で【レスト】状態のヴァンガードに超越しました。Gユニットは【スタンド】状態になりますか?
A. いいえ、【レスト】状態で置かれます。超越するユニットの配置は、元いたユニットの状態と同じ状態で置かれます。
-Q1129 (2014-12-19)
Q. グレード3のヴァンガードと異なるクランのGユニットに超越することはできますか?
A. はい、可能です。ただし、参加するイベントのデッキ構築条件が「クランファイト」の場合、Gゾーンのカードもクランを統一する必要があります。
-Q1130 (2014-12-19)
Q. グレード2からグレード3のユニットにライドしたターンに、超越することはできますか?
A. はい、可能です。お互いのヴァンガードがグレード3以上であれば、超越することができます。

**関連リンク [#link]
-[[用語集]]