#author("2024-02-08T23:07:17+09:00","","")
#author("2024-02-08T23:16:34+09:00","","")
*《&ruby(しえん){死苑};のゼロスドラゴン ゾーア/Zeroth Dragon of Death Garden, Zoa》 [#top]
|BGCOLOR(#FFF0F5):|c
|[[Gユニット]] 〈4〉 ([[トリプルドライブ!!!]])|
|[[ズー]] - [[ゼロスドラゴン]] パワー25000+ / シールドなし / ☆1|
|【究極超越】&size(11){(あなたの表のGゾーン3枚以上で解放!Gゾーンに戻る際、Gゾーンを除外!)}; - ストライドステップ - [あなたのヴァンガードと同名のカードを手札から1枚選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【超越】する。&br;&color(green){【自】};:[【カウンターブラスト】(2)] このユニットが(V)に登場した時、コストを払ってよい。払ったら、1枚引き、手札から1枚選び、(R)にコールし、そのターン中、&br;&color(red){『【永】【&color(black){(R)};】:このユニットはカードの効果で選ばれず、常に&color(black){パワー};が99999になる。』};と&color(red){『&color(green){【自】};【&color(black){(R)};】:このユニットが相手のヴァンガードにダメージを与えた時、相手は敗北する。』};を与える。|

 [[The AWAKENING ZOO]]で収録された[[ズー]]の[[Gユニット]]。

 [[ヴァンガードサークル]]に[[登場]]した時に、[[カウンターブラスト]](2)で、1枚[[ドロー]]し、[[手札]]から1枚を[[スペリオルコール]]し、『[[カード]]の[[効果]]で選ばれず、常に[[パワー]]99999になる[[永続能力]]』と『[[相手]]の[[ヴァンガード]]に[[ダメージ]]を与えた時に[[相手]]は敗北する[[自動能力]]』を与える[[自動能力]]を持つ。

 [[手札]]から[[スペリオルコール]]した[[ユニット]]が[[相手]]の[[ヴァンガード]]に[[ダメージ]]を与えた時に[[相手]]をその[[ゲーム]]で[[敗北>敗北処理]]させることができるというもので、同時に与える[[永続能力]]により[[カード]]の[[効果]]の[[目標]]にならず[[パワー]]99999で固定されるため、[[守護者]]か合計[[シールド]]90000程度の捻出を確実に強要できる。

 [[手札]]から[[スペリオルコール]]して[[能力]]を与えられた[[ユニット]]は[[元々のパワー]]に関係なく常に[[パワー]]99999で固定されるため[[ドロー]]した[[カード]]をそのまま[[スペリオルコール]]しても良いが、その中でも[[《威圧怪王 ダークフェイス・アルキデス》]]や[[《タレンティッド・ライノス》]]等といった[[相手]]の[[カード]]の[[ガーディアンサークル]]への[[コール]]や[[移動]]の選択肢を狭める類の[[能力]]を持つ[[カード]]が特に適している。
 それ以外では、[[《頑強の乙女 ノエル》]]のように[[ブースト]]で[[パワー]]を増やせない[[後列]]から[[ヴァンガード]]に[[アタック]]できる[[能力]]を持つ[[カード]]と組み合わせるのも有効である。

 また、[[能力]]を与えた[[リアガード]]は[[ブースト]]によって[[パワー]]を増やせないため同じ[[縦列]]の[[後列]]に[[ブースト]]役を配置する必要性は薄いが、[[《メイデン・オブ・グラジオラス》]]のように[[バトルフェイズ]]中に[[スペリオルコール]]する手段を併用する場合においては配置しておくことで新たに[[コール]]する後続を[[ブースト]]できる場合があるので覚えておくとよい。
 また、[[能力]]を与えた[[リアガード]]は[[ブースト]]によって[[パワー]]を増やせないため同じ[[縦列]]の[[後列]]に[[ブースト]]役を配置する必要性は薄いが、[[《連作の乙女 レズリー》]]のように[[バトルフェイズ]]中に他の[[縦列]]から[[スペリオルコール]]を行う手段を併用する場合においては配置しておくことで新たに[[コール]]する後続を[[ブースト]]できる場合があるので覚えておくとよい。

-与える[[永続能力]]の[[効果]]の前半部分に含まれる「カードの効果で選ばれず」は、[[《炎翼剛獣 ディナイアル・グリフォン》]]等による妨害を受けにくくする恩恵を受けられるが、こちらの[[効果]]でも選べなくなるので、[[スタンドトリガー]]等の[[効果]]を[[スタンド]]等との併用が制限されてしまうという弊害があるといった[[《異界の大奇術 フェアフィールド》]]が与える[[起動能力]]の[[効果]]と同様の特性がある。
--後半部分の「パワーが常に99999になる」は[[パワー]]の数値を常に特定の数値に「変更する」[[効果]]として処理されるため、この[[カード]]の[[パワー]]は[[《フォクシー・チャーミィ》]]等の[[相手]]の[[カード]]の[[効果]]で減らされることはないが、[[ブースト]]やこちらの[[カード]]の[[効果]]で増えることもない。

-与える[[能力]]は[[誘発条件]]は『相手のヴァンガードにダメージを与えた時』と『このユニットのアタックがヴァンガードにヒットした時』ほぼ同義であるが、これによって[[相手]]の[[ノーマルコール]]を封じることと引き換えに[[ダメージ]]を与えなくなる[[効果]]を適用する[[《フルーツバスケット・エルフ》]]の[[自動能力]]と組み合わせても[[相手]]の敗北を狙えないようになっている。

-与える[[能力]]による[[パワー]]変更[[効果]]は、[[グレートネイチャー]]や[[ネオネクタール]]が得意とする[[リアガード]]の[[パワー]]の増加を意識したものなのだろう。

-アニメ「カードファイト!! ヴァンガードGZ」では[[グレドーラ(ディフライダー)]]が使用する[[カード]]。

--第9話(VS[[西沢アラタ]])では8[[ターン]]目で[[《百害女王 ダークフェイス・グレドーラ》]]を[[究極超越スキル]]の[[コスト]]に[[超越]]して[[自動能力]]を使用、1枚[[ドロー]]し、[[手札]]から[[《威圧怪王 ダークフェイス・アルキデス》]]を[[スペリオルコール]]し、2つの[[能力]]を与えた。[[《威圧怪王 ダークフェイス・アルキデス》]]の[[アタック]]は、[[ガーディアン]]7枚による合計[[シールド]]90000で[[ガード]]されたが、直後に自身の[[アタック]]で[[クリティカルトリガー]]の[[効果]]2枚分によって[[クリティカル]]+2を得て、3[[ダメージ]]を与えてフィニッシャーとなった。

--第10話(VS[[葛木カムイ]])では8[[ターン]]目で第9話と同様の方法で[[超越]]して[[自動能力]]を使用、1枚[[ドロー]]し、[[手札]]から[[《威圧怪王 ダークフェイス・アルキデス》]]を[[スペリオルコール]]し、2つの[[能力]]を与えた。その[[《威圧怪王 ダークフェイス・アルキデス》]]の[[アタック]]は、[[《メチャバトラー バリオン》]]の[[効果]]で防がれ、後続の[[アタック]]も防がれ、[[エンドフェイズ]]に、[[究極超越スキル]]により自身を含めた[[Gゾーン]]の[[カード]]すべてを表で[[除外]]した。
[[ゲーム]]の終了後、この[[カード]]は[[ダークフェイス(ディフライダー)]]に託された。

--その後、第18話(VS[[戸倉ミサキ]])にて[[ダークフェイス(ディフライダー)]]が使用。
7[[ターン]]目で[[《威圧怪王 ダークフェイス・アルキデス》]]を[[究極超越スキル]]の[[コスト]]に[[超越]]して[[自動能力]]を使用、1枚[[ドロー]]し、[[手札]]から[[《威圧怪王 ダークフェイス・アルキデス》]]を[[スペリオルコール]]し、2つの[[能力]]を与えた。自身の[[アタック]]は合計[[シールド]]45000の[[ガード]]、[[スペリオルコール]]して[[能力]]を与えた[[《威圧怪王 ダークフェイス・アルキデス》]]の[[アタック]]は、[[《降霜の神器 ヨトゥン》]]の[[効果]]でぞれぞれ[[ヒット]]を防がれ、[[エンドフェイズ]]に、[[究極超越スキル]]によりこの[[カード]]を含めた[[Gゾーン]]の[[カード]]すべてを表で[[除外]]した。
[[ゲーム]]の終了後、この[[カード]]はミサキに回収されたが、第19話で[[ギーゼ(ディフライダー)]]の手に渡った。

---この[[ゲーム]]中、ダークフェイスは7[[ターン]]目で[[Gゾーン]]に表の[[カード]]が2枚しかない状態で、この[[カード]]を[[超越]]しているというファイト構成上のミスと思われるシーンがある。一応、6[[ターン]]目の[[《全能の究極神器 ミネルヴァ》]]が[[アタック]]した[[バトル]]の[[ガードステップ>バトルフェイズ#guard_step]]の描写が省略されているため少々強引ではあるが、そのタイミングで[[Gガーディアン]]の[[コスト]]を払って何かしらの[[Gユニット]]を[[コール]]していたとすれば辻褄は合わせられる。

--超越時の台詞は「我が未来の全てをかけて、無謀なる戦士に終焉の悔恨を!我が未来を食らい顕現せよ!ズーのゼロスドラゴン! アルティメットストライド! 《死苑のゼロスドラゴン ゾーア》!」(9話)
「我が未来の全てをかけて、誇り高き戦士に終焉の安息を!我が未来を食らい顕現せよ!ズーのゼロスドラゴン! アルティメットストライド! 《死苑のゼロスドラゴン ゾーア》!」(第10話)
第18話でダークフェイスが使用した際には前口上はなかった。

---グレドーラがこの[[カード]]を[[超越]]した[[ターン]]、第9話でのアラタの[[手札]]は10枚、第10話でのカムイの[[手札]]は12枚あったので、それぞれ[[守護者]]を保持している可能性が高かった。アラタは保持していなかったため、大量の[[手札]]を消費させ、フィニッシュに繋げるなど、この[[カード]]の[[自動能力]]を最大限活かせたが、保持していたカムイには少ない消費で防がれた。[[相手]]の[[手札]]を読み切ることが重要だというのを上手く示せた2つのファイトであった。

**関連カード [#card]
-[[究極超越スキル]]

-[[《降誕の原初竜 メガローマ》]]

**ユニット設定 [#profile]
'''竜神「ギーゼ」の力が込められた「破壊の竜骨」と呼ばれる楔が、打ち込まれた周囲の精霊を吸収して受肉した恐るべき兵器。ギーゼは「ゾーア」と言う名で識別していたが、メサイア陣営からは「死苑」という二つ名で呼ばれていたらしく、後の文献でもその通称で記されていることが多い。自然豊かな国故、最も多くの精霊が生息していたという大陸――現代のズーに打ち込まれた楔であり、最も多くの精霊を吸収したゼロスドラゴン。その性質上、肉体の維持に膨大な魔力が必要であり、受肉後も大気から魔力を奪い続けた。大陸中の精霊を滅ぼしかけた最悪の精霊喰い(エレメンタル・イーター)……古くから大陸に住まう者達の怒りは今なお色褪せておらず、とある祭ではゾーアを象った木造の竜を燃やし、先祖の霊に感謝を捧げる風習なども残っているという。'''

'''''◆大戦の裏、司教の影 ―ヴォイド・レリクスの完成―''&br;ふたつの惑星が危機的状況を迎えつつある今この時、惑星クレイでも惑星Eでもない別の場所で、「邪神司教 ガスティール」はまたも暗躍していた。あらゆる者の目が眼前の脅威に向いているこの期を有効に使い、彼は「ギーゼ」復活をより確実なものにしようと画策していたのである。彼が選んだ手段は、これまでに作り上げた2つのレリクス、即ち惑星クレイの「オリジナル・レリクス」と、惑星Eの「セカンド・レリクス」を超える新たな魂の牢獄を生み出すというもの。オリジナルはギーゼの力を急激に流し込んでしまったため、元あった空間を維持できず、雑多な負の念が蔓延る醜悪な様相になってしまった。逆に、セカンドは空間維持に必要な力のみで構成したため、負の念が集まりづらく、収集の効率自体が悪くなってしまった。2回に及ぶ失敗の末、ついに成功の兆しを見たガスティールは、破壊を求めるギーゼの強大な念を、空間の壁が破れる限界まで満たした空間――魂の監獄要塞「ヴォイド・レリクス」を完成させたのである。負に堕ちた者だけでなく、あらゆる虚ろな魂を吸い寄せる神の念が渦巻く空間……この空間を以って、ガスティールはギーゼ復活のためのエナジーを、あらゆる世界、次元、時空から抽出しようと試みたのである。結果として、エナジーの収集効率は格段に上昇し、世界滅亡のカウントも劇的に進行。彼の思惑通り、世界にとって最悪のシナリオが描かれつつあった。しかし、時空を捻じ曲げ、過去・現在・未来が入り乱れる混沌の空間だからこそ、希望も絶望も予期せぬ形で訪れる。光と炎――虚無の監獄要塞に降り立ったふたつの異分子は、果たして世界の希望か絶望か。'''

'''''現在のクレイ各国の戦況&br;ズー''&br;依然として“ネオネクタール”&“グレートネイチャー”連合軍と、“メガコロニー”による大戦の継続。連合軍が優勢とはなったものの、「星輝兵」の介入によってどう転ぶかわからない戦況となっている。'''

**FAQ [#faq]
-Q3626 (2017-12-08)
Q. 常にとはどういうことですか?
A. 能力を与えたユニットの永続や自動能力のパワー増加でも、他のユニットのパワー増加能力でも、相手のパワー減少能力を受けても99999からパワーは変動しません。
-Q3681 (2018-02-23)
Q. カードの効果とはトリガー効果も含みますか?
A. はい、トリガーがドライブチェックで出た際、その効果をカードを選んで与えているため、カードの効果となります
-Q4238 (2018-10-05)
Q. 二つの能力は、“あなたの手札から1枚選び、(R)にコールし”という効果によりコールされたユニットに対してのみ与えられますか?
A. はい、“あなたの手札から1枚選び、(R)にコールし”という効果によりコールされたユニットに対してのみ、能力は与えられます。
-Q4239(2018-10-05)
Q. “このユニットはカードの効果で選ばれず、常にパワーが99999になる”という能力を与えられたユニットを、スタンドトリガーの効果で選択し、【スタンド】させることはできますか?
A. いいえ、できません。“トリガーの効果”も“カードの効果”です。そのため、スタンドトリガーの効果で選択することもできません。
-Q4240 (2018-10-05)
Q. “このユニットはカードの効果で選ばれず、常にパワーが99999になる”という能力を与えられたユニットのパワーは、99999から増減しないのですか?
A. はい、パワー99999から増減しません。“常にパワーが99999になる”という能力を与えられたユニットのパワーは、この能力が有効な間、常にパワーが99999となります。
-Q4241(2018-10-05)
Q. 二つの能力が与えられた《ネオネクタール》のユニットを「フルーツバスケット・エルフ」がブーストしたバトルにて、そのユニットのアタックがヒットしました。この場合、ファイトに勝利することはできますか?
A. 出来ません。「フルーツバスケット・エルフ」の能力が解決されているのであれば、ブーストされたユニットは、アタックがヒットしてもダメージを与えることが出来ません。そのため、 “このユニットが相手のヴァンガードにダメージを与えた時”という条件を満たすことが出来ず、能力は発動されなくなります。

**収録情報 [#pack]
|[[エクストラブースター>カードリスト#g_eb]]|[[The AWAKENING ZOO]]|G-EB02/001 [[ZR]] イラスト/[[タカヤマトシアキ]]|'''死苑&br;death garden'''|
|[[ブースターパック>カードリスト#g_bt]]|[[竜神烈伝]]|G-BT14/SR06 [[SCR]] イラスト/[[タカヤマトシアキ]]|'''(※なし)'''|
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&tag(《死苑のゼロスドラゴン ゾーア》,Gユニット,グレード4,ズー,ゼロスドラゴン,【究極超越】);