#author("2021-10-13T00:16:26+09:00","","")
#author("2022-09-22T15:00:19+09:00","","")
*《&ruby(はどうりゅう){覇道竜}; クラレットソード・ドラゴン・リヴォルト/Supremacy Dragon, Claret Sword Dragon Revolt》 [#top]
|[[ノーマルユニット]] 〈3〉 ([[ツインドライブ!!]])|
|[[シャドウパラディン]] - [[アビスドラゴン]] パワー11000 / シールドなし / ☆1|
|&color(green){【自】};【(V)】:[【カウンターブラスト】(1)] あなたのGユニットが【超越】した時、コストを払ってよい。払ったら、あなたの山札の上から、グレード1のカードが2枚でるまで公開し、そのグレード1の中から1枚を(R)にコールし、1枚を手札に加え、山札をシャッフルする。&size(11){(グレード1が1枚なら、コールのみ行う)};&br;&color(green){【自】};【(V)】【Gブレイク】(2):このユニットがアタックされた時、あなたのグレード1のリアガードを1枚選び、(G)に移動させてよい。移動させ、あなたのリアガードがいないなら、そのターン中、このユニットのパワー+2000。|

 [[竜皇覚醒]]で収録された[[グレード]]3の[[シャドウパラディン]]。

 1つ目の[[能力]]は、[[Gユニット]]が[[超越]]した時に[[カウンターブラスト]](1)で、[[デッキトップ]]ら[[グレード]]1の[[カード]]が2枚でるまで[[公開]]し、その[[グレード]]1の[[カード]]の中から、1枚を[[スペリオルコール]]し、1枚を[[手札]]に加える[[自動能力]]。

 [[相手]]に[[山札]]の中身の大半を[[公開]]することになるリスクがあるが、低[[コスト]]で[[リアガード]]と[[手札]]を同時に補充できる。
 [[スペリオルコール]]する[[カード]]や[[手札]]に加える[[カード]]が不安定さ、[[公開]]した[[グレード]]1の[[カード]]がどちらも[[スペリオルコール]]または[[手札]]に加えたい[[カード]]であっても必ずどちらかを[[スペリオルコール]]して残りを[[手札]]に加えなければならないといった融通が効かないといった難点はあれど、低[[コスト]]で2枚分の[[アドバンテージ]]を得られ、[[山札]]の圧縮も進められるのは有難い。

 2つ目の[[能力]]は、[[アタック]]された時に[[グレード]]1の[[リアガード]]1枚を[[ガーディアンサークル]]に[[移動]]でき、[[移動]]して、[[リアガード]]がいないなら、[[パワー]]+2000を得る[[ジェネレーションブレイク]](2)の[[自動能力]]。

 [[ジェネレーションブレイク]](2)の制限付きとなるが、[[《ナイトスカイ・イーグル》]]や[[《ダーククォーツ・ドラゴン》]]等の用済みになった[[グレード]]1の[[リアガード]]を[[移動]]させることで[[ガーディアン]]として再利用して有効消費することができる。
 [[移動]]できるのは1回の[[バトル]]で1枚のみとはいえ、単純に扱える[[シールド]]の量が増える他、[[ユニット]]のいない[[リアガードサークル]]が増えるので次の[[ターン]]で後続の[[リアガード]]の[[コール]]もしやすくなる。

 [[効果]]の[[目標]]として選べる[[グレード]]1の[[リアガード]]が尽きた時点で打ち止めとなってしまうが、それによって[[リアガード]]がいなくなった場合は追加[[効果]]で[[パワー]]+2000を得られる。
 [[相手]]の[[ユニット]]の[[パワー]]にもよるもののそれ以降の[[バトル]]での要求[[シールド]]の軽減が期待でき、それによって追加で[[コール]]する[[ガーディアン]]の枚数を減ればそれが間接的に[[アドバンテージ]]になる。

 ただ、この[[カード]]が[[アタック]]された時のタイミングで[[リアガード]]が[[グレード]]1の[[リアガード]]1枚のみという状態にする必要があり、その状態を整えるのはいくつかの問題点から難易度が高い。

 最初の問題点は、残っている[[リアガード]]の枚数が多いとその分だけ余分な[[リアガード]]の有効処理に手間がかかることである。

 [[前列]]は[[グレード]]2の[[リアガード]]で固めて[[インターセプト]]で処理できるようにしておくとしても、[[後列]]に[[グレード]]1の[[リアガード]]が3枚残っている場合、1回の[[バトル]]で1枚しか[[移動]]できないこの[[能力]]で余分な2枚を処理するとなると時間がかかる。
 [[誘発]]回数を確保できたとしても、[[トリガー>トリガーアイコン]][[効果]]による要求[[シールド]]値の軽減や後の[[カウンターブラスト]]の[[コスト]]確保狙いであえて[[ダメージ]]を受ける場合、確実に[[ヒット]]を防げる[[守護者]]を[[コール]]する場合等の要因で[[移動]]を見送った結果、余分な[[リアガード]]を減らしきれないという場合も起こりえる。

 その上で能動的に狙うなら、直前の[[ターン]]の時点で[[リアガード]]を[[手札]]に変換できる[[《覇道黒竜 オーラガイザー・ドラゴン》]]や[[《禁忌の魔道士 カファー》]]等を利用して[[リアガード]]を減らしておき、最初に[[誘発]]した[[バトル]]で[[インターセプト]]を併用して余分な[[リアガード]]を処理し、次に[[誘発]]した時に最後に残った[[グレード]]1の[[リアガード]]を[[移動]]するといった手順を踏むのが効率的である。
 直前の[[ターン]]で[[グレード]]1以下の[[リアガード]]を減らせなかった場合は、最初の[[誘発]]した[[バトル]]で[[《暗黒騎士 ルードヴィーク》]]や[[《罪業の魔女王 イエリッド》]]を利用して調整する方法もある。
 勿論、最初に[[誘発]]した[[バトル]]で[[パワー]]+2000を得るのが最も理想的であるので、無理せずにそれが狙えるのなら積極的に狙いたい。

 次の問題点は、[[相手]]のプレイングや妨害の影響を受けやすいことである。

 [[相手]]の[[デッキ]]が[[リアガード]]潰しの手段を持つ[[デッキ]]の場合、[[リアガード]]全滅させられる等で1枚の[[移動]]も許されずに防せがれる可能性がある。
 仮に[[パワー]]+2000を得られる寸前の状態にできたとしても、最後に残った[[グレード]]1の[[リアガード]]を[[移動]]する前にそれを潰されれば[[パワー]]+2000は得ることはできなくなる。

 [[グレード]]1の[[リアガード]]の[[移動]]を直接妨害されずとも、[[《クラウドマスター・ドラゴン》]]や[[《魅了怪人 スイートカクテル》]]等による[[前列]]の[[リアガード]]の[[インターセプト]]封じたり、[[リアガード]]狙いの[[アタック]]で[[グレード]]1の[[リアガード]]の[[移動]]を滞らせる戦術でも間接的に妨害されてしまう。

 余分な[[リアガード]]の処理する手間や[[相手]]の妨害以外にも、次の[[ターン]]に利用したい有用な[[リアガード]]を維持して残すというプレイングと相反してしまうという問題点がある。
 例として、「[[クラレットソード・ドラゴン]]」を含む[[カード]]のサポートカードの中でも[[相手]]の[[ターン]]を生き延びることが前提の[[《ブルーエスパーダ・ドラゴン》]]の[[能力]]とは両立できず、それとは明確なアンチシナジーの関係にあるので注意しておく必要がある。

-アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG NEXT」では[[神崎ユウイチロウ]]が分身として使用している[[カード]]。
第45話(VS[[東海林カズマ]]では[[ライド]]し、自身の[[能力]]では[[《哀慕の騎士 ブランウェン》]]を[[手札]]に加え、[[《ナイトスカイ・イーグル》]]を[[左列]]の[[後列]]に[[スペリオルコール]]している。
--ライド時の台詞は、「天上天下、唯我独尊! 天を貫き、地を震わせ、我が力! ライド! 《覇道竜 クラレットソード・ドラゴン・リヴォルト》!」
--神崎は[[惑星クレイ]]からのこのユニットの声を聞いており、[[星崎ノア]]の&ruby(ディファレントワールド・ライド){異世界からの憑依};によって神崎に憑依するが、神崎はその精神力を持ってそれを拒むことに成功している。
--神崎は[[惑星クレイ]]からのこのユニットの声を聞いており、[[星崎ノア]]の&ruby(ディファレントワールド・ライド){異世界からの憑依};によって神崎に憑依するが、神崎はその精神力を持ってそれを拒むことに成功している。一方でこのユニット自体は[[使徒]]の戦力として地球=惑星「E」に降りることに失敗し、レリクスからの脱出もならず、ただ彷徨う存在になり果てたことが「惑星クレイ物語」で語られている。

**関連カード [#card]
-「[[クラレットソード・ドラゴン]]」
-[[ストライドスキル]]
-[[ジェネレーションブレイク]]

-[[《黄金の聖剣 グルグウィント》]]

**ユニット設定 [#profile]
'''神聖国家を我が物にしようとした反乱軍の首魁にして、“シャドウパラディン”の元団長。“シャドウパラディン”はこの事件がきっかけで解体されたことになっているため、最後の団長という形でも名が残されている。反乱の最中に死亡したが、負の感情に塗れたその思念は、魂の牢獄「レリクス」に囚われていた。長い間レリクスで戦い続けた影響で、思念体が朽ち始めており、生前の騎士然とした姿は見る影も無くなっている。死してなお、その胸に野望と願いを燃やし続けており、「ムジンロード」を利用してレリクスから脱出しようと目論んでいた。しかし、想定外の事態によって計画は失敗。ガスティールからもムジンロードからも見放され、永久にレリクスで亡者を狩り続けるという哀しき運命を背負う。'''

'''''◆魂の牢獄「レリクス」''&br;「邪神司教 ガスティール」が創り上げた、クレイ中の負の思念が引き寄せられる異空間。血と骨と臓腑の大地が果てしなく続く空間はまさに「地獄」そのもので、真っ当な建築物はガスティールの根城である「神殿」のみ。ここに集められた「亡者」と呼ばれる負の思念はお互いに争い、その争いの中でさらなる負の思念が生まれる。この思念を取り込むことで、レリクスは維持されているのである。なお、ガスティールはこのレリクスを「原点にして実験台」と称している。彼の真意は定かではないが、その言葉から察するに「別のレリクスが存在する」または「これから新たなレリクスが作られる」という可能性が非常に高い。なぜレリクスを創ったのか。レリクスで何をしようと企んでいるのか。そのすべてはまだ、創造主たるガスティール以外知り得ない。'''

-カード名は、「リヴォルト(Revolt)」とあるが、本来「レヴォルト」と呼ぶ。ちなみにレヴォルトは「反抗」という意味であり、死してなお、「力」に執着する「クラレットソード」にとって、ある意味相応しいものかもしれない。

**FAQ [#faq]
-Q3486 (2017-08-24)
Q. すでにユニットが置かれているリアガードサークルにもコールできるのですか?
A. はい、できます。その場合、もともと置かれていたユニットは退却します。
-Q3494 (2017-08-24)
Q. この「そのターン中」と書かれた効果で上がったパワーは、次のバトルでもパワーが上がったままなのですか?
A. はい、そうです。そのターン中、ずっとパワーは上がっています。
-Q3523 (2017-08-24)
Q. アタックされた時、またはガードステップ開始時に発動する能力は、ガーディアンをコールしてから使えますか?
A. いいえ、使えません。
-Q3524 (2017-08-24)
Q. 移動は登場ですか?「登場した時」や「ライドした時」の能力は発動しますか?
A. いいえ、発動しません。移動は登場ではありません。
-Q4146 (2018-10-05)
Q. このカードの“【超越】した時”を条件とする自動能力によるコールは、山札からのコールとして扱われますか?
A. はい、公開している状態のカードの領域は変更されないため、山札からコールは行われます。
-Q4147 (2018-10-05)
Q. “移動させ、あなたのリアガードがいないなら”という要件は、リアガードが1枚も存在せず、移動が行えない場合でも、アタックされ、リアガードが存在していない状態であれば、要件を満たしますか?
A. いいえ、満たしません。“移動させてよい”という効果により移動が行われていない場合、“移動させ、あなたのリアガードがいないなら”という要件の“移動させ”は満たされないため、“あなたのリアガードがいないなら”が満たされていた場合でも、「~なら」以降の効果は解決されません。

**収録情報 [#pack]
|[[ブースターパック>カードリスト#g_bt]]|[[竜皇覚醒]]|G-BT12/014 [[RR]] イラスト/[[雅]]|'''血涙、未だ枯れず。'''|
|~|~|G-BT12/S10 [[SP]] イラスト/[[雅]]|'''(※なし)'''|
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&tag(《覇道竜 クラレットソード・ドラゴン・リヴォルト》,ノーマルユニット,グレード3,シャドウパラディン,アビスドラゴン,「クラレットソード・ドラゴン」,【Gブレイク】(2));