#author("2023-06-15T20:53:16+09:00","","")
#author("2023-10-09T12:51:31+09:00","","")
*《ドラゴニック・オーバーロード/Dragonic Overlord》 [#top]
|ノーマルユニット 〈3〉 ([[ツインドライブ!!]])|
|[[かげろう]] - [[フレイムドラゴン]] パワー11000 / シールドなし / ☆1|
|&color(red){【永】};【(V)/(R)】:他のあなたの《かげろう》のヴァンガードかリアガードがいないなら、このユニットのパワー-2000。&br;&color(blue){【起】};【&color(black){(V)};/&color(black){(R)};】:[【カウンターブラスト】(3)] そのターン中、このユニットの&color(black){パワー};+5000し、&color(red){『&color(green){【自】};【&color(black){(V)};/&color(black){(R)};】:このユニットのアタックが相手のリアガードにヒットした時、このユニットを&color(black){【スタンド】};する。』};を得て、&color(red){『&color(black){【ツインドライブ!!】};』};を失う。|
 [[帝国の暴竜]]で収録された[[グレード]]3の[[かげろう]]。

 [[元々のパワー]]11000の代償として、他の[[かげろう]]の[[ヴァンガード]]か[[リアガード]]がいないと常時[[パワー]]-2000を得る[[永続能力]]を持っている。
 普通は何かしら[[リアガード]]を[[コール]]しているので気にする必要はなく、また[[かげろう]]以外の[[ヴァンガード]]や[[リアガード]]が他に存在しても構わないが、[[相手]]側の[[能力]]などで[[リアガード]]がいなくなると有効になってしまう点には注意が必要である。
 普通は何かしら[[リアガード]]を[[コール]]しているので気にする必要はなく、また[[かげろう]]以外の[[ヴァンガード]]や[[リアガード]]が他に存在しても構わないが、[[相手]]側の[[退却]]や[[呪縛]]などで[[リアガード]]がいなくなると有効になってしまう点には注意が必要である。

 2つ目の[[能力]]は、[[自動能力]]を得る[[起動能力]]という特殊な[[能力]]であり、[[カウンターブラスト]](3)で、その[[ターン]]中、[[パワー]]+5000と『[[相手]]の[[リアガード]]に[[ヒット]]した時に自身を[[スタンド]]する[[自動能力]]』を得て『[[ツインドライブ!!]]』を失う。

 この[[起動能力]]は[[ヴァンガードサークル]]で使うと最大で[[リアガード]]2枚を[[退却]]させ、通常より1回多い3回の[[ドライブチェック]]を狙うことができる。
 しかし、最初の[[アタック]]を止められると1回しか[[ドライブチェック]]出来ずに終わってしまう。
 つまり[[手札]]が1枚少なくなり、[[トリガー>トリガーアイコン]][[効果]]が発動する機会も減るという大きなリスクがある。

 [[相手]]にしてみればいいこと尽くめなので[[ガード]]を選ばれるのは間違いなく、[[相手]]の[[手札]]では[[ガード]]できないと確信できる状況でない限りは使用すべきではない。

 一方、この[[能力]]は[[リアガードサークル]]でも使うことができる。
 もともと[[ドライブチェック]]ができないので[[ツインドライブ!!]]を失うデメリットが無効化され、メリットのみを得られる。
 加えて[[スタンドトリガー]]の対象にもなるため、[[スタンド]]に失敗した後も[[ヴァンガード]]の[[ドライブチェック]]で[[スタンドトリガー]]が出れば[[パワー]]+5000と[[起動能力]]で得た[[能力]]を持ち越して再び[[アタック]]できる。
 [[ドライブチェック]]を増やすよりも、[[相手]]の[[リアガード]]や[[ガーディアン]]を削って[[アドバンテージ]]を稼ぐことが、この[[能力]]の真髄と言えるだろう。

 また、[[《鎧の化身 バー》]]で[[ブースト]]する等して[[パワー]]+8000以上を与えれば単体で[[パワー]]19000[[ライン]]を超え、大半の[[グレード]]2[[ユニット]]に対して通常より多い[[シールド]]を要求できることは覚えておきたいところである。

 流石に[[コスト]]が重いものの、[[《リザードソルジャー グローム》]]や[[《リザードジェネラル コンロー》]]等を利用すれば、見た目より実用的に使用できるだろう。

 複数の[[カード]]に対応する[[クロスライド]]元でもあるが、上記の通りこの[[カード]]は実質的には[[リアガード]]要員であり、[[クロスライド]]を狙って運用するのであれば[[ブレイクライド]]で更なる[[スタンド]][[能力]]を与えることができる[[《ドラゴニック・オーバーロード》(ブレイクライド)]]を使用する方が良い。

-[[起動能力]]で得られる[[自動能力]]の[[誘発条件]]は、「このユニットのアタックが''相手のリアガードに''ヒットした時」である。そのため、[[タッグファイト]]においては相手のチームファイターの[[《禁忌の星輝兵 ルビジウム》]]の[[能力]]で、[[バトル相手]]を変更された場合、その[[バトル]]の結果に関わらず[[誘発条件]]を満たすことができなくなることに注意。

-このゲームにおいて初めての[[元々のパワー]]11000を持つ[[カード]]である。単独での[[アタック]]が[[ヒット]]する[[ユニット]]が限定されるその防御力は、[[パワー]]10000の[[グレード]]3が多く、[[グレード]]2[[バニラ]]の採用率も高かった初期においては絶大な存在感を誇っていた。[[かげろう]]は[[グレード]]1以下の[[リアガード]]を[[退却]]させて[[ブースト]]を阻害することに長けているため、殊更この部分での恩恵を受けやすいのである。
--この[[パワー]]11000を丁度10000超える[[パワー]]21000[[ライン]]の確保は、現在も[[デッキ]]構築における重要な課題の一つである。

-[[起動能力]]の[[効果]]は、全てがその[[ターン]]中のみ適用される。使用したとしても次の[[ターン]]から[[パワー]]11000に戻り、[[スタンド]][[能力]]を失い、[[ツインドライブ!!]]を取り戻す。現在ではそう珍しくないものの、初期の[[カード]]としては複雑なテキストであるため、特に[[能力]]を得る・失う点については誤解されることも多かった。

-ヴァンガード最初の公認大会である「トライアルデッキ大会」では、この[[カード]]を[[ヴァンガード]]とし、[[相手]]のこの[[カード]]に対抗できる[[《断罪の騎士 ボールス》]]を[[リアガード]]として運用する[[デッキ]]、通称「オバロボールス」がその環境における[[デッキ]]の最終形とされ、[[パワー]]11000の強さを知らしめた。
--[[リアガードサークル]]でも使用できる[[能力]]を持ち、[[混合クランデッキ>デッキ集#mixed_clan_deck]]でも十分に運用することができるため、[[起動能力]]と相性の良い[[リアガード]]の[[スタンド]][[能力]]を持つ[[カード]]と組み合わせた[[デッキ]]はその後もいくつか考案されている。

-「カードファイト!! ヴァンガード ライド トゥ ビクトリー!!」購入特典での再録時に、[[起動能力]]で得る[[能力]]と失う[[能力]]の全体が赤字に修正されている。

-ブシロード7週年企画の一環「ヴァンガード声優サインカードキャンペーン」として、[[櫂トシキ]]役の佐藤拓也の箔押しサインカードが配布された(「TD02/001」版等と同じイラストが採用されている)。

-アニメ・漫画では[[櫂トシキ]]が使用する、彼のエースカード。ヴァンガードという作品において[[《ブラスター・ブレード》]]と並ぶ看板[[カード]]だが、彼は全編通して複数の[[グレード]]3の[[カード]]を使用するので、使われないことも度々ある。
--初登場となる第2話(VS[[先導アイチ]])では[[起動能力]]出る[[自動能力]]を「エターナル・フレイム」と称し、かつ遺憾なくその[[効果]]を発揮して3回の[[アタック]]を決めたが、[[ヒールトリガー]]によって凌がれてしまう。
--第29話(VSキックのシュウ)では初めて[[リアガードサークル]]に[[コール]]された。第44話(VS[[コーリン>立凪コーリン]])でも[[コール]]しているが、[[リアガードサークル]]上で[[起動能力]]を使用したことはない。
--[[ライド]]時の台詞は「これが俺の本当の姿だ。ライド・ザ・ヴァンガード! この世の全てのものを焼き尽くす黙示録の炎! 《ドラゴニック・オーバーロード》!」
--また、第38話(VS[[先導アイチ]])では[[三和"大納言"タイシ>三和タイシ]]が使用。[[コール]]され、[[カウンターブラスト]]と[[トリガー>トリガーアイコン]][[効果]]で[[パワー]]を上げるも、[[《閃光の盾 イゾルデ》]]で[[完全ガード]]された。
--「エターナル・フレイムでリアガードを殲滅、その過程でクリティカルトリガーを乗せたアタックをヴァンガードに叩き込む」というパターンは序盤における定番の勝ち筋だったが、第30話で[[矢作キョウ]]によって初めて阻止された(しかし[[ヒールトリガー]]の[[効果]]によって[[コスト]]を確保し、再度使用して勝利している)。
--第64話では惑星クレイでの会議にこの[[ユニット]]が出席していた。他数名同様、サイズの都合か席につけず後ろに立っている。

-3DS版「ライド トゥ ビクトリー」では[[櫂トシキ]]や[[三和タイシ]]、ミルキィホームズのネロが[[《ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド》]]の[[クロスライド]]元として使用する。
---ネロの[[ライド]]時の台詞は「僕の切り札、ここで見せるよ!」
--3DS版「ロック オン ビクトリー」でも[[櫂トシキ]]が[[《ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド》]]の[[クロスライド]]を狙う[[デッキ]]を使用する。前作との違いとして[[ファーストヴァンガード]]が[[《リザードソルジャー コンロー》]]から[[《レッドパルス・ドラコキッド》]]に変更されている。

-アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG」では[[ヴァンガード普及協会]]・ドラゴンエンパイア支部にこの[[カード]]の巨大模型が展示されている。「ストライドゲート編」にて、[[《クロノビート・バッファロー》]]によって破壊された。
--第16話のドラゴンエンパイア祭りでは、射的の景品としてこのカードのフィギュアが置かれていた。

**関連カード [#card]
-「[[オーバーロード]]」

-[[《ドラゴニック・オーバーロード》(ブレイクライド)]]
-[[《ドラゴニック・オーバーロード》(フォース)]]
-[[《ドラゴニック・オーバーロード》(Dシリーズ)]]

-[[《ドラゴニック・オーバーロード “The Яe-birth”》]]
-[[《ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド》]]

-[[《エターナルブリンガー・グリフォン》]]

-[[《煉獄皇竜 ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート》]]

-[[《ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン》]]
-[[《抹消者 ドラゴニック・ディセンダント》]]

**ユニット設定 [#profile]
'''軍事国家の航空攻撃部隊・かげろうの指揮官。神速の機動力で最大の戦果を挙げる。&br;他を圧倒する様に、戦場では「真紅の死神」「黙示録の風」とも呼ばれる。&br;地獄の業火に例えられるブレス「エターナル・フレイム」が放たれた時、&br;すべての者は消えることのない絶望の炎に恐れおののく。'''
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'''軍事国家の航空攻撃部隊“かげろう”の指揮官にして「オーバーロード」の名を冠するドラゴンの中のドラゴン。他を圧倒するその戦いぶりから「真紅の死神」「黙示録の風」とも呼ばれる。地獄の業火に例えられるブレス「エターナル・フレイム」が放たれた時、すべての者は消えることのない絶望の炎に恐れおののく。'''

-この[[カード]]は[[今日のカード]]にて2011年1月17日と2011年3月10日、2013年5月20日の3度紹介された。紹介文は同じだったが、3月10日ではBT01/004版の[[Daisuke Izuka]]氏が手掛けたイラストが公開され、2013年5月20日には[[ファイターズコレクション2013]]仕様のものが公開され、これまでとは部分的に異なる設定が紹介された。

**FAQ [#faq]
-Q44 (2011-03-12)
Q. ヴァンガードのこのカードが2つ目の能力を発動した時、このユニットがアタックするごとにドライブチェックを行いますか?
A. はい、行います。『ツインドライブ!!』は失っていますが、トリガーステップのたびにドライブチェックを行います。
-Q382 (2013-04-26)
Q. ヴァンガードのこのカードが2つ目の能力を発動した時、このユニットがアタックするごとにドライブチェックを行いますか?
A. はい、行います。『ツインドライブ!!』は失っていますが、トリガーステップのたびにドライブチェックを行います。
-Q382 (2013-04-26)
Q. 2つ目の能力はアタックした時に使えますか?
A. この能力は、起動能力ですので、アタックする前のメインフェイズにコストを支払って発動させる必要があります。
-Q548 (2013-11-21)
Q. ヴァンガードのこのカードが2つ目の能力を発動した時、『ツインドライブ!!』を失うのはいつですか?
A. 能力を解決した時に失います。そのターンのバトルは、すべて『ツインドライブ!!』を失った状態で行われます。
-Q549 (2013-11-21)
Q. ヴァンガードのこのカードが2つ目の能力を発動した時、このユニットがアタックするごとにドライブチェックを行いますか?
A. はい、行います。『ツインドライブ!!』は失っていますが、トリガーステップのたびにドライブチェックを行います。
-Q650 (2013-11-21)
Q. 2つ目の能力はアタックした時に使えますか?
A. この能力は、起動能力ですので、アタックする前のメインフェイズにコストを支払って発動させる必要があります。

**収録情報 [#pack]
|[[トライアルデッキ>カードリスト#td]]|[[帝国の暴竜]]|TD02/001 イラスト/[[伊藤彰]]|'''焼き尽くせ、黙示録の炎! エターナルフレイム!'''|
|[[ブースターパック>カードリスト#bt]]|[[騎士王降臨]]|BT01/004 [[RRR]] イラスト/[[Daisuke Izuka]]|'''燃え盛れ、絶望の炎! エターナルフレイム!'''|
|~|~|BT01/S04 [[SP]] イラスト/[[伊藤彰]]|'''燃え盛れ、絶望の炎! エターナルフレイム!'''|
|[[はじめようセット>カードリスト#hs]]|[[はじめようセット レッド]]|TD02/001 イラスト/[[伊藤彰]]|'''焼き尽くせ、黙示録の炎! エターナルフレイム!'''|
|[[PRカード]]|「カードファイト!! ヴァンガード ライド トゥ ビクトリー!!」購入特典|PR/0106 デザイン:[[伊藤彰]] イラスト:[[TMS]]|'''焼き尽くせ、黙示録の炎!エターナルフレイム!'''|
|[[PRカード]]|大ヴァンガ祭2013 大会参加賞|~|~|
|[[スペシャル/コレクション>カードリスト#special_collection]]|[[ファイターズコレクション2013]]|FC01/S07 [[SP]] イラスト/[[伊藤彰]]|'''この世の全てのものを&br;焼き尽くす黙示録の炎!'''|
|[[エクストラブースター>カードリスト#eb]]|[[創世の竜神]]|EB09/004 [[RR]] イラスト/[[伊藤彰]]|'''舞い踊れ黙示録の熱波! エターナル・フレイム!'''|
|[[PRカード]]|ブシロード7周年記念スペシャル企画 ヴァンガード声優サインカードキャンペーン|PR/0216 イラスト/[[伊藤彰]]|'''(※なし)'''|
|[[PRカード]]|ファイブクロス「カードファイト!! ヴァンガード」初回生産ボックス特典|PR/0268 イラスト/[[伊藤彰]]|'''この世の全てのものを焼き尽くす黙示録の炎!'''|
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&tag(《ドラゴニック・オーバーロード》,ノーマルユニット,グレード3,かげろう,フレイムドラゴン,「オーバーロード」);