#author("2023-08-30T22:37:30+09:00","","")
#author("2024-02-20T11:44:34+09:00","","")
*【&ruby(ブロウラー){喧嘩屋};】 [#top]

#contents

**概要 [#abstract]
 「[[喧嘩屋]]」を中心とした[[【なるかみ】]]。

 特徴としては[[シークメイト]]を持つ[[なるかみ]]を主体とした[[【なるかみ】]]の[[双闘]]テーマ[[デッキ]]で、特に[[相手]][[リアガード]]が[[ドロップゾーン]]に置かれた時に[[誘発]]する[[能力]]を中心に、それらを[[誘発]]させる為の[[リアガード]]の豊富な[[退却]]手段が主な武器となっている。
 [[相手]][[リアガード]]を[[ドロップゾーン]]を送る手段としては、主に[[能力]]による[[退却]]に加え、[[バトル]]による[[退却]]も挙げられる。

 基本的には[[相手]][[リアガード]]の[[退却]]と、それに反応して[[パワー]]が増加する[[カード]]を組み合わる事により、[[相手]]に対する[[シールド]]要求と[[ディスアドバンテージ]]の相乗効果を狙った攻撃的な戦術が得意と言える。

 全体的な攻撃性能としては、高[[コスト]]効率で手軽な[[相手]][[リアガード]]の[[退却]]手段の豊富さから、特に[[リアガード]]の展開が得意な[[デッキ]]に対する反撃性能が高く、先に仕掛けてきた[[相手]]に対して時に致命的なまでのカウンターを浴びせかける事も可能である。
 また、[[双闘]]テーマでありながら、[[シークメイト]]に依存しなくてもある程度行動可能なテンポ性の良さも大きな利点と言える。
 その一方で、決め手となる[[パワー]]出力は[[相手]][[リアガード]]の展開状況に依存しており、[[【シャドウパラディン】]]や[[【たちかぜ】]]、[[【スパイクブラザーズ】]]、[[【グレートネイチャー】]]等のような[[リアガード]]を残さず自分の[[ターン]]を終える事が可能な[[デッキ]]や、[[リアガード]]の展開に対し慎重な[[ファイター]]が[[相手]]だった場合攻めあぐねてしまう等、やや不安定な一面もある。

 防御性能に関しては平均的な[[【なるかみ】]]の域を出ず、特筆すべき点は特に無い。
 強いて挙げるのであれば[[クロスライド]]が搭載可能な派生軸の[[【ビッグバンナックル】]]だろう。

 総じて、不安な部分があるものの、真正面からの殴り合いを望む逆境に強い[[デッキ]]と呼べるだろう。

**構築について [#introduction]
***「喧嘩屋」を含むカード [#brawler_card]
―グレード3
-[[《喧嘩屋 ショットガンブロー・ドラゴン》]]
[[パワー]]11000。
[[シークメイト]]の指定カードは[[パワー]]9000の[[《武断の喧嘩屋 リセイ》]]。
[[双闘]]した時に[[カウンターブラスト]](2)で[[相手]]は[[リアガード]]2枚を[[退却]]させ、[[ユニット]]の枚数が[[相手]]より多いなら[[クリティカル]]+1を得る。
[[アタック]]した時に[[リアガード]]の枚数が[[相手]]より多いなら[[パワー]]+2000を得る。
ある程度は[[相手]]に依存することになるが、【喧嘩屋】の[[ヴァンガード]]候補としては非常に小回りが利き扱いやすい。

-[[《喧嘩屋 スカイビート・ドラゴン》]]
[[パワー]]11000。
[[シークメイト]]の指定カードは[[パワー]]9000の[[《喧嘩屋 スカイハウル・ドラゴン》]]。
[[双闘]]した時に[[相手]]の[[前列]]の[[リアガード]]1枚を[[退却]]させる。
[[ヴァンガード]]に[[アタック]]した時に[[パワー]]+2000を得る。
[[コスト]]なし[[相手]]の[[リアガード]]を[[退却]]させることができるという点から他の[[ヴァンガード]]候補との差別化は容易だが、【喧嘩屋】は[[リアガード]]では[[カウンターブラスト]]を利用しないためあまり旨みにはならない。

-[[《喧嘩屋 ビッグバンナックル・ドラゴン》]]
[[パワー]]11000。
[[シークメイト]]の指定カードは[[パワー]]9000の[[《喧嘩屋 ビッグバンスラッシュ・ドラゴン》]]。
[[エスペシャルカウンターブラスト]](2)で[[双闘]]しているなら[[パワー]]+5000と『1回の[[アタック]]で[[相手]]の[[前列]]の[[ユニット]]すべてと[[バトル]]する[[永続能力]]』を得る。
[[ヴァンガード]]に[[アタック]]した時に[[ソウルブラスト]](1)で[[パワー]]+3000を得る。
[[ブースト]]なしでも[[パワー]]25000に達しつつ[[相手]]の[[前列]]の[[ユニット]]すべてと同時に[[バトル]]を行えるため、[[インターセプト]]を封殺しつつ高確率で2枚分の[[アドバンテージ]]が得られる。

-[[《喧嘩屋 ワイルドラッシュ・ドラゴン》]]
[[パワー]]11000。
[[シークメイト]]の指定カードは[[パワー]]9000の[[《喧嘩屋 ワイルドフィスト・ドラゴン》]]。
[[ドライブチェック]]で[[ヴァンガードサークル]]にいる[[ユニット]]と[[同名のカード]]が出た時に[[双闘]]しているなら[[カウンターブラスト]](1)で[[パワー]]+10000/[[クリティカル]]+1を得る。
[[アタック]]が[[ヴァンガード]]に[[ヒット]]した時に[[リアガード]]1枚の[[退却]]で[[相手]]は[[リアガード]]1枚を[[退却]]させる。
[[要件]]で[[双闘]]していることを要求する[[自動能力]]は[[誘発条件]]の関係から運任せではあるが、それゆえに[[相手]]に強烈な圧力を与えることができる。
もうひとつの[[自動能力]]は[[双闘]]していなくても利用を狙うことができ、単純に1:1交換となるので非常に強力。

―グレード2
-[[《獄鎖の喧嘩屋 コウテンカ》]]
[[パワー]]10000の[[バニラ]]。

-[[《武断の喧嘩屋 リセイ》]]
[[パワー]]9000。
[[相手]]の[[リアガード]]が[[ドロップゾーン]]に置かれた時に[[ヴァンガード]]が[[双闘]]しているなら[[パワー]]+3000を得る。

-[[《喧嘩屋 スカイハウル・ドラゴン》]]
[[パワー]]9000。
[[リアガードサークル]]に[[登場]]した時に「[[喧嘩屋]]」の[[ヴァンガード]]がいるなら[[カウンターブラスト]](1)で[[相手]]の[[前列]]の[[リアガード]]1枚を[[退却]]させる。

-[[《喧嘩屋 プラズマクロー・ドラゴン》]]
[[パワー]]9000。
[[アタック]]が[[ヴァンガード]]に[[ヒット]]した時に「[[喧嘩屋]]」の[[ヴァンガード]]がいるなら[[ソウルチャージ]](1)し[[ダメージゾーン]]から1枚を表にする。

-[[《喧嘩屋 ヨウジン》]]
[[パワー]]9000。
[[ヴァンガード]]が[[双闘]]した時に[[相手]]の[[前列]]の[[リアガード]]を1枚まで[[退却]]させる。
単発の[[退却]][[能力]]としても十分有用だが、[[《喧嘩屋 ファイティング・ドラコキッド》]]の[[起動能力]]を事前に使用しておけば、[[後列]]の[[退却]]も狙える。

-[[《喧嘩屋 ワイルドフィスト・ドラゴン》]]
[[パワー]]9000。
[[アタック]]した時に「[[喧嘩屋]]」の[[ヴァンガード]]がいるなら[[パワー]]+3000を得る。
[[メインデッキ]]に入れる[[カード]]を「[[喧嘩屋]]」の[[カード]]で固める場合、安定した[[パワー]][[ライン]]を形成できることから汎用性は高い。

―グレード1
-[[《威嚇の喧嘩屋 コウメイ》]]
[[パワー]]7000。
[[リアガードサークル]]に[[登場]]した時に[[相手]]の[[前列]]の[[リアガード]]が1枚以下なら[[手札]]1枚の[[ドロップ]]で1枚[[ドロー]]する。

-[[《旋棍の喧嘩屋 アーク》]]
[[パワー]]7000。
[[相手]]の[[リアガード]]が[[ドロップゾーン]]に置かれた時に[[ヴァンガード]]が[[双闘]]しているなら[[パワー]]+3000を得る。
[[前列]]が[[パワー]]11000以上である場合が多いので、1回の[[誘発]]でも[[パワー]]21000[[ライン]]を軽く超えることができる非常に優秀な[[ブースト]]要員。

-[[《喧嘩屋 ワイルドクローク・ドラゴン》]]
[[パワー]]7000。
[[アタック]]した時に「[[喧嘩屋]]」の[[ヴァンガード]]がいるなら[[パワー]]+3000を得る。

-[[《辛苦の喧嘩屋 トウシュウ》]]
[[パワー]]6000の[[守護者]]。
[[手札]]から[[ガーディアンサークル]]に[[登場]]した時に[[カウンターブラスト]](1)で[[デッキトップ]]から5枚を[[スペリオルコール]]する。
【喧嘩屋】では主軸にもよるが[[カウンターブラスト]]はそれなりに使うため相性が悪い面もあるが、[[シークメイト]]の[[コスト]]稼げるという点では相性が良い。

―グレード0
-[[《喧嘩屋 ファイティング・ドラコキッド》]]
[[パワー]]5000。
[[ファーストヴァンガード]]候補。
自身の[[ソウルイン]]で、[[ヴァンガード]]1枚に『[[相手]]の[[前列]]の[[リアガード]]が[[ドロップゾーン]]に置かれた時に[[双闘]]しているなら[[カウンターブラスト]](1)でその[[ユニット]]がいた[[リアガードサークル]]と同じ[[縦列]]にいる[[リアガード]]1枚を[[退却]]させる[[自動能力]]』を与える。
[[《喧嘩屋 スカイビート・ドラゴン》]]や[[《喧嘩屋 ヨウジン》]]とのコンボで[[相手]]の[[左列]]や[[右列]]にいる[[リアガード]]2枚の[[退却]]を狙うことができ、[[《旋棍の喧嘩屋 アーク》]]の[[能力]]を[[誘発]]回数を稼げるため[[パワー]][[ライン]]の増強も狙える。
付与する[[能力]]は[[効果]]による[[退却]]だけでなく、[[バトル]]による[[退却]]でも[[誘発条件]]を満たせるのでそれを活用するのも有効。

-[[《喧嘩屋 ボルトナックル・ドラコキッド》]]
[[パワー]]5000。
[[ファーストヴァンガード]]候補。
[[ブースト]]した時に[[相手]]の[[前列]]の[[リアガード]]がいないなら[[ブースト]]された[[ユニット]]に[[パワー]]+3000を与える。

―トリガーユニット
-[[《天昇の喧嘩屋 ヨウゼン》]]・[[《喧嘩屋 プラズマキック・ドラゴン》]]
-[[《喧嘩屋 ドコウソン》]]・[[《喧嘩屋 ヘヴィトレイラー・ドラゴン》]]
-[[《魔竜喧嘩屋 サーガラ》]]
-[[《喧嘩屋 グリーンジェム・カーバンクル》]]
順に[[クリティカルトリガー]]、[[ドロートリガー]]、[[スタンドトリガー]]、[[ヒールトリガー]]の[[バニラ]]。

-[[《喧嘩屋 ストリートファイト・ドラゴン》]]
[[クリティカルトリガー]]。
自身を[[デッキトップ]]に置くことで、「[[喧嘩屋]]」の[[ヴァンガード]]がいるなら、「[[喧嘩屋]]」の[[リアガード]]1枚に『「[[喧嘩屋]]」の[[ヴァンガード]]の[[アタック]]が[[ヒット]]した時に[[パワー]]+3000を得る[[自動能力]]』を与え、[[山札]]をシャッフルする。

-[[《戦鼓の喧嘩屋 ハオカー》]]
[[スタンドトリガー]]。
[[相手]]の[[前列]]の[[リアガード]]が[[退却]]した時に自身の[[退却]]でその[[ユニット]]と同じ縦列にいた[[リアガード]]1枚を[[退却]]させる。

***「喧嘩屋」を含まないカード [#other_card]
―究極超越スキル
-[[《獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ》]]
[[パワー]]25000+。
[[ヴァンガードサークル]]に[[登場]]した時に[[カウンターブラスト]](2)で、[[相手]]の[[ユニット]]すべてを[[退却]]させ、表で[[バインド]]し、[[相手]]は[[手札]]から3枚選び、2枚を[[ドロップ]]し、1枚を[[ヴァンガードサークル]]に[[スタンド]]で[[スペリオルライド]]する。
予備のフィニッシャー。
フィニッシュ性能は高いがハイリスクなので、この[[カード]]でほぼ確実にフィニッシュを狙える場合か次の[[ターン]]を耐えられないといった場合にのみ[[超越]]するようにしておきたい。

―グレード1
-[[《マイティボルト・ドラグーン》]]
[[パワー]]7000。
[[超越スキル]]の[[コスト]]を支払う際に[[グレード]]+2を得る。

-「[[守護者]]」
いずれも[[パワー]]6000/[[シールド]]0。
以下の[[カード]]は合計で4枚までしか入れることができない。

--[[《抹消者ワイバーンガード ガルド》]]・[[《ワイバーンガード ガルド》]]
[[ガーディアンサークル]]に[[登場]]した時に[[手札]]の[[なるかみ]]1枚の[[ドロップ]]で、[[アタック]]されている[[なるかみ]]1枚は[[ヒット]]されない。

--[[《ドラゴンダンサー アナスタシア》]]
[[手札]]から[[ガーディアンサークル]]に[[登場]]した時に[[手札]]1枚の[[ドロップ]]で、[[アタック]]されている[[ヴァンガード]]1枚は[[ヒット]]されず、[[ドロップゾーン]]に[[《ドラゴンダンサー アナスタシア》]]があるなら[[ダメージゾーン]]から1枚を表にする。

--[[《ライトエレメンタル サニー》]]
[[Gアシスト>ドローフェイズ#g_assist_step]]で[[手札]]から離れた時にすべての[[ファイター]]は1枚[[ドロー]]する。
[[手札]]から[[ガーディアンサークル]]に[[登場]]した時に[[手札]]1枚の[[ドロップ]]で、[[アタック]]されている[[ヴァンガード]]1枚は[[ヒット]]されない。

―グレード0
-[[《スパークキッド・ドラグーン》]]
[[パワー]]4000。
[[ファーストヴァンガード]]候補。
[[カウンターブラスト]](1)と自身の[[ソウルイン]]で、[[デッキトップ]]5枚までから[[グレード]]3以上の[[なるかみ]]を1枚まで[[手札]]に加える。

**大まかなタイプ別構築について [#decktype]
-[[《喧嘩屋 ショットガンブロー・ドラゴン》]]軸
[[双闘]]時に[[相手]]に[[リアガード]]を減らし[[クリティカル]]を得る[[《喧嘩屋 ショットガンブロー・ドラゴン》]]を軸としたタイプ。
[[クリティカル]]を得るには[[相手]]の[[ユニット]]の枚数を上回っている必要があるので、[[双闘]]する前に必要に応じて[[リアガード]]を補充しておくと良い。
特に[[ヴァンガード]]の[[双闘]]時に[[相手]]の[[前列]]の[[リアガード]]の[[退却]]が行える[[《喧嘩屋 ヨウジン》]]、[[相手]]の[[リアガード]]の[[退却]]時に[[パワー]]を得る[[《武断の喧嘩屋 リセイ》]]や[[《旋棍の喧嘩屋 アーク》]]等は相性が良いので、それらを並べられると良い。
[[相手]]に凌ぎ切られてしまっても[[コスト]]さえ残っていれば、[[《喧嘩屋 ショットガンブロー・ドラゴン》]]で[[再ライド]]行うことで再使用も狙えなくもない。

-[[《喧嘩屋 ワイルドラッシュ・ドラゴン》]]軸
[[ドライブチェック]]で[[パワー]]と[[クリティカル]]の増強を狙える[[《喧嘩屋 ワイルドラッシュ・ドラゴン》]]を軸としタイプ。
[[効果]]量は大きく[[コスト]]効率も良好であるが、[[双闘]]している限り、[[誘発条件]]を満たす[[カード]]は最大でも6枚までしか[[山札]]に眠らせておけないので構築の段階で確率を高めることがほぼできずかなり運に左右されやすい。
[[ドライブステップ>バトルフェイズ#drive_step]]中に[[誘発]]する[[能力]]なので、実際の[[誘発]]の成否に関わらず、[[相手]]の[[シールド]]を余分な消費を誘うことができるので、それを主な狙いとして扱うのが最も建設的だろう。
実際に[[誘発]]しなければ[[コスト]]は必要ないので[[カウンターブラスト]]にかなり余裕がある。[[《喧嘩屋 ビッグバンナックル・ドラゴン》]]などとも合わせられるのが良い点。

**派生軸 [#variation]
-[[【ビッグバンナックル】]]
「[[ビッグバンナックル]]」を中核とした[[デッキ]]。

**このデッキの弱点 [#weakpoint]
 基本的に[[相手]][[リアガード]]の[[退却]]が攻めの起点となるため、肝心の対象がいないと持ち味が生かしづらい。

 [[【シャドウパラディン】]]や[[【たちかぜ】]]、[[【スパイクブラザーズ】]]、[[【グレートネイチャー】]]等のように[[前列]]が空きやすい[[デッキ]]や、[[リアガード]]の展開に対し慎重な[[ファイター]]等は多くの[[カード]]の[[能力]]が腐り気味になるためもあまり得意ではない。総じて[[相手]][[リアガード]]がこちらの[[ターン]]中にいなくなりやすい[[デッキ]]は出鼻を挫かれ易い傾向にある。

 かつての[[【かげろう】]]のように逐一[[退却]]させていくのではなく、完成した[[相手]]の[[フィールド]]を一気に崩すことが持ち味の為、[[相手]]の戦線が整うまでこちらもうまく動けないということになりやすい。

**関連リンク [#link]
-「[[喧嘩屋]]」

-[[【なるかみ】]]

-[[デッキ集/旧シリーズ]]