#author("2018-07-27T23:14:00+09:00","","")
#author("2019-04-08T23:21:02+09:00","","")
*《&ruby(イレイザー){抹消者}; テンペストボルト・ドラゴン/Eradicator, Tempest Bolt Dragon》 [#top]
|[[ノーマルユニット]] 〈3〉 ([[ツインドライブ!!]])|
|[[なるかみ]] - [[サンダードラゴン]] パワー11000 / シールドなし / ☆1|
|&color(blue){【起】};【(V)】【リミットブレイク】(4)&size(11){(あなたのダメージが4枚以上で有効)};:[【カウンターブラスト】(3) - カード名に「抹消者」を含むカード] すべてのファイターのリアガードをすべて退却させる。&br;&color(red){【永】};【(V)】:あなたのターン中、すべてのファイターのカードのない(R)1つにつき、このユニットのパワー+2000。&br;&color(red){【永】};【(V)/(R)】:盟主&size(11){(共通するクランがないあなたのユニットがいるとアタックできない)};|

 [[光輝迅雷]]で収録された[[グレード]]3の[[なるかみ]]。

 1つ目の[[能力]]は、[[エスペシャルカウンターブラスト]](3)で、すべての[[ファイター]]の[[リアガード]]をすべて[[退却]]させる[[リミットブレイク]]の[[起動能力]]。

 似たような[[起動能力]]を持つ[[《アーマーブレイク・ドラゴン》]]と比較すると、[[手札]][[コスト]]はなくなったが[[エスペシャルカウンターブラスト]]の都合でほぼ[[【抹消者】]]専用となる。
 [[クリティカル]]の増加はないが、範囲が[[前列]]の[[リアガード]]だけでなく[[後列]]の[[リアガード]]も含めるようになって強力になっている。
 ただ、[[後列]]に退避させて[[リアガード]]を選択的に残すこともできなくなり、癖が強くなっている。

 大きな[[コスト]]を支払う以上、単なる痛み分けでは実質[[ディスアドバンテージ]]になってしまう。
 [[《不滅の抹消者 シューブ》]]や[[《電離の抹消者 カプーニス》]]等を併用する他、その他の[[リアガード]]の展開を控え、直前の[[ターン]]に[[インターセプト]]も狙うことで、発生する[[ディスアドバンテージ]]を最小限に抑えることを考える必要がある。
 また、[[相手]]がそれなりの[[手札]]を保持していれば、確かに[[ディスアドバンテージ]]を負わせられるが、再展開されて攻勢に転じる、あるいは続けられる可能性がある。
 [[《覇軍の抹消者 ズイタン》]]や[[《突撃の抹消者 サイケイ》]]、[[《抹消者 シャープインパクト・ドラゴン》]]を擁しているとはいえ、基本的に一度きりの大技と考え、[[ヒールトリガー]]等で[[コスト]]が確保できればラッキーといったスタンスでよいだろう。
 闇雲に使用せず、しっかりと使い時を見極める判断力が求められる。

 ただ、この[[効果]]が存在することで[[相手]]に全面的な展開を躊躇させる事ができ、それによって[[リアガードサークル]]の空きが多くなれば自身の[[永続能力]]で安定して高い[[パワー]]を得られる。
 実際に使用しなくとも[[相手]]を牽制するだけで十分に有用な[[効果]]と言える。
 尤も、[[リアガード]]を揃えずとも高い攻撃性能を誇る[[カード]]も少なくないため、こちらもそれなりの勢いで攻めるのが望ましいだろう。

 [[【リンクジョーカー】]]と対峙する際は、[[呪縛カード>呪縛]]は[[退却]][[効果]]の対象にならないことを逆手に取れば[[ディスアドバンテージ]]を小さくすることができる。
 その応用として[[相手]]の[[リアガード]]の[[退却]]を得意とする[[【かげろう】]]や[[【なるかみ】]]に対してもある程度有効となる。

 [[永続能力]]による[[パワー]]の増加は、[[リアガード]]の[[コール]]を抑えたり[[相手]]の[[リアガード]]を[[退却]]させることで大きな[[パワー]]上昇を見込むことができる。
 [[起動能力]]を使えば、最大で単体[[パワー]]31000、後で[[リアガード]]を5枚[[コール]]したとしても単体[[パワー]]21000に達することできる。
 お互いの[[リアガード]]を1枚ずつ減らす[[《妖剣の抹消者 チョウオウ》]]を使えば、効率的に[[パワー]]+4000を得ることができる。
 ある意味、この[[カード]]の真価ともいえるだろう。

 自然と[[リアガード]]が少なくなる序盤は工夫せずとも[[パワー]]が増加しやすく、[[ブースト]]要員を節約しつつ高[[パワー]][[ライン]]での圧迫を狙っていけることも多い。
 これは[[《騎士王 アルフレッド》]]に類似した性質であり、[[相手]]の対応にもよるのであちらほど安定はしていない。
 [[ブースト]]分の[[ユニット]]を節約することによる潜在的[[アドバンテージ]]を得ているのは同様である。

 また、[[相手]]がこの[[カード]]の[[起動能力]]を警戒して[[コール]]を控える戦術をとった場合や、[[リアガード]]を[[退却]]させて[[アドバンテージ]]を取る[[デッキ]]に対してはより[[効果]]を発揮しやすい。

 意外と見落としがちだが、こちらの[[アタック]]中、[[相手]]の[[インターセプト]]によっても[[永続能力]]は適用される。
 増加量は[[パワー]]+2000~4000だが、[[トリガー>トリガーアイコン]][[効果]]を含めた算段を狂わせる可能性もあるので、意識しておいて損は無いだろう。

 総じて重い[[コスト]]にふさわしい豪快な[[起動能力]]と、それを補うように堅実で相性の良い[[永続能力]]を持っていると評せる。
 普段は[[手札]]や[[コスト]]を節約した戦いが出来るが、動き出した際に一気に消費していくため、これまでの[[【抹消者】]]以上に[[コスト]]管理に気を配る必要があるだろう。

-[[呪縛サークル>呪縛]]は[[リアガードサークル]]ではないため、[[起動能力]]の実質的被害低減は可能でも、[[永続能力]]の[[効果]]のためにはカウントされない。

-[[盟主]]以外の2つの[[能力]]はどちらも「すべての[[ファイター]]」を指定するため、[[タッグファイト]]においてはより大きな[[効果]]を得ることができ、[[永続能力]]によって最大で単体[[パワー]]51000に達する可能性を持つ。ただし、[[起動能力]]は[[相手]]のチームファイターのみならず、味方のチームファイターも[[退却]][[効果]]に巻き込んでしまうことに注意が必要。

-アニメでは「リンクジョーカー編」の[[石田ナオキ]]が使用。第149-150話(VS[[小茂井シンゴ]])では7[[ターン]]目で[[《抹消者 イグニッション・ドラゴン》]]に[[ブレイクライド]]し、[[永続能力]]を含めて合計[[パワー]]+18000を得て、そのままフィニッシャーとなっている。第150話(VS[[長代マキ]])では7[[ターン]]目で同じく[[《抹消者 イグニッション・ドラゴン》]]に[[ブレイクライド]]し、9[[ターン]]目では[[起動能力]]を使用し、[[《抹消者 デモリッション・ドラゴン》]]、[[《アイリスナイト》]]2枚、[[《カローラ・ドラゴン》]]、[[《メイデン・オブ・チェリーストーン》]]2枚を[[退却]]させ、最終的に合計[[パワー]]+16000を得てフィニッシャーとなっている。
--シンゴとのファイトでの[[ブレイクライド]]時の台詞は「全ての戒めを打ち破り、降臨せよ! 荒ぶる雷の最強化身! ブレイクライド! 《抹消者 テンペストボルト・ドラゴン》!」
--[[ブレイクライド]]と[[永続能力]]のコンボ名は「ボルテック・カイザー・サンダーボルト」
---シンゴとのファイトでは「敵のユニットをブッ飛ばし、空いた分だけパワーアップ! これが、敵に破滅の到来を告げる稲妻、ボルテック・カイザー・サンダーボルトだ!」という、ライド口上も含め[[《ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン》]]のものを思わせる台詞を口にしている。

-3DS版「ロック オン ビクトリー」では[[石田ナオキ]]が[[《抹消者 イグニッション・ドラゴン》]]と合わせて使用する。積極的にあちらの[[ブレイクライド]]を使用してくる。

-アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG」では[[馬場タケル]]が使用する[[カード]]。

--第14話(VS[[新導クロノ]])では6[[ターン]]目で[[ライド]]しているが、[[Gユニット]]を主体としたファイト展開だったため、その[[能力]]が使われることはなかった。

--第28話(VS[[新導クロノ]]〈2戦目〉)では5[[ターン]]目で[[ライド]]して[[起動能力]]を使用、タケルの[[《伏竜の抹消者 リンチュウ》]]、クロノの[[《スモークギア・ドラゴン》]]、[[《メーザーギア・ドラゴン》]]、[[《ガンナーギア・ドラコキッド》]]の計4枚を[[退却]]させ、2つ目の[[能力]]によって合計[[パワー]]+18000を得ている(この時、[[ダメージゾーン]]に「[[抹消者]]」の[[カード]]が2枚しかないミスがあった)。

---[[ライド]]時の台詞は「吹けよ風、吠えろ稲妻、巻き起こせ嵐! ライド、テンペストボルト・ドラゴン!」

---[[アタック]]時の台詞は「走り輝け、雷光の刃! サンダードラゴンフラッシュ!」

---[[リミットブレイク]]名は「アルティメット・ハリケーン」

**関連カード [#card]
-「[[抹消者]]」
-[[リミットブレイク]]
-[[エスペシャルカウンターブラスト]]
-[[盟主]]

-[[《アーマーブレイク・ドラゴン》]]
-[[《抹消者 ツインサンダー・ドラゴン》]]
-[[《デトニクス・ドリルドラゴン》]]

-[[《不滅の抹消者 シューブ》]]

**ユニット設定 [#profile]
'''名刀と謳われる刀を幾本も打ってきた帝国きっての名工にして、“なるかみ”の剣客。 今から数えて四百余年前より、作り上げた武器の性能を試す為だけに剣術の腕を磨き、気がつけば剣豪として名を馳せていたという、見方によっては壮絶ともいえる経歴を持つ。 試し斬りの為に戦っているせいか、普段はサンダードラゴンの持ち味である雷の力を一切封じているが、真に強者と認めた相手にだけは敬意を表し、全力を以て相対するという武人気質。 今でも自他共に認める惑星一の刀匠を目指し続けているが、強さを何より重んじる帝国では剣士としての名の方が知れ渡ってしまい、打ち手としての評価をなかなか耳にすることができないらしい。 「最強」ではなく「最高」を目指した結果、「最強」へと近づく事になった男。 彼が惑星最高の刀匠となる時、それは同時に惑星最強の剣士となる日なのかもしれない。'''

**FAQ [#faq]
-Q715 (2013-12-11)
Q. コストが[【カウンターブラスト】(2)-○○]などと表記されている場合、“○○”の部分はどういう意味ですか?
A. コストとして支払うカードの条件です。条件を満たすカードだけで支払ってください。例えば、[【カウンターブラスト】(2)-《ロイヤルパラディン》]とあった場合、ダメージゾーンの「ドラゴニック・オーバーロード」ではコストを支払えません。表の《ロイヤルパラディン》のカード2枚を裏にして下さい。
-Q729 (2013-12-11)
Q. このユニットの【リミットブレイク】能力で呪縛カードは退却しますか? 
-Q580 (2013-12-11)
Q. このユニットの【リミットブレイク】能力で呪縛カードは退却しますか? 
A. いいえ、退却しません。呪縛カードはリアガードではないからです。
-Q730 (2013-12-11)
-Q581 (2013-12-11)
Q. 自分と相手で、リアガードが4枚と呪縛カードが2枚あります。このユニットのパワーはいくつですか?
A. 19000です。呪縛カードのあるサークルは(R)ではないからです。

**収録情報 [#pack]
|[[ブースターパック>カードリスト#bt]]|[[光輝迅雷]]|BT14/008 [[RRR]] イラスト/[[結城遼也]]|'''頂点は、常に1人!'''|
|~|~|BT14/S08 [[SP]] イラスト/[[結城遼也]]|'''我が雷は、気が荒いぞ。 覚悟はいいか?'''|
----
&tag(《抹消者 テンペストボルト・ドラゴン》,ノーマルユニット,グレード3,なるかみ,サンダードラゴン,「抹消者」,【リミットブレイク】(4),盟主);