#author("2024-03-17T23:53:30+09:00","","")
#author("2024-03-24T18:26:57+09:00","","")
*《&ruby(はかい){破壊};の&ruby(りゅうじん){竜神}; ギーゼ/Dragon Deity of Destruction, Gyze》 [#top]
|BGCOLOR(#FFF0F5):|c
|[[Gユニット]] 〈4〉 ([[トリプルドライブ!!!]])|
|[[クレイエレメンタル]] - [[ギーゼ]] パワー30000 / シールドなし / ☆1|
|&color(green){【自】};:このユニットが(V)に登場した時、あなたのバインドゾーンから〈ゼロスドラゴン〉を5枚選び、別々の(R)にコールする。&br;&color(red){【永】};【(V)】:あなたはライドと〈ゼロスドラゴン〉以外のリアガードのコールができない。あなたのユニットすべてはGゾーンに戻らず、このカードとあなたのガーディアン以外の影響を受けない。あなたのリアガードはアタックされない。&br;&color(green){【自】};【(V)】:あなたのターン開始時、あなたの(R)の〈ゼロスドラゴン〉1枚につき、相手のヴァンガードに1ダメージ。|

 [[竜神烈伝]]で収録された[[クレイエレメンタル]]の[[Gユニット]]。

 [[Gユニット]]ではあるが、自身を[[超越]]するための[[能力]]を持っていないため、[[《ネオンギーゼ》]]の[[究極超越スキル]]によってのみ[[超越]]できる。

 1つ目の[[能力]]は、[[ヴァンガードサークル]]に[[登場]]した時に[[バインドゾーン]]から〈[[ゼロスドラゴン]]〉5枚を[[スペリオルコール]]する[[自動能力]]。

 この[[カード]]を[[超越]]する過程で[[バインドゾーン]]には〈[[ゼロスドラゴン]]〉は5枚以上置かれ、[[《ネオンギーゼ》]]の[[究極超越スキル]]によって[[フィールド]]を圧迫する[[呪縛カード>呪縛]]もすべて[[除外]]によって撤去されるので、[[《無法怪神 オブティランドス》]]や[[《百害女王 ダークフェイス・グレドーラ》]]等で[[リアガードサークル]]への[[コール]]を封じられていない限り、[[元々のパワー]]25000を持つ〈[[ゼロスドラゴン]]〉5枚を[[スペリオルコール]]することになる。
 [[《無法怪神 オブティランドス》]]によって[[リアガードサークル]]への[[コール]]を封じられると〈[[ゼロスドラゴン]]〉を一切[[スペリオルコール]]できなくなるので、2[[ターン]]後に[[ターンの開始>スタンドフェイズ]]時の[[能力]]で[[相手]]の[[ヴァンガード]]に[[ダメージ]]を与えられなくなってしまうので注意したい。

 2つ目の[[能力]]は、[[ライド]]と〈[[ゼロスドラゴン]]〉以外の[[リアガード]]を[[コール]]できず、[[ユニット]]すべては[[Gゾーン]]に戻らず、この[[カード]]と[[ガーディアン]]以外の影響を受けず、[[リアガード]]は[[アタック]]されなくなる[[永続能力]]。

 [[ライド]]ができなくなることは、この[[カード]]は[[リアガードサークル]]に〈[[ゼロスドラゴン]]〉が揃っている限り[[ターンの開始>スタンドフェイズ]]時の[[能力]]により[[アタック]]せずとも勝利が狙えるフィニッシュ力を持ち、[[デリート]]も受け付けないことから他の[[カード]]を[[ライド]]する意義がほぼないので、基本的には[[《シュティル・ヴァンピーア》]]の[[起動能力]]で作成される[[時限誘発]]への耐性として扱える。

 〈[[ゼロスドラゴン]]〉以外の[[リアガード]]を[[コール]]できなくなることについては、〈[[ゼロスドラゴン]]〉は[[ヴァンガードサークル]]に[[登場]]した時の[[能力]]の[[効果]]でしか[[コール]]できないので、実質的にそれ以上の[[リアガードサークル]]への[[コール]]ができなくなる。
 [[《邪眼明王 シラヌイ “輪廻”》]]等で[[リアガードサークル]]への[[スペリオルコール]]を要求され、[[ユニットの重複処理]]を発生させられることもないので場合によっては利点になりうる。

 [[《星輝兵 グロビュラディア》]]等の[[フィールド]]外から[[呪縛カード>呪縛]]を[[リアガードサークル]]に直接配置することは防げず、それが行われた場合には[[ユニットの重複処理]]が発生し、その[[サークル]]にいた〈[[ゼロスドラゴン]]〉は[[退却]]させられ、[[Gゾーン]]に表で置かれることになるため、その類の手段を有する[[【星輝兵】]]、その中でも[[フィールド]]外から大量の[[呪縛カード>呪縛]]を配置する手段を備えた[[【カオス】]]や[[【Я】]]には十分注意しておきたい。

 [[ユニットの重複処理]]以外で[[ユニット]]が[[Gゾーン]]に置かれることがなくなるので、[[エンドフェイズ]]が訪れようとも、この[[カード]]は[[ヴァンガードサークル]]に留まり、[[相手]]の[[ターン]]でも[[パワー]]30000の堅牢な防御力を得て、[[リアガードサークル]]上の〈[[ゼロスドラゴン]]〉も[[フィールド]]に留まり続ける。

 [[相手]]の[[カード]]の[[効果]]で、こちらの[[ユニット]]を[[退却]]や[[呪縛]]されないだけでなく、[[カード]]の[[効果]]で[[ヴァンガード]]に[[ダメージ]]を与えられたり、[[デリート]]等で[[パワー]]を減らされず、[[ガーディアン]]も[[相手]]の[[《超次元ロボ ダイカイザー》]]が与える[[能力]]等で[[退却]]させられたり、[[ヒット]]されない[[効果]]を無効化されることもなくなる。
 ただし、[[トリガー>トリガーアイコン]][[効果]]等も与えられず、[[リアガード]]を[[コスト]]にする[[能力]]の影響も受けつけないので、こちら側に有利な[[能力]]の恩恵も受けられない。
 [[シールド]]による[[パワー]]の増加、[[ヒット]]されない[[効果]]、[[《黒衣の調合 ヒニエル》]]の[[救援]][[能力]]等の[[ガーディアン]]による恩恵は通常通り受けることはできる。
 その他にも、[[相手]]の[[《暗黒竜 ファントム・ブラスター “Diablo”》]]が得る[[能力]]や[[《軽妙の撃退者 テイルノン》]]が与える[[能力]]を使われた場合は[[手札]]からの[[コール]]を確実に封じられてしまうといった特徴もある。

 [[リアガード]]は[[アタック]]されないので、[[バトル]]で[[退却]]させられる事がなく、[[ターンの開始>スタンドフェイズ]]時の[[能力]]で[[相手]]の[[ヴァンガード]]に与える[[ダメージ]]の量を減らされない。
 [[《征天覇竜 ドラゴニック・ヴァンキッシャー “VMAX”》]]や[[《一挙両得のジン》]]等の[[アタック]]する際の[[置換効果]]を利用して複数枚の[[ユニット]]と同時に[[バトル]]する[[能力]]でも[[バトル相手]]にならない。

 3つ目の[[能力]]は、[[ターンの開始>スタンドフェイズ]]時に[[リアガードサークル]]の〈[[ゼロスドラゴン]]〉1枚につき、[[相手]]の[[ヴァンガード]]に1[[ダメージ]]を与える[[自動能力]]。

 基本的に5つある[[リアガードサークル]]にはそれぞれ〈[[ゼロスドラゴン]]〉が置かれていることになるので、[[相手]]の[[ヴァンガード]]に合計5[[ダメージ]]を与える事ができる。
 予め[[相手]]の[[ダメージゾーン]]を1枚以上にしておけば、[[相手]]の[[ヒールトリガー]]が出ない限り勝利する事ができる。
 この[[カード]]が[[ヴァンガードサークル]]に[[登場]]した[[ターン]]中は[[誘発条件]]を満たせず、その[[ターン]]でフィニッシュできない場合は[[相手]]に次の[[ターン]]を渡すことになるので、その[[ターン]]を乗り切るだけの[[ガーディアン]]を[[手札]]に温存しておきたい。
 とはいえ、[[相手]]の[[ターン]]でも[[パワー]]30000であることから、この[[カード]]に[[ダメージ]]を与える事は難しいだろう。
 [[パワー]]30000以上への到達が狙える手段が揃えられなければ問題ないが、[[《クロノバイザー・ヘリテージ》]]等の[[ターン]]を追加で得る[[能力]]を使用された場合は、この[[能力]]で[[ダメージ]]を与えるのが1[[ターン]]以上遅くなり、先にフィニッシュされる可能性もあるので注意したい。

 また、[[相手]]もこの[[カード]]を[[超越]]した場合は、お互いに[[能力]]でこの[[ヴァンガード]]に[[ダメージ]]が与えられなくなり、基本的に[[リアガード]]の[[アタック]]が[[ヴァンガード]]に[[ヒット]]することもないので、お互いに[[ヴァンガード]]の[[アタック]]だけでフィニッシュを狙う展開となり、[[ヴァンガード]]の[[アタック]]も基本的に[[シールド]]5000の[[ガーディアン]]1枚で[[ヒット]]を防げてしまうことから、[[デッキアウト]]まで決着がもつれ込むことが考えられる。
 その場合、こちらの[[山札]]の方が多い場合は、この[[カード]]を[[超越]]した時点での[[手札]]と[[ドローフェイズ]]での[[ドロー]]等で[[ガーディアン]]を賄い、敢えて[[アタック]]をしない事で[[ドライブチェック]]による[[山札]]の消費を抑えるプレイングを心掛けたい。

-[[メインデッキ]]に投入する[[《ネオンギーゼ》]]のスリーブは裏面が透明な物は使用できないので、注意したい。
--その為か、「週刊ヴァンガード情報局」等では公式大会を除いて[[相手]]のファイターから了解を得た場合は、透明なスリーブを着用した遊び方も推奨されている。ただし、ミニスリーブサイズの透明なスリーブはブシロードからは発売されていないので、社外品を使用することになる。

-「カードファイト!! ヴァンガードG Z」では、[[東海林カズマ]]に[[ディフライド>ディフライダー]]している。[[ユニットカード]]としてはギーゼ自身が終盤で使用するユニットとして登場(キャラクターとしては[[ギーゼ(ディフライダー)]]を参照)。
--第20話(VS[[鬼丸カズミ]])にて、9ターン目に[[《ネオンギーゼ》]]の[[能力]]により[[超越]]し、自身の[[能力]]により[[バインド]]されていた[[《終焉のゼロスドラゴン ダスト》]]、[[《獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ》]]、[[《極天のゼロスドラゴン ウルティマ》]]、[[《死苑のゼロスドラゴン ゾーア》]]、[[《星葬のゼロスドラゴン スターク》]]を[[スペリオルコール]]した。
自身の[[アタック]]は[[完全ガード]]され、続く2体の[[アタック]]も[[ガード]]されるが、返しのカズミのターンをしのぎ切り、自身の[[能力]]で[[《魔忍竜 シラヌイ “朧”》]]に5ダメージを与えフィニッシャーとなった。これに伴い衛星軌道上のレリクス内部に実体として出現している。
--第22話-23話(VS[[トライスリー]])でも同じく[[《ネオンギーゼ》]]の[[能力]]で[[超越]]、[[《絶海のゼロスドラゴン メギド》]]を除く5体の[[ゼロスドラゴン]]を[[スペリオルコール]]して優位に立った。そのまま3人のヴァンガードへ[[アタック]]したが、[[《神明の騎士 アルトマイル》]]には[[ヒット]]したものの、[[《幻蒼のラナンキュラス アーシャ》]]への[[アタック]]は[[《絆の守護銃士 アンテロ》]]に[[ガード]]され、[[《クロノジェット・ドラゴン・Z》]]への[[アタック]]も[[完全ガード]]され失敗。さらにクロノの盤面で[[《クロノバイザー・ヘリテージ》]]の[[アタック]]を受けてこれを[[《デスフェザー・イーグル》]]2体の[[ガード]]でしのぐが、トコハの盤面では[[《共に咲く乙女 ケラ》]]の、シオンの盤面では[[《青天の騎士 アルトマイル》]]のアタックを受けて敗北、さらにクロノの盤面でも[[《クロノバイザー・ヘリテージ》]]の[[能力]]で発生した追加ターンであちらのアタックを受け、全ての盤面で敗北したことでギーゼは消滅した。
--第22話-23話(VS[[トライスリー]])でも同じく[[《ネオンギーゼ》]]の[[能力]]で[[超越]]、[[《絶海のゼロスドラゴン メギド》]]を除く5体の[[ゼロスドラゴン]]を[[スペリオルコール]]して優位に立った。そのまま3人のヴァンガードへ[[アタック]]したが、[[《神明の騎士 アルトマイル》]]には[[ヒット]]したものの、[[《幻蒼のラナンキュラス アーシャ》]]への[[アタック]]は[[《絆の守護銃士 アンテロ》]]に[[ガード]]され、[[《クロノジェット・ドラゴン・Z》]]への[[アタック]]も[[完全ガード]]され失敗。さらにクロノの盤面で[[《クロノバイザー・ヘリテージ》]]の[[アタック]]を受けてこれを[[《デスフェザー・イーグル》]]2体の[[ガード]]でしのぐが、トコハの盤面では[[《共に咲く乙女 ケラ》]]の、シオンの盤面では[[《神明の騎士 アルトマイル》]]のアタックを受けて敗北、さらにクロノの盤面でも[[《クロノバイザー・ヘリテージ》]]の[[能力]]で発生した追加ターンであちらのアタックを受け、全ての盤面で敗北したことでギーゼは消滅した。

-ソーシャルゲーム「ヴァンガードZERO」では、実物のカードにない[[能力]]として「自分のターン中、相手のヴァンガードが《破壊の竜神 ギーゼ》の場合、自分のユニット全てのパワー+10000」という[[永続能力]]が追加されている。上述したようにこのユニット同士でぶつかると膠着するため、それを防ぐためのものだろう。

**関連カード [#card]
-[[《ネオンギーゼ》]]

-[[《ハーモニクス・メサイア》]]

**ユニット設定 [#profile]
'''かつて創造神「メサイア」との戦いに敗れ、どことも知れぬ空間に封じられていた破壊の神。使徒を介して力を蓄えつつ、復活の時を虎視眈々と待っていた。数百年前から復活に至る力を蓄えてはいたが、「世界との繋がり」を断たれた彼が再び現界するには、その世界と繋がるための器が必要であった。自らの魔力を使い、クレイと惑星「E」で定期的に器の候補者たる存在を創り出していたものの、それら歴代の器は内包する負の感情が少なかったため、「選ばれし器」が現れるまでは真なる復活の目途が立たなかったという。その姿は人・竜・悪魔・機械人形、あらゆる種族とも取れる異形の巨人。破壊の神の名の通り、その巨躯から放たれる攻撃はすべてが必殺の一撃であり、如何なる方法を以ってしても防ぐことはできない。'''

'''''◆対存在の神「メサイア」の想い''&br;創造神「メサイア」と破壊神「ギーゼ」。彼らは同じ力の表と裏、所謂「対存在」とされる神であった。故に、一方の力が強くなれば、その分もう一方は弱くなる。そして、一方が消滅すれば、もう一方も消える。「クロノジェット・ドラゴン」と共にギーゼが消滅した時点で、メサイアもまた消え去る運命にあったのである。なお、メサイアの力が常にギーゼに劣っていたのは、復活が不十分というだけではなく、「クロノジェット・ドラゴン」に力の大半を預けていたため。メサイアはこの戦いに至る前から、光の戦士たちの勝利を信じていたのだろう。だからこそ、ギーゼとの決戦に臨むクロノジェットに残りの力を託した。それが果たされた後、自身もまた消え去ることを知りながら。世界は神の手を離れ、ようやく人の手に委ねられたのだ。'''

**FAQ [#faq]
-Q4827 (2019-02-26)
Q. 『相手のリアガードをⅩ枚選び、○○する。』などの自分のユニットの能力で、相手の「破壊の竜神 ギーゼ」による『このカードとあなたのガーディアン以外の影響を受けない。』という能力が適用されたユニットを選ぶことはできますか?
A. いいえ、できません。『影響を受けない。』とは効果は適用されず、効果により選ばれません。

**収録情報 [#pack]
|[[ブースターパック>カードリスト#g_bt]]|[[竜神烈伝]]|G-BT14/001 [[ZR]] デザイン:[[伊藤彰]] イラスト:[[増田幹生]]|'''世界よ沈黙せよ&br;The world will be silenced.'''|
----
&tag(《破壊の竜神 ギーゼ》,Gユニット,グレード4,クレイエレメンタル,ギーゼ);