#author("2022-03-23T18:27:26+09:00","","")
*&ruby(わくせい){惑星};クレイ [#top]
>'''''地球と似た形の惑星。神や悪魔、ドラゴンや妖精の存在が忘れ去られず、魔法と科学が共に研究され、技術として確立された世界である。'''''
'''''独自の文明を発達させた国家が、各大陸を支配している。'''''

 このゲームに登場する[[ユニット]]が住まう惑星であり、ユニット設定で語られる背景ストーリー、小説「惑星クレイ物語」の舞台でもある。

 言うまでもなく我々にとっては架空の世界だが、漫画やアニメの世界では、一般的には『カードゲーム「ヴァンガード」』の中の架空の世界とされつつも劇中で実在が明言されている。
 つまり、「惑星クレイ」とはこのゲームにおけるイメージの中の世界観であり、ほぼ全ての[[ユニット]]のキャラクター設定の舞台になっている概念である。
 なお、小説「惑星クレイ物語」とアニメ「カードファイト!! ヴァンガードG」で語られる惑星クレイに纏わる事柄にはそれぞれの繋がりを意識した描写も見られるが、世界観を共有しているわけではないので混同しないようにしたい。

 実態としては地球とは別の宇宙に浮かぶ惑星であり、いわゆるファンタジー世界。「地球によく似た惑星」上に様々な[[国家]]が存在し、それに応じて多様な技術が発達している。
 その中にはサイボーグなどの科学技術も含まれるため地球に似ているかというと疑問も浮かぶところだが、「似た形の惑星」という表現もされているので地球と同じ環境を持った惑星という意味合いだろう。
 ただ、[[《オラクルガーディアン アポロン》]]のユニット設定に「ギリシャ彫刻」の表記が見られることから、惑星クレイにとっても別惑星としての「地球」という概念は知られているようである。
 
 また、クレイの住民だけでは判断ができない事態が発生した場合、地球にいるそれぞれの「先導者」の判断を仰いできた歴史がある。
 PSYクオリアはこの「判断」のため、「先導者」の候補となるファイターとクレイをリンクするために発現されるものであり、地球とクレイを繋ぐ「運命力」を五感で読み取るための能力。ユニットの声を聴く、最適なプレイングがイメージとして浮かぶなどの能力はあくまでその副産物である(2018年版の櫂など、イメージ力の上昇により自力で覚醒するファイターもいる)。
 明言はされていないが、運命力の繋がりが発生したのは、アニメ版の過去に当たる時期で[[新導クロノ]]がクレイへの道を偶発的に開いたことが原因であることが示唆されている(この関係からか、クロノは[[《クロノ・ドラン》]]をはじめとする[[ギアクロニクル]]の先導者として位置付けられている)。
 この運命力による繋がりは、そのままでは何の影響もないが、ファイターとユニットが相互にリンクしている場合のみ双方の状況に影響を与えることになる。

 創世神[[《ハーモニクス・メサイア》]]の加護のもと、多くの国家やクランが繁栄していたが、復活を遂げた[[《破壊の竜神 ギーゼ》]]を巡る戦いでギーゼが滅び、メサイアが眠りについたことで、神の加護を失った「無神期」に突入。
 3000年を経て旧来の体制は変革を強いられ、「overDress」の時代には「天輪聖紀」を迎えている。

 「みにヴぁん ら~じ」に登場する星「アニヴェルサーリオ」はクレイの衛星であり、時代を超えて多くのファイターをコールして開拓を行っている模様。

 基本的にゲームそのものと無関係な背景設定だけに、公式サイトにも深い説明はないが故に、惑星クレイの設定に関しては不明瞭な部分も決して少なくはない。実情は[[フレーバーテキスト]]や「今日のカード」における数多の文章から断片的に窺える程度ではあるが、これらに目を向けたり、イメージしてみるのもこのゲームの1つの楽しみ方といえよう。

**関連リンク [#link]
-[[用語集]]