#author("2023-02-01T20:54:47+09:00","","")
#author("2023-02-08T23:33:22+09:00","","")
*エクスパンション [#top]
 収録カードの中からランダムに少数枚のカードが1つのパックに封入されているカードセットのこと。
 「エクスパンション(Expansion)」とは、英語で「拡張」や「顧客の利用拡大」を意味する。

 基本となる「ブースターパック」の他、各コンセプトに合わせたカードが収録されている「エクストラブースター」、「ムービーブースター」、「クランブースター」、「タイトルブースター」、「コミックブースター」、「テクニカルブースター」、「キャラクターブースター」、「ミニブースター」、「リリカルブースター」等がある。
 商品毎に決められたテーマに沿って特定の[[クラン]]や[[国家]]の新規カードが収録されるのが基本となっており、1つの[[クラン]]や[[国家]]を中心としてデッキを強化するのにかなり重要である。
 また、これまでに販売されたカードは[[レアリティ]]が低いものを中心に再録されるが、商品によっては[[レアリティ]]の高い[[カード]]が何からの形で特別再録されるケースもある。

 「ブースターパック」は、1パック7枚入り([[剣牙激闘]]までは1パック5枚)で[[騎士王降臨]]~[[覇道竜星]]は150円(税抜き)、[[討神魂撃]]〜[[剣牙激闘]]は158円(税抜き)、[[鬼神降臨]]〜[[女神再臨]]は300円(税抜き)、[[龍樹侵攻]]以降は330円(税抜)となっている。
 基本となる「''ブースターパック''」は、1パック7枚入り([[剣牙激闘]]までは1パック5枚)で[[騎士王降臨]]~[[覇道竜星]]は150円(税抜き)、[[討神魂撃]]〜[[剣牙激闘]]は158円(税抜き)、[[鬼神降臨]]〜[[女神再臨]]は300円(税抜き)、[[龍樹侵攻]]以降は330円(税抜)で販売されており、[[レアリティ]]は不定期のものを除き、「[[RRR]]」「[[RR]]」「[[R]]」「[[C]]」が存在している。

 「カードファイト ヴァンガード」シリーズのものは、[[騎士王降臨]]~[[双剣覚醒]]は全80種、[[極限突破]]~[[光輝迅雷]]、[[竜剣双闘]]~[[煉獄焔舞]]は全102種、[[無限転生]]は全103種となり、レアリティは不定期のものを除き、「[[RRR]]」「[[RR]]」「[[R]]」「[[C]]」「[[SP]]」が存在している。
 「ブースターパック」の他に、様々のテーマにしたエクスパンションが存在する。
-各コンセプトに合わせたカードが収録されている「''エクストラブースター''」
-映画版の[[カード]]を収録した「''ムービーブースター''」
-1つの[[クラン]]の[[カード]]のみを収録した「''クランブースター''」
-他作品のコラボレーションのカードが収録された「''タイトルブースター''」
-漫画版の[[カード]]を収録した「''コミックブースター''」
-上級者向けの「''テクニカルブースター''」
-アニメで登場人物が使う[[カード]]を収録した「''キャラクターブースター''」
-1パック2枚入り100円の「''ミニブースター''」
-[[リリカルモナステリオ]]の[[カード]]のみを収録した「''リリカルブースター''」

 「カードファイト ヴァンガードG」シリーズのものは[[時空超越]]~[[風華天翔]]は全103種、[[覇道竜星]]~[[竜皇覚醒]]は全104種となり、新たな[[レアリティ]]として「[[GR]]」が新設され、それ以降の[[究極超越]]は全110種、[[竜神烈伝]]では全100種となり、さらに新たな[[レアリティ]]として「[[ZR]]」が新設された。
 その他、「ヴァンガ祭」等のイベントで先行発売されるものや特定のレギュレーション([[Vスタンダード]]・[[プレミアムスタンダード]])のみで使用可能な[[カード]]を収録したエクスパンションも存在する。

 「カードファイト ヴァンガード」新シリーズのものは[[結成!チームQ4]]〜[[最凶!根絶者]]、[[幻馬再臨]]は全84種、[[天馬解放]]と[[神羅創星]]は全80種、[[銀華竜炎]]、[[蒼騎天嵐]]〜[[天輝神雷]]は全89種、[[蝶魔月影]]は全94種、[[虚幻竜刻]]は全91種となり、新たな[[レアリティ]]として「[[VR]]」が新設された。
#contents

 「カードファイト!! ヴァンガード overDress」シリーズのものは[[五大世紀の黎明]]〜[[覚醒する天輪]]は全120種、[[群雄凱旋]]と[[烈火翠嵐]]は全90種、[[鳳竜焔舞]]は全105種となっている。また、[[五大世紀の黎明]]以降では、「[[GR]]」や「[[VR]]」に相当する[[RRR]]以上の高レアリティ(コンパチブル専用や不定期のものは除く)が廃止された。
**エクスパンションの変遷[#card_design]
***「カードファイト ヴァンガード」シリーズ[#fast_series]
 最初期の[[カード]]には[[キーワード能力]]が存在せず、[[魔侯襲来]]以降は「[[連携ライド]]」、[[双剣覚醒]]以降は「[[クロスライド]]」や「[[ペルソナブラスト]]」と呼ばれる特性を持つ[[カード]]を中心に収録されていた。

-[[魔侯襲来]]以降は「[[連携ライド]]」、[[双剣覚醒]]以降は「[[クロスライド]]」や「[[ペルソナブラスト]]」と呼ばれる特性を持つ[[カード]]が収録された。

-[[極限突破]]~[[無限転生]]は[[リミットブレイク]][[能力]]を持つ[[カード]]が中心に収録された。
--ただし、[[極限突破]]~[[蒼嵐艦隊]]までは[[守護者]]の収録数が[[双剣覚醒]]以前よりも減っており、1つの[[デッキ]]を構築する敷居を大幅に上げる問題点もあった。

-[[竜騎激突]]~[[無限転生]]及び[[綺羅の歌姫]]~[[歌姫の二重奏]]は、高[[レアリティ]][[カード]]のほとんどが[[守護者]]と[[盟主]]を持つ[[カード]]が中心に収録された。
--[[守護者]]は所謂「[[完全ガード]]」と「[[クインテットウォール]]」と呼ばれるもの、[[盟主]]は所謂「[[ブレイクライド]]」と呼ばれるものとそうでない[[リミットブレイク]][[能力]]を持つ[[カード]]にそれぞれ細分化される。
--単独で構築できる程の種類がある特定の[[カード群]]を依存する[[カード]]が多数追加された。ただ、それらは構築に制限がかかりやすく、多くの既存の[[デッキ]]の強化が難しくなっていた。
-「アジアサーキット編」及び「リンクジョーカー編」の放映中に発売されたエクスパンションには[[リミットブレイク]][[能力]]を持つ[[カード]]が中心に収録された。
--また、[[竜騎激突]]~[[無限転生]]及び[[綺羅の歌姫]]~[[歌姫の二重奏]]は、高[[レアリティ]][[カード]]のほとんどが[[守護者]]と[[盟主]]を持つ[[カード]]が中心に収録された。
---[[守護者]]は所謂「[[完全ガード]]」と「[[クインテットウォール]]」と呼ばれるもの、[[盟主]]は所謂「[[ブレイクライド]]」と呼ばれるものとそうでない[[リミットブレイク]][[能力]]を持つ[[カード]]にそれぞれ細分化される。
---ただし、[[極限突破]]~[[蒼嵐艦隊]]までは[[守護者]]の収録数が[[双剣覚醒]]以前よりも減っており、1つの[[デッキ]]を構築する敷居を大幅に上げる問題点もあった。
--単独で構築できる程の種類がある特定の[[カード群]]を依存する[[カード]]が多数追加されたものの、それらは構築に制限がかかりやすく、多くの既存の[[デッキ]]の強化が難しくなっていた。
--同時に[[RRR]]が2種類収録されている[[クラン]]があるにもかかわらず、高[[レアリティ]]が[[RR]]止まりの[[クラン]]の割合が大幅に増加し、それにつれて収録される種類自体も大きくバラつきが出るようになっていた。ただ、収録数の多い[[クラン]]も大半が[[互換]]で占められていた。
--また、[[銀河の闘士]]以降の「エクストラブースター」は、特性上入手が難しかった[[RRR]]が3種類に増加しており、狙った[[RRR]]を手に入れることが極めて難しくなっていた。
--ただし、2種類目以降の[[守護者]]の追加で、1つの[[デッキ]]を構築する敷居がある程度下がった。

-[[竜剣双闘]]~[[煉獄焔舞]]及び[[宵闇の鎮魂歌]]~[[女神の円舞曲]]、[[ネオンメサイア]]では[[シークメイト]][[能力]]を持つ[[カード]]が中心に収録された。
-「レギオンメイト編」の放映中に発売されたブースターパック及びエクストラブースター、[[ネオンメサイア]]では[[シークメイト]][[能力]]を持つ[[カード]]が中心に収録された。
--また、特定の[[カード群]]に属する[[カード]]が他の[[カード群]]に属する[[カード]]と代替わりする形で殆ど収録されなくなったため、一部の[[カード群]]に強化が集中してしまう問題点が緩和された一方で、既存の[[カード群]]の強化がされにくくなる問題点が浮上した。
***「カードファイト ヴァンガードG」シリーズ[#g_series]
「カードファイト ヴァンガードG」シリーズのエクスパンションでは、[[超越スキル]][[能力]]及び[[ジェネレーションブレイク]][[能力]]を持つ[[カード]]が中心に収録されており、新たな[[レアリティ]]として「[[GR]]」が新設され、それ以降の「ヴァンガードG Z」の放映中に発売されたものでは、さらに新たな[[レアリティ]]として「[[ZR]]」が新設された。
-[[月煌竜牙]]、[[歌姫の学園]]、[[The RECKLESS RAMPAGE]]以降のエクスパンションでは、各[[クラン]]独自の[[キーワード能力]]が登場するようになった。
-また、[[時空超越]]以降では、[[互換]]のカードが必要最低限となって各[[クラン]]の特性が出やすくなっており、特定の[[カード群]]に関連するカードの割合が増えた。
--この頃から既存の[[カード]]に含まれる文字列を再利用した[[カード群]]を新たに追加する試みが行われるようになり、様々な既存[[デッキ]]の強化が望めるようになった。この方針は本ゲームが新シリーズへ移行した以降にも引き継がれている。
--[[覇道竜星]]からは[[GR]]が2種類となったが、複数枚の採用や他の[[GR]][[カード]]の採用を前提するものが増えたことが問題視されていた。

-[[時空超越]]〜[[竜神烈伝]]及び[[宇宙の咆哮]]〜[[歌姫の祝祭]]では[[超越スキル]][[能力]]及び[[ジェネレーションブレイク]][[能力]]を持つ[[カード]]が中心に収録された。
--また、[[時空超越]]以降では、[[互換]]のカードが必要最低限となって各[[クラン]]の特性が出やすくなっており、特定の[[カード群]]に関連するカードの割合が増えた。
---この頃から既存の[[カード]]に含まれる文字列を再利用した[[カード群]]を新たに追加する試みが行われるようになり、様々な既存[[デッキ]]の強化が望めるようになった。この方針は本ゲームが新シリーズへ移行した以降にも引き継がれている。
---[[覇道竜星]]からは[[GR]]が2種類となったが、複数枚の採用や他の[[GR]][[カード]]の採用を前提するものが増えたことが問題視されていた。
***「カードファイト ヴァンガード」新シリーズ[#new_series]
「カードファイト ヴァンガード」新シリーズのエクスパンションでは、これまで追加された既存(旧シリーズ)の[[カード]]のリメイク版を中心に収録され、新たな[[レアリティ]]として「[[VR]]」が新設された。
-また、このシリーズでは、各エクスパンションごとに収録される各クランの調整が実施され(多くても4〜5種まで)、一つのブースターでもクランによって高[[レアリティ]]が[[RR]]止まりとなるケースは解消された。
--その一方で、カードの収録体制はコストの削減によるものなのか、旧シリーズよりも控えめなものになったことや、一度追加された[[守護者]]や[[トリガーユニット]]の再録が多くなった。種類数は各エクスパンションによって異なるが、多くても80〜90種程度であり、100種以上まで超えたことはない。
---また、[[VR]]の[[カード]]を除いて、[[ヴァンガードサークル]]上で機能しにくい[[クラン]]が多くなったことや、さらにレートの高さからデッキの構築難易度が高くなったことに加えて、新規層が参入しにくくなるという問題点が浮上した。
-新シリーズ以降では、「ヴァンガードG」シリーズ以前から大会参加を続けている旧世代ファイターに対する配慮として、[[プレミアムコレクション2019]]を始めとする旧デザインの[[カード]]並びに特定のレギュレーションのみで使用可能な[[カード]]のみを収録したエクスパンションが不定期に発売されるようになっている。

-[[月煌竜牙]]、[[歌姫の学園]]、[[The RECKLESS RAMPAGE]]以降のGシリーズのエクスパンション及び[[Primary Melody]]では、各[[クラン]]独自の[[キーワード能力]]が登場した。
***「カードファイト!! ヴァンガード overDress」シリーズ[#overdress_series]
「カードファイト!! ヴァンガード overDress」シリーズのエクスパンションでは、[[クラン]]から[[国家]]体制に移行したことに加えて、[[時空超越]]から続いた「[[GR]]」や「[[VR]]」に相当する[[RRR]]以上の高レアリティ(コンパチブル専用や不定期のものは除く)が廃止された。
-これにより、ブースターパックに収録される[[国家]]の内容は原則的に5種に固定されるようになった為、一つのエクスパンションだけでも、発売ごとに様々な[[デッキ]]の強化がしやすくなった。
--また、[[カード]]を100種以上収録している商品が再び増え始めた一方で、再録カードは以前のものと比べて大幅に減少している。

-フォーマットが大幅刷新された、新シリーズのエクスパンションでは、これまで追加された既存(旧シリーズ)の[[カード]]のリメイク版が多く収録されている。
--また、このシリーズでは、各エクスパンションごとに収録される各クランの調整が実施され(多くても4〜5種まで)、一つのブースターでもクランによって高[[レアリティ]]が[[RR]]止まりとなるケースは解消された。
---その一方で、カードの種類数は旧シリーズよりも控えめなものになった(種類数は各エクスパンションによって異なるが、多くても80〜90種程度であり、100種以上まで超えたことはない)。

-overDressシリーズ以降のエクスパンションでは、[[クラン]]から[[国家]]体制に移行したことに加え、収録される[[国家]]の内容は一部を除き、原則的に5種に固定されるようになった(ブースターパックの場合)。
--一方で、再録カードは以前のものと比べて大幅に減少している。

**関連リンク [#link]
-[[構築済みデッキ]]

-[[カードリスト]]