#author("2023-02-08T17:01:31+09:00","","")
#author("2023-03-14T00:23:47+09:00","","")
*&ruby(かんざき){神崎};ユウイチロウ [#top]
 神崎ユウイチロウ(かんざき ゆういちろう)はアニメ「カードファイト!! ヴァンガードG」の登場人物。アニメでの声優は子安武人。

**概要 [#abstract]
 [[ユナイテッドサンクチュアリ支部>ヴァンガード普及協会]]の全てを取り仕切る支部長。
 ヴァンガード地区大会の責任者であり、徹底した勝利至上主義者でもある。
 地区大会のエキシビションマッチで、前回大会優勝者を「弱い」と評し、完膚なきまで叩きのめした。
 作中では[[大山リュウタロウ]]と区別する為に「神崎支部長」等と呼ばれている。

 「弱さは罪」という信念を持ち、弱いと見た相手と戦った場合号泣する癖がある。自身が取り仕切るユナイテッドサンクチュアリ支部では、過酷なトレーニングを行う「強化プログラム」を実施しており、同支部では勝利し続けることで地位が向上し、負ける事でその地位が失われるというシステムとなっている。
 [[伊吹コウジ]]によるとユナイテッドサンクチュアリ支部に所属していたクランリーダー達はその方針に従えず、全員辞任してしまったらしい。
 なお、強化プログラムの実施はあくまで任意であるが、実質的には同調圧力による洗脳に近い状態であり、さらに支部に残ったスタッフも高圧的な態度が目立ち、ファイターの思想も過激化するなど問題も多い。

 このような過激な思想に至ったきっかけは、かつて[[明神リューズ]]に敗北した際に感じた己への劣等感と、リューズのユニットが実体化して地上に現れたことで心を奪われ、その思想と在り方に共鳴し、どんな犠牲を払ってもリューズを超えると決意したことにある。
 だが強さという価値基準を定めている分、言行一致が一貫してぶれない筋の通った面もある。
 [[トライスリー]]については「弱い」と評しながらもある程度好感を持っていたり、敗北した[[羽島リン]]や[[東雲ショウマ]]を侮蔑するような事は口にしなかった他、離反の意図を持つ[[伊吹コウジ]]ですらその意図を見抜いた上で「俺にはどうでもいいことだ」と自由に行動させている。

 趣味は乗馬で「ヴンダー ヘルシャフト(支配の意)」、「ヴンダー エーアガイツ(野心の意)」、「ヴンダー アドウェント(降臨の意)」の3頭の馬をユナイテッドサンクチュアリ支部の屋上で飼っていた。特に「ヴンダー エーアガイツ」はビルを垂直に駆け降りるだけのスペックを誇り、[[新導クロノ]]の髪の毛のぐるぐる部分を食べる癖がある。

 みにヴぁんでは「ヴンダー エーアガイツ」でビルを駆け登って出勤している。

 その真の目的は、強力なファイターのイメージ力が生み出す奇跡のエネルギー「ストライドフォース」を集め、「奇跡のカード」ことディペンドカードを覚醒させる事だとクロノたちに語った。
 ユナサン支部の証であるバングルはその収集装置であったが、伊吹がディペンドカードをデータごと強奪したことで失敗している(このカードはその後、カムイを介してクロノに預けられている)。
 その後、「奇跡のカード」の覚醒には[[ギアクロニクル]]が関係していると直感して[[新導クロノ]]と再戦したが、クロノ達の「楽しいファイト」の前に敗れ、実体化した[[《クロノジェット・ドラゴン》]]に殴り飛ばされた。この一件で、奇跡の再現に足りなかったのは自分自身の器であると悟り、ユナイテッドサンクチュアリ支部の支部長を辞任することで責任を取り、己を高める為に旅立った。
 因みにディペンドカードは神崎に覚醒させる為に[[ある人物>明神リューズ]]から送られてきたものであることが後に判明した。((アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG ストライドゲート編」第30話「神崎との再会」))

 「ストライドゲート編」では、山籠りして迷いが無くなるまでカードに触らず彫刻を彫っていた。
 ディペンドカードについて訪ねてきたクロノと[[明日川タイヨウ]]から[[明神リューズ]]の死を聞かされて驚愕。彼らにディペンドカードと[[明神リューズ]]について知っていることを話し、タイヨウにアドバイスをしていた。

 アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG NEXT」でも引き続き山籠もりを続けており、[[新導クロノ]]・[[明日川タイヨウ]]の紹介で、自分の弱さに悩む[[東海林カズマ]]の特訓に付き合うことになった。

 過去に当たる「新田新右衛門編」ではリュウタロウと行動を共にしており、彼に付き合う形で何かとキャピタルに顔を出していた。
 過去(正確には2018年版の前日譚)に当たる「新右衛門編」ではリュウタロウと行動を共にしており、彼に付き合う形で何かとキャピタルに顔を出していた。
 エスカップにも姿を現し新右衛門と激闘を繰り広げ、その強さに一目置いていた。しかし、終盤の大会で新右衛門と再戦した際には、ライブの失踪やリューズの暴走、そしてユニット召喚実験によるクレイとの接続で精神の平衡を失っていた新右衛門が実力を出せなかったことで圧勝してしまい、号泣すらせずに見切りをつけることになった。

 交友関係は狭く、伊吹以外と喋る機会は少なく、[[大山リュウタロウ]]には苦手に思われている。だが、本気で強くなろうとしている人間に対しては面倒見が良い。((アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG」第38話「奇跡のカード」))((アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG ストライドゲート編」第30話「神崎との再会」))((アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG NEXT」第45話「神崎との特訓」))

 アニメ版のファイターに共通する「イメージは力になる」を体現したような人物であり、「ストライドゲート編」ではイメージ力のみで自作の彫刻から[[《覇道黒竜 オーラガイザー・ダムド》]]を実体化させたり、[[《覇道竜 クラレットソード・ドラゴン・リヴォルト》]]のディフライドを跳ね返したり、「G Z」ではギーゼの分離体をファイトもせずに蹴散らすなど人間離れした側面が目立つ。


**人間関係 [#relation]

-[[伊吹コウジ]]
--支部長時代の部下だが、お互いに利用しているに過ぎない。覚醒しかけたディペンドカードを奪い、逃亡される。

-[[新導クロノ]]
--育成方針を否定され、未熟なのは自分自身であると非を認めた。結果としてクロノ達の行動によって救われたともいえる。

-[[明日川タイヨウ]]
--「ストライドゲート編」では、本気で強くなろうとする彼に助言を与えた。

-[[明神リューズ]]
--「ストライドゲート編」の7年前にGIRSのモニターとして協力した際、その圧倒的な強さに憧れを覚え、「あの御方」と崇拝しており、ディペンドカードを贈られた。
--ストライドゲートの力によってリューズの理想が実現した後は、その内容と結果を知り、リューズに反感を持った。

-[[大山リュウタロウ]]
--性格や育成方針の違いから苦手に思われている。

-[[新田シン]]
--エスカップで怒濤を繰り広げたライバル
**デッキ構成 [#deck]
-[[【シャドウパラディン】]]
--[[《覇道竜 クラレットソード・ドラゴン》]]を主軸としたデッキである。[[グレード]]1以下の[[リアガード]]を増やしたり[[コスト]]の軽減を駆使することで[[退却]][[コスト]]を稼ぎ、[[手札]]を増やして守りを万全のものとする戦法を得意としている。
--3DS版「ストライド トゥ ビクトリー」でもおよそ同様の[[デッキ]]を使用する。

**主な使用カード [#card]
-[[《新鋭の騎士 ダヴィド》]]
-[[《覇道竜 クラレットソード・ドラゴン》]]
-[[《覇道黒竜 オーラガイザー・ドラゴン》]]
-[[《暗黒騎士 エヴニシェン》]]
-[[《勤厚の騎士 マゾルフ》]]
-[[《白皙の騎士 グワウル》]]
-[[《覇道黒竜 オーラガイザー・ダムド》]]
-[[《血統の騎士 ティグレス》]]
-[[《覇道竜 クラレットソード・ドラゴン・リヴォルト》]]
-[[《覇道真竜 クラレットソード・ヘルヘイム》]]

**戦績 [#record]
***アニメ「カードファイト!!ヴァンガードG 初期」 [#vanguard_g]
アニメ「カードファイト!!ヴァンガードG 初期」通算成績:4戦3勝1敗
|話数|対戦相手|勝敗|備考|h
|>|>|>|地区大会エキシビジョンマッチ|
|27話|グレイス・ガイアの豊山|勝利|対[[たちかぜ]]の[[【古代竜】]]|
|>|>|>|ユナイテッドサンクチュアリ支部|
|38話|[[新導クロノ]]|勝利|三面打ちによる同時対戦|
|38話|[[綺場シオン]]|勝利|~|
|38話|[[安城トコハ]]|勝利|~|
|>|>|>|ユナイテッドサンクチュアリ支部|
|45-46話|[[新導クロノ]]|敗北||

***アニメ「カードファイト!!ヴァンガードG NEXT」 [#cf_vanguard_g_next]
アニメ「カードファイト!!ヴァンガードG NEXT」通算成績:1戦1勝
|話数|対戦相手|勝敗|備考|h
|>|>|>|神崎のログハウス付近の河原|
|45話|[[東海林カズマ]]|勝利||

**関連リンク [#link]
-[[登場人物]]
-[[ユナイテッドサンクチュアリ支部>ヴァンガード普及協会]]